上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について

2024/06/21  リズム 株式会社 

2024年6月21日

リズム株式会社

上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について

当社は、2021 年 12 月 23 日にプライム市場の上場維持基準への適合に向けた計画書(以下計画書)を提出し、その内容について開示しております。また、2023 年6月 21 日に公表した「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」にて、2023 年3月末時点における計画の進捗状況等を開示しております。この度、2024年3月末日時点において、プライム市場のすべての上場維持基準に適合していることを確認いたしましたのでお知らせいたします。



1.当社の上場維持基準の適合状況の推移

当社は 2023 年3月末日時点においてプライム市場の上場維持基準に対し、「流通株式時価総額」について基準を充たしておりませんでした。計画書に基づき各種取組を進めてまいりました結果、2024 年 3 月末日時点において「流通株式時価総額」の基準に適合いたしました。

流通株式数
流通株式 時価総額
流通株式 比率
1日平均 売買代金

当社の 適合状況 及びその推移
2021 年6月末時点 (移行基準日)※1
54,718(単位)
44 億円
65.2%
0.07 億円
2023 年3月末時点 ※2
54,904(単位)
90 億円
65.4%
0.37 億円※3
2024 年3月末時点 ※4
31,535(単位)
111 億円
37.6%
0.60 億円※5
上場維持基準
20,000(単位)
100 億円
35%
0.2 億円
2024 年3月末時点適合状況
適合
適合
適合
適合

※1、2、4 2021 年 6 月末時点(移行基準日)の当社の適合状況並びに 2023 年3月末時点及び 2024 年3月末時点の流通株式数、流通株 式時価総額及び流通株式比率は、東証がその時点で把握している当社の株券等の分布状況等をもとに算出を行ったものです。
※3、5 2022 年 12 月末時点及び 2023 年 12 月末時点で、東証が適合状況を確認した結果の通知をもとに記載しております。

なお、証券会社と事業法人等が所有する株式のうち、当社が直近の大量保有報告書(変更報告書)を参照のうえ一定の流動性を確認した株式を加算した場合、流通株式数は 55,014(単位)、流通株式時価総額は 195 億円、流通株式比率は 65.6%となります。これらの株式を除いた場合においても当社は上場維持基準を満たしており、これらの株式は東証が適合状況を確認した結果の通知において流通株式に含まれておりません。

2.上場維持基準の適合に向けた取組の実施状況及び評価と今後の取組み

2021 年 12 月 23 日に提出した計画書に基づき、プライム市場上場維持基準の充足に向けた取組を進めてまいりました。その結果、1 日平均売買代金は 2022 年 12 月末時点で基準を超える水準となり、流通株式時価総額につきましても、2024 年3月末時点においては適合しております。今後も引き続き上場維持基準への適合を維持すべく、計画書に記載の各種取組を推進してまいりますとともに、2024 年3月4日に開示しております『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について』に示しております通り、業績回復による企業価値向上を第一に、資本コストや株価を意識した経営の実現、PBR の向上に努めてまいります。詳細につきましては、以下の記載事項と併せ添付の『上場維持基準の適合に向けた取組の進捗状況と今後の取組について』をご参照ください。

(1)業績向上による時価総額の向上に向けた取組
① 中期経営計画推進による業績及び ROE の向上
2022 年3月 23 日に公表した 2022 年 4 月からの 3 か年における中期経営計画に基づき、業績の改善と企業価値の向上に取り組んでおります。精密部品事業においては事業戦略の実現のために、生産性の向上への取組や海外売上拡大に向けた M&A を実施、また、生活用品事業においては、事業構造改革を進め、クロックの採算合理化へ向けた各種取組みや新たな柱と位置付ける快適品のラインナップ・販路強化に注力してまいりました。中期経営計画の2か年目にあたる 2024 年 3 月期の全体業績は中期経営計画の売上高・利益目標に対しては未達となりましたが3期連続で増収を続けております。 2024 年3月期は生活用品事業の構造改革の成果による大幅な利益改善と精密部品事業の受注回復も見込まれ、中期経営計画最終年度の 2025 年 3 月期の売上高は計画通りの着地で前期比増収を見込んでおり、利益面は計画を下回るものの前期比増益を見込んでおります。

② 株主還元施策
当社は配当性向 30%以上を配当基本方針とし、業績、手元資金、投資の状況に応じて更なる配当を行うこととしてまいりました。こうした方針のもと、成長投資と株主還元の強化をバランスよく進めながら、資本効率の向上を図ることが更なる株主価値・企業価値向上に資するものと判断し、2023 年 3 月期の配当金は2期連続の増配を行い、配当性向 50%、一株当たり配当金を 48 円 50 銭といたしました。2024 年3月期も、当期利益は減益となったものの配当は据え置き 48 円 50 銭といたします。なお、2025年3月期は業績の伸長を背景に増配し、73 円を予定しております。

③ IR の強化
情報開示の質量充実を図るとともに、決算説明会や 1on1 ミーティング、各種コミュニケーションツールやアンケート等を通じ、成長戦略や財務・資本政策等について投資家との対話を推進しております。2024 年3月期は新たな取組として個人投資家向けの決算説明会を開催いたしました。引き続き当社の企業価値と成長性を適正に評価いただけるよう、IR 活動を強化してまいります。

④ コーポレートガバナンスの向上
コーポレートガバナンス・コードについて、プライム市場上場会社を対象とする項目を含めた全項目について、実施に向けた取組を進めております。残す2項目のコンプライに向けて、2025 年3月期に後継者育成計画の策定、2026 年3月期に TCFD に基づく気候関連財務情報開示を行うことを目指し、推進してまいります。

(2)流通株式比率の更なる向上に向けた取組
流通株式比率はプライム市場上場維持基準を充たしておりますが、更なる向上を目指してまいります。政策保有株式として保有される当社株式について縮減を図るべく、保有する企業の方針に配慮しつつ対話を進めております。

(3)資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
上場維持基準の適合維持はもとより、持続的な企業価値向上に努めるべく、資本コストや株価を意識した経営の実現、PBRの向上に努めてまいります。当社では資本コストを上回る資本収益性の確保と、適切な市場評価を得ることを課題と認識しております。中期経営計画に基づく業績回復を第一に、成長実現のための経営資源の適切な配分を行ってまいります。

以上

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.rhythm.co.jp/ir/ir_pdf/2024/20240621_1.pdf

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