2024 年１月 12 日
ユナイテッド＆コレクティブ株式会社
上場維持基準（純資産基準）の適合に向けた計画に基づく進捗状況について
当社は、2023 年４月 14 日に公表しております「2023 年２月期 決算短信［日本基準］（非連結）」に記載のとおり、2023 年２月末時点において 743 百万円の債務超過となり、東京証券取引所グロース市場における純資産に関する上場維持基準に適合しない状態となったため、2023 年５月 19 日に「債務超過解消に向けた計画について」を開示しております。つきましては、2024年２月期第３四半期における上場維持基準（純資産基準）の適合に向けた計画の進捗状況について、下記のとおりお知らせいたします。
記
１．2024 年２月期第３四半期決算の状況について
本日開示しました「2024 年２月期第３四半期決算短信［日本基準］（非連結）」に記載のとおり、当社は、2024 年２月期第３四半期において、売上高は 4,641,738 千円（前年同期比 18.6%増）となり、売上総利益は 3,527,823 千円（前年同期比 23.0%増）、営業利益は 68,279 千円（前年同期は営業損失 897,626 千円）、経常利益は 57,775 千円（同経常損失 693,788 千円）、四半期純利益は 7,748 千円（同四半期純損失 671,415 千円）となり、当該第３四半期における債務超過の額は、366,877 千円（前事業年度末債務超過の額 743,302 千円）となっております。
２．債務超過の解消に向けた基本方針について
当社は、2023 年５月 19 日に公表しました「債務超過解消に向けた計画について」に記載のとおり、事業面及び財務面での安定化を図り持続的な収支の改善を図ることで、当該状況の解消・改善に努めてまいります。
３．基本方針を踏まえた取り組みの進捗状況について
① 事業面の取り組み
(1) 売上面においては、「てけてけ」業態において、居酒屋需要の回復を受け全店の営業時間を延長し、「the 3rd Burger」業態の客足回復が好調な要因である『期間限定メニュー』の導入を行いました。引き続きトップラインの回復に向け、新商品開発や QSC 向上の取り組みを推進しております。
(2) 費用面においては、不採算店の整理及び本部コスト削減の取り組みは完了しております。原材料費や光熱費など物価高騰の影響については価格転嫁により吸収しており、第２四半期に引き続き原材料費率・水道光熱費率は計画通りの進捗で推移しております。
(3) これらの取り組みにより、2024 年２月期においては営業黒字へ転じ、2025 年２月期においては 2020 年２月期を上回る営業利益の計上を計画しております。なお、当第３四半期累計期間において営業黒字へと転じております。
② 財務面の取り組み
当社は、資本増強にともなう財務体質の改善及び運転資金、事業資金の調達のため、2023年２月 15 日に公表しております「第８回乃至第 10 回新株予約権（行使価額修正条項付）の発行及び新株予約権の買取契約の締結並びに第７回新株予約権の買入消却に関するお知らせ」のとおり、第三者割当による新株予約権の発行を行っております。当第３四半期累計期間において第８回新株予約権の行使により調達した資金は 352,450 千円となっております。
４．今後の見通しについて
引き続き、業務改善に取り組み、持続的な収支の改善を図るとともに、今後も第三者割当増資などの資本増強に向けた施策を推進し、当該状況の解消・改善に努め、債務超過解消を目指してまいります。
なお、2023 年２月期の債務超過は、新型コロナウイルス感染症の影響に起因するものであるため、上場維持基準の「純資産」に係る改善期間が、１年から２年に延長されております。
今後におきましては、事業年度末日で債務超過の解消が確認されるまでの間、四半期ごとに当該取り組みに関する報告を実施させていただきます。
以 上
