デジタルツイン技術を活用した伝統的建造物の保全の取り組み

2024/05/15  地盤ネットホールディングス 株式会社 

2024 年 5 月 15 日

地盤ネットホールディングス株式会社

デジタルツイン技術を活用した伝統的建造物の保全の取り組み

地盤ネットホールディングス株式会社(所在地:東京都新宿区、代表:新美輝夫)の子会社、地盤ネット株式会社(東京都新宿区、代表:荒川高広)は、京都市の公民連携プラットフォーム「KYOTO CITY OPEN LABO」の採択事業として、デジタルツイン(※1)技術を活用し、嵯峨鳥居本伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物である「京都市嵯峨鳥居本町並み保存館」のデジタルデータ化を実施いたしました。

◆3D スキャンの実施と BIM モデリングによる図面データ化
今回の取組は、京都市都市計画局都市景観部景観政策課と連携し、京都市が伝統的建造物の一般公開施設として活用している「嵯峨鳥居本町並み保存館」を対象物件として選定いたしました。

「古い建物で既存図面が無いため、万が一の際に復元が難しい」という課題を踏まえ、建物が健全である今の状態をデジタルデータ化しておくことで、町並みの保全に繋げたいとの要望をいただき、撮影を実施しました。

点群データ(※2)から BIM モデリングを作成し、精度の高い CAD データのご提供が可能となりました。

また、点群データと実写映像を組み合わせたウォークスルー形式の建物紹介をご提案しました。

◆伝統的建造物の課題を解決
地盤ネットでは、今回の制作事例をサンプルとし、伝統的建造物の保全と保護に役立つよう、全国の自治体とも連携を図り、取り組みを進めてまいります。

※1<デジタルツインとは>
デジタルツインは、現実世界から集めたデータを基にデジタルな仮想空間上に双子(ツイン)を構築し、様々なシミュレーションを行う技術。

※2<点群データとは>
点群データは、空間内の座標を持つ沢山の点の集まりで、点の集まりが物体の形を表現。
これには色情報も含まれており、リアルな空間画像を再現することができる。

<地盤ネット株式会社>
住宅地盤の専門医として、住宅地盤の調査・解析・補償を一貫して行う「地盤安心住宅®」を展開。

また、3D パース・ウォークスルー動画によるプレゼンテーション支援と合わせ、BIM モデリング業務の請負を通じて、建設業界の BIM 化推進に取り組んでいます。

地盤安心住宅®(住宅事業者向け): https://jibannet.co.jp/system/
BIM パース・ウォークスルー動画: https://jibannet.co.jp/perspective/
URL: https://jibannet.co.jp

■「4DKanKan Next Akiba ’24」登壇のお知らせ
2024 年 5 月 22 日(水)に開催される「4DKanKan Next Akiba ’24」第1部セッションにて、 今回の4DKanKan・デジタルツインを活用した取り組み・成果をご紹介いたします。
4DKanKan Next Akiba "24

<本件に関するお問い合わせ先>
地盤ネット株式会社 事業企画部 広報担当 髙瀬・原田
TEL:03-6265-1803 FAX:03-6265-1804 MAIL:press@jibannet.co.jp

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