ラフール、人的資本の投資効果を実証する人的資本投資研究センターにて、「エンゲージメント」「転職・離職」因子についての研究調査を報告

2024/07/16  株式会社 ラフール 

人的資本/ウェルビーイング経営支援の株式会社ラフール(本社:東京都中央区、代表取締役社長:結木啓太、以下「ラフール」)は、2024年6月に行われた「人的資本投資研究センター」参画会議にて、「エンゲージメント」「転職・離職」因子についての研究調査を報告しました。 当社がもつ人材ビッグデータを活用し、より一層の人的資本/ウェルビーイング経営の普及を図ってまいります。




調査背景


株式会社ラフールは、当社が提供する組織改善ツール「ラフールサーベイ」で得られた1億5,000万の人材・組織データを機械学習で解析し、「エンゲージメント」「転職・離職」因子についての研究調査を行いました。

人の価値観や働き方が多様化し、生産年齢人口の減少が続く中で、人材に投資し、その価値を最大限に引き出していくことは急務と言え、日本国内でも人的資本経営に着手する企業が増えてきていますが、具体的な実践例、引いては人的資本の投資対効果や成果についての実例はまだまだ乏しく、各社手探りで施策を進めている状況です。

当社では具体的な人事施策やマネジメントに活かせるよう引き続き研究調査を行い、継続的にレポートを発表してまいります。

サマリ


1. 「エンゲージメント」へ影響を与える因子
業種や職種に関わらず、「エンゲージメント」に影響を与える中間結果因子は、【不安・憂鬱】【疲弊・倦怠感】【組織の生産性】【報酬・評価・キャリア体系への満足度】

それらに影響を与えている行動因子は、【体調不良】【 上司との関係性/コミュニケーション・評価】ということがわかった。

2. 「転職・離職」へ影響を与える因子
転職・離職に関する分析を通じ、転職・退職をすぐにしたいという考えに影響を与える中間因子は、【経営への信頼感】 【仕事への活力/eNPS】【やりがい】

それらに影響を与える行動因子は、【快適な職場環境】【上司との関係性/コミュニケーション・評価】【組織への貢献感】【仕事の裁量】ということがわかった。


本研究調査を通して、1.・2.より、『離職を防ぎ、エンゲージメントを高め、組織経営のために「やりがい」を創出する、上司とのコミュニケーションの中で「チャレンジの場作り」の必要性がある』と考えます。

(当社代表結木による「エンゲージメント」「転職・離職」因子についての研究結果の説明)

※ 詳細レポートに関しては、後日公表予定です。

調査概要


調査方法・テーマ:
「ラフールサーベイ」の154問の回答結果を用いた総合分析
1.:エンゲージメント因子
2.:転職・離職意向の相関性・因子

調査対象:
対象企業数:744
対象データ: 95,413 

調査対象期間:
2023年7月25日~2024年5月7日

共同調査・研究:
株式会社ピープルドット
人的資本投資研究センター

「人的資本投資研究センター」概要


「人的資本投資研究センター」は、企業10万社以上の人的資本に関する情報や、働き方改革研究センター※ 等の個人10万人以上のエンゲージメント情報等のデータから、人的資本投資の評価基準やエンゲージメント、企業価値等を高めるマネジメント施策を析出、効果検証していくことで、投資に対する具体的・定量的な効果の回収を実現することを目的として設立されました。

採用、人材育成、タレントマネジメント、社内SNS、パルスサーベイ等の人的資本経営のソリューションのデータ連携、人的資本投資アナリティクスにより、上場企業のみならず、非上場企業の分析も行い、人的資本投資の回収としての効果を実証していきます。

第二回「人的資本投資研究センター」研究会を開催 


2024年6月、AKKODiS本社3階にあるAKKODiS innovation Lab.で第二回「人的資本投資研究センター」研究会が行われ、コアメンバー企業および招待企業約25社が参加しました。



「人的資本投資研究センター」センター長 伊藤健二氏(学校法人三幸学園フェロー )より、企業価値の高い企業の統合報告書の傾向や、エンゲージメント向上を促進するマネージャに必要な観点などをお話しいただき、その後当社の「エンゲージメント」「転職・離職」因子についての研究調査、「ラフールサーベイ」を活用した組織改善の説明、スパイラル社より、サーベイ結果からみた、改善施策を考えるマネージャ研修について説明がありました。
企業内で価値・効果を創出していくことで、人的資本投資に対する具体的かつ定量的な効果の回収を実現するために、まずは人的資本投資・評価基準の策定が必要だと考えます。

当社でも、人的資本投資・評価基準に関する指標などの整理、HRソリューション・人材育成などの効果検証(人的資本投資アナリティクス+人的資本投資マネージャ)に協力し、本センターの活動および企業成長に貢献できればと考えています。

また、今年も開催を予定しているウェルビーイング経営や人的資本経営、組織改善についての講演、組織改善が進む企業を表彰するイベント「Well-Being Workers(R)︎ Awards」などで、今後の研究成果の発表や、企業の取り組み・成果を発表していく予定です。

▼参考記事:「人的資本投資研究センター」センター長 学校法人三幸学園フェロー 伊藤健二氏との対談
ビッグデータから導き出す、個人を強くするワークエンゲージメントとウェルビーイングのポイント
https://survey.lafool.jp/mindfulness/column/award2024_report001.html


「人的資本投資研究センター」コアメンバー・参画企業


センター長 
学校法人三幸学園 フェロー
伊藤 健二 氏

働き方改革研究センターを、リクルートワークス研究所、AKKODISコンサルティング、アデコ、データミックス等を主宰し、エンゲージメント、ウェルビーイング等の各種HRの指標を、テレワーク等の働き方、職場環境とを掛け合わせて、毎年1万人以上のリサーチで探求している。学校経営はもとより、数千人数万人規模での企業経営でもHRデータを元に施策化している。 厚生労働省、内閣府(地方創生/デジタル田園都市国家構想等)等において、ジョブカード、しょくばラボ、公共職業訓練、第4次産業革命での基礎的ITリテラシー等、人材関連の委員を歴任。HRチャレンジ大賞も第1回から審査委員をつとめ、毎年の傾向を整理している。日本における人的資本/ウェルビーイング経営をデータで推進する研究機関「LAFOOL lab.」の監修を務める。

・参画企業・組織(五十音順)
 AKKODiSコンサルティング株式会社
 アデコ株式会社
 株式会社グロービス
 スパイラル株式会社
 株式会社ピープルドット
 株式会社プロシーズ
 株式会社ラフール
 株式会社ワン・オー・ワン

「人的資本投資研究センター」今後の活動について


企業10万社以上の人的資本に関する情報、働き方改革研究センター※ 等の個人10万人以上のエンゲージメント情報を、採用、人材育成、タレントマネジメント、社内SNS、パルスサーベイ等のソリューションのデータ連携、人的資本投資アナリティクスによる人的資本投資の回収としての効果を実証していき、これらの統合されたビッグデータを活用することで、企業が人的資本経営実践における効果的な投資を促進し、企業価値を向上させ、事業成長を実現する施策を優先度つけて講じることが可能になることが期待されています。
2023年は日本における人的資本経営の元年とされ、2年目を迎える2024年は「人的資本投資研究センター」が、コアメンバー企業内での新サービス開発の探究、企業向けセミナーなどを通じて多くの日本企業の本質的な人的資本経営の高度化に向け推進してまいります。
「人的資本投資研究センター」では、行政機関・企業・大学などをはじめとした専門研究機関との窓口としての役割を担います。当研究センターの活動にご興味のある行政機関・企業・大学・有識者の方は、以下よりご連絡ください。
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=s-m8E43DZEe2NiaVXDtXUEwh4bTdbmRAotktironI75UOVdXSExaSENEREpNUFk4REVWQjZLWjVUWCQlQCN0PWcu


■ラフールについて
・社名:株式会社ラフール
・本社所在地:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-9-5 日進ビル7階
・設立:2011年11月30日
・代表者:代表取締役社長 結木啓太
・事業内容:メンタルデータテック(R)︎事業(ラフールサーベイの開発・運営)、採用支援事業(テキカクの開発・運営)、保育園事業
・URL:http://www.lafool.co.jp

■ LAFOOL Lab.について
日本における人的資本/ウェルビーイング経営をデータで推進する研究機関「LAFOOL lab.」を今年2月に設立。経済産業省後援「HRテクノロジー大賞2022」、厚生労働省後援「日本HRチャレンジ大賞2023」をはじめとした、経営・人事系アワード受賞実績をもつ「ラフールサーベイ」で蓄積してきた累計2,000社、回答社員数30万人、回答データ数1億5,000万のデータベースを統計・AI活用を通じて分析し、どのような因子が人的資本/ウェルビーイング経営に影響を与えていくのかを研究し、成果を発表してまいります。

■ テキカクについて(https://tekikaku.lafool.jp/
企業の組織文化とのマッチ度から、採用候補者の定着率・活躍度がわかる適性検査ツールです。採用ミスマッチや早期離職、低パフォーマンスを防ぎ、目指す組織に "必要な人材" かを可視化し、組織力向上に貢献するサービスです。企業で働く社員と採用候補者の双方が、ウェルビーイングに働けるかのマッチ度を算出し、人材不足、早期離職の課題を解決し、人的資本経営の実現を支援します。

■ ラフールサーベイについて(https://survey.lafool.jp/
ラフールサーベイは組織と働く個人の可視化と行動変容を促し、人的資本・ウェルビーイング経営を実現する組織改善サーベイです。導入企業は2.000社を超え、定期的に社員にサーベイを実施し、組織の課題、非財務情報(ESGへの取り組み)を可視化、分析、課題特定、改善立案、対策までをワンストップで行い、生産性向上と離職防止につなげられます

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社ラフール 広報:大澤(おおさわ)
TEL:03-5643-3707 / 070-1583-7785 FAX:03-5643-3708 Mail:osawa@lafool.co.jp

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