ジャパンハート、沖縄県の要請を受け新型コロナウイルス感染症対策医療チームを派遣

2021/08/03  特定非営利活動法人 ジャパンハート 

全国で76件目となるクラスター支援

特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長 吉岡春菜、以下ジャパンハート)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、8月3日より沖縄県へ医療チームを派遣しております。


ジャパンハートは沖縄県からの要請を受け、8月3日より医療チームの派遣を行いました。まずはうるま市の病院に対し看護師2名と調整員1名を派遣し、感染制御および現場医療従事者のサポートを実施しております。自治体や厚生労働省傘下のDMATと連携のもと、「医療の届かないところに医療を届ける」活動に従事します。

なお、ジャパンハートは第2波より継続して沖縄支援を実施しており、第4波では2021年5月17日より7月6日まで支援を実施していました。新型コロナウイルス感染者数の増加により、今回新たにクラスター支援班を派遣いたします。

【関連記事】
▼2020年8月20日発出:ジャパンハート、医療従事者不足がひっ迫している沖縄県で 緊急医療支援を決定
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▼2020年10月27日発出:ジャパンハート、沖縄県の要請を受け 石垣島で緊急医療支援を決定
https://www.japanheart.org/topics/20201027.html

▼2021年2月1日発出:ジャパンハート、沖縄県宮古島市へ医療チーム派遣を決定 同県内で3件目のクラスター施設支援
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▼2021年5月20日発出:ジャパンハート、沖縄県国頭郡の特別養護老人ホームへ医療チーム派遣 県内で5件目のクラスター支援
https://www.japanheart.org/topics/press-release/210520.html

【ジャパンハート 新型コロナウイルス感染症拡大抑制の医療支援】
新型コロナウイルス感染症拡大抑制を目的として、ジャパンハートは2020年4月以降、全国で医療支援を実施して参りました。

1. 医療支援チームの派遣


2020年4月以降、全国各地の病院や介護福祉施設に、医師・看護師等で構成される医療チームの派遣を継続しています。クラスターが発生すると、感染による欠勤や人材派遣会社の撤収により、深刻な職員不足に陥ります。また医療機関の病床ひっ迫により、福祉施設で陽性患者を治療しなければならない等、外部からの適切な支援が必要となります。

2. 医療物資の配布



「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを実施し、1万5千人の方から約1億5千万円の資金を募り、マスク200万枚を調達。第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。


3. 介護福祉施設への感染対策指導



[新型コロナウイルス緊急救援へのご寄付を受付中 ~withコロナでも安心ある生活を送るために~] 全国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者の方向けに、2020年6月から12月の約半年間にわたり、クラスター発生時に備えた感染症対策指導を実施しました。

防護具の着用指導、施設内のゾーニングに関する指導を、2020年12月末までに、658法人、計1599名の参加者に対して実施しました。

4. 医療現場と支援を結ぶ「ジャパンハートソーシャルネットワーク」の構築
災害などの有事における日本国内の医療・介護現場の正確な状況把握、医療支援活動に協力してくださる医療従事者同士の繋がりを強固にするための「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」を2020年4月28日より開始し、現在、このプラットフォームの登録者数は854人に上っています。

詳細:「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」開始
https://www.japanheart.org/topics/press-release/200428.html

その他、新型コロナウイルスに関する支援に関しては以下よりご覧いただけます。

■新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ(国際緊急支援)
https://www.japanheart.org/activity/international-emergency-relief/covid19.html

【ご寄付の受付けについて】
尚、緊急医療支援に伴いご寄付の受付を実施しております。いただいたご寄付は、緊急医療支援にかかる費用に充てさせていただきます。
https://www.japanheart.org/topics/support/emergency-relief-kifu-201107.html

今後も、ジャパンハートは医療の届かないところに医療を届けて参ります。

【ジャパンハートのこれまでの主な国内緊急救援活動】
■2011年3月 東日本大震災緊急支援


2011年3月17日に被災地へ入り、全国から医師・看護師、一般ボランティアを募り、ジャパンハートとして国内初の緊急医療支援活動を行いました。派遣したボランティアの数は450名を超えています。
現地では、避難所の巡回診療、医療物資の運搬、被災者の心のケア、ボランティアの派遣等を実施しました。
また、地域開業医の方々をサポートするため、土日のみ営業するジャパンハート こども・内科クリニックを石巻に開院し、約3年間にわたり地域医療を支えました。

■2016年4月 熊本地震緊急救援


熊本市南区の医療対策本部に入り、医療救護班として避難所の医療巡回支援を行いました。その一方で、「南阿蘇の老人介護施設に要介護避難者受け入れの要請が多数発生し、困窮している」という情報を受け、現地を視察。自分たちの力で脆弱な高齢者を守る福祉避難所を申請した施設の要望にこたえ、看護師チームを派遣しました。

■2020年7月~ 【令和2年7月豪雨】緊急支援


九州を中心に甚大な被害をもたらしている「令和2年7月豪雨」を受け、災害発生当初より医療支援活動を行いました。7月7日より医療者派遣及び物資支援を実施し、8月末までの期間に熊本県八代市及び人吉市の避難所計3か所で活動を行いました。


【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/


ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人です。1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約35,000件実施しています。HIV孤児など恵まれない子供たちに、教育機会を提供する児童養育施設も運営。国内では、小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っています。また新型コロナウイルス感染症対策として、全国35か所以上のクラスター現場へ医療チーム140名以上を派遣しているほか、全国700以上の医療・福祉機関へ200万枚のマスク等物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導等を継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。

■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/

■本件に関する取材のお問い合わせ
特定非営利活動法人ジャパンハート
広報担当:高橋 電話:03-6240-1564
メール:publicity@japanheart.org

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