【新サービス】多様な人が同じ空間で働くことを目的としたTASKIからラインナップ第一弾となる「TASKI COFFEE」の提供開始

2024/06/21  株式会社 スタートライン 

障害者雇用支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会“を目指す株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治)は、2024年6月3日(月)から、多様な人が同じ空間で働くことを目的とした新サービス「TASKI(タスキ)」をスタートしました。TASKIは、様々なプロフェッショナルが持つノウハウと当社が培ってきた障害者支援のノウハウを掛け合わせ、多様な人が同じ空間で働くことを前提に、これからラインナップを展開していく予定です。TASKIラインナップの第1弾として、高品質なコーヒー製作と障害者就業支援を掛け合わせた「TASKI COFFEE(タスキコーヒー)」の提供を開始し、障害者雇用における働き方の選択肢を増やしてまいります。



TASKIについて
スタートラインは、誰もが自分らしく生きる社会に向けて、障害者就業支援に取り組んでいます。

同様に多くの企業が多様な社会の実現に向け障害者雇用を促進しています。
企業からは「障害がある社員とその他の社員が同じ空間(企業のオフィス内)で働くことを実現させたいが、どんな仕事をお任せし、どのように専門性を高めキャリア形成すべきかわからない」といった声が上がっています。

一方、障害者からは「同じ空間で働きたいが、自分に適した業務があるかわからない、 また同じ空間の中で安定的に働けるか不安」という声もあります。

双方に接点がある私たちだからこそ、その思い(たすき)をつなげたいと考え、 「障害のある社員がその他の社員と同じ空間で行う業務」を軸に、 質の高い成果物とキャリア形成を実現するサービス“TASKI”が生まれました。

“TASKI”のサービス名は駅伝競走で使用される「襷掛け」からインスピレーションを受け、わたしからあなたへ、あなたからわたしへと、人から人へ関わりや想いを繋いでいくことの意味を込めています。

「私からあなたへ、あなたから私に、“TASKI”が人や想いを社会とつなぎ、関わるすべての人の自立を創造する」 をコンセプトに様々な”プロフェッショナル”が所有する突出したノウハウと、当社が培ってきた障害者雇用支援、就労支援のノウハウを掛け合わせることで、障害のある社員が、その他の社員と同じ空間(例えば企業のオフィス内)で行う業務を創出し、活躍の場を広げるサービスです。

TASKI COFFEEについて
■TASKI COFFEE
TASKIラインナップの第1弾となるTASKI COFFEEは、障害者がオフィスで高品質なコーヒー製作やドリップパックなどのノベルティ制作を行うことで、コーヒーを通じて社員のエンゲージメントや生産性向上、イノベーション創出に寄与し、オフィスの“主役”となることを思い描いています。

・具体的な仕事内容について
農作物であるコーヒーは収穫されてから多くの工程を経て、コーヒー「生豆」になります。どれだけ良質なコーヒー生豆を仕入れたとしても、「欠点豆」と呼ばれる不良な生豆が混入しています。欠点豆はコーヒーの味に悪い影響を与えるため、取り除くことでコーヒーの品質を向上させることができます。コーヒー豆から欠点豆を取り除く作業を“ハンドピック”といい、豆を一粒ずつ目で見て、手で触れながら選別することでエグ味や渋みがなくなり、コーヒー豆本来の味を楽しむ事ができます。
TASKI COFFEEでは、障害者が"ハンドピック”を行うことで「高品質なオリジナルブレンドのコーヒー」が成果物として作られ、企業の用途に合わせてノベルティや福利厚生として社員に振舞われるなど事業活動に貢献します。



サービスの特徴
- ビジネスシーンにマッチしやすいコーヒー
障害者が製作する高品質な企業オリジナルコーヒーは、企業の様々な事業活動(来客時や社員の休憩時の飲み物、会社説明会や株主総会で配布するノベルティなど)で活用することができます。コーヒーをきっかけに社内外のコミュニケーションを活性化し、社員のエンゲージメントや生産性向上、イノベーション創出に寄与します。
- 軽作業が得意な障害者に合った業務を構築しステップアップまで支援コーヒー生豆のハンドピックからドリップパックへの製品化業務だけでなく、キャリアアップ研修を通してブレンダーやバリスタなど専門性の高い業務へチャレンジする機会を設け、資格取得などのステップアップも支援します。
- 初めての障害者雇用でも安心TASKI COFFEEは、採用から研修、定着支援までトータルで支援します。当社が障害者就業支援で培ったノウハウを、採用時のアセスメント、研修プログラム、独自の支援システムを用いた定着支援に反映し、障害者のセルフマネジメント力の向上を支援します。

スタートラインのサポートとは?
スタートラインは、障害者雇用において属人的に支援するのではなく、職業リハビリテーション技法に加えて、心の問題に対する心理的アプローチを実践した科学的根拠に基づいた支援を行います。社内に設置した研究部門では、支援技術の研究開発を行い、その支援技術を活用し、障害者が安定的に就労、キャリアアップするための支援を継続的に行っています。

6/3より稼働開始した企業様の声
・保険代理店 A社様
「TASKI COFFEEの活用は、その成果物を事業活動に活用するだけでなく、障害のある方がその能力を十分に発揮し、健常者と共に企業活動・社会活動に参加することで、働く喜びや生きがいを見出していただき、企業としても更なるノーマライゼーションを実現していくことを目的としており、それに寄与するサポートを期待しております。」

【企業様向けのご案内】
TASKI COFFEEに興味がある企業様に2つのTASKI COFFEE体験プログラムをご用意しています。
・バリスタ派遣
「TASKI COFFEEのバリスタ派遣プログラム」は、実際にTASKI COFFEEで提供されるハイクオリティのコーヒーを専門的な訓練を受けたバリスタが貴社に赴いて実際にご提供します。
社内の関係者にお声掛けいただき、高品質なコーヒーをきっかけとした社交の場を体験ください。

・職場見学
「スタートライン(三鷹本社)のコーヒーカウンター見学」は、TASKI COFFEEの障害者スタッフがお客様に心温まるサービスを提供します。
コーヒーカウンターでおいしいコーヒーを楽しみながら、実際に障害者が活躍するTASKI COFFEEの世界観をご体験ください。実際にコーヒーマシン等も展示しておりますので、業務体験なども可能です。



▼お問い合わせ先
メール:taski_coffee@start-line.jp
担当:高津(こうづ)

【求職者向けのご案内】
TASKI COFFEEで働くことにご興味ある方に向けたTASKI COFFEE体験会をご用意しています。
・TASKI COFFEE体験会
TASKI COFFEEで実際に行う業務であるハンドピックやドリップパックのパッケージ加工を体験することができます。開催日についてはお気軽に問合せ下さい。



▼お問い合わせ先
メール:taski_coffee@start-line.jp
担当:高津(こうづ)
TASKI COFFEE提供の社会背景
現在、従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を法定雇用率以上にする義務があります。民間企業の法定雇用率は、2024年4月から2.5%となり、2026年7月から2.7%以上へ引き上げが決まっています。
しかし、厚生労働省が発表した「令和5年 障害者雇用状況の集計結果」によると法定雇用率達成企業の割合は50.1%で、約半数の企業が未達成という状況です。法定雇用率未達成企業のうち、障害者を1人も雇用していない企業は31,643社にのぼり、未達成企業(53,963社)に占める割合は、58.6%という結果が出ています。
特に中小企業における初めての障害者雇用において、障害者支援のノウハウ不足、業務創出の困難さ、環境整備を行うことが難しいなどの理由から、障害者雇用の取り組みが進まない企業が多くあります。
株式会社スタートライン
ABA(応用行動分析)と第三世代の認知行動療法に基づいた効果的で専門的な支援で、障害者雇用の新しい「場」づくりから定着支援までワンストップで実現する会社です。
「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」の企業理念のもと、2009年創業以来、障害者雇用支援の領域において障害者の「採用」と「定着」に重きを置き、障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス「INCLU」を運営。障害者雇用に関する総合コンサルティングを軸に、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」、ロースタリー型障害者雇用支援サービス 「BYSN」、企業/障害当事者向けカスタマイズ研修、在宅雇用支援、障害者採用支援などサービスメニューを拡充しています。一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会を目指しています。





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