警備員制服のリサイクルを通じ、SDGsの達成に寄与~サーキュラーエコノミーを実現すべく「AITOZ/BRING UNIFORM」に参加~[NECファシリティーズ]

2022/08/31  日本電気 株式会社 

警備員制服のリサイクルを通じ、SDGsの達成に寄与

~サーキュラーエコノミーを実現すべく「AITOZ/BRING UNIFORM」に参加~

2022年8月31日
NECファシリティーズ株式会社

NECファシリティーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:松下 裕、以下NECファシリティーズ)はこのたび、アイトス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:伊藤 崇行、以下アイトス)および株式会社JEPLAN(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹、以下JEPLAN)が企画・運営する衣料品リサイクルプロジェクト「AITOZ/BRING UNIFORM」への参加を決定しました。
これにより当社は今後、減耗などにより使用できなくなった警備員の制服を、廃棄処分からリサイクルへ変更します。このプロジェクトへの参加を通じ、NECファシリティーズは、廃棄時に発生するCO2の抑制および衣料品に使われる石油資源の使用量減少を目指し、SDGs(注1)の達成に寄与してまいります。当社のこの取り組みは、株式会社東京ユニフォーム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀田 昌彦、以下東京ユニフォーム)と警備員専用の制服の購買契約を締結したことにより実現するものです。

衣料品の約60%にはポリエステル繊維が使用されていると言われています。年間4,500万トン以上のポリエステル繊維が世界中で製造され、多くの石油由来原料が使用されています。このたび当社が参加するリサイクルプロジェクトは、不要になった衣料品・繊維製品に含まれるポリエステル繊維を溶かし出し、精製して、もう一度ポリエステル繊維の原料であるポリエステル(PET)樹脂を製造するケミカルリサイクル技術で新たな衣料品を生みだす、いわゆるサーキュラーエコノミーを実現するプロジェクトです。
NECファシリティーズは、Factory Life Cycle Management(お客様工場のライフサイクルマネジメント)に、Total IFM(注2)と定義される施設管理・建設・環境・不動産・保険の5つの事業のシナジーで貢献しており、そのサービスのひとつに警備業務があります。当社の警備員は、日本全国25拠点のお客様施設に常駐して、お客様を見守り、建物をご案内する企業の顔として日々活動しています。活動の際に着用する制服は、年間100着超が減耗などにより廃棄されますが、公安委員会へ登録されているためハサミで細かく裁断の後、産業廃棄物として焼却してきました。
NECファシリティーズは従来から工場の省エネなど、環境負荷の低減に向けた様々な事業活動を展開しており、こうした一連の取り組みのもと、環境負荷の低減と限りある資源の有効活用に賛同し、プロジェクトへの参加を決定しました。

今後当社が廃棄を決定した制服は、アイトスに回収され、JEPLANの工場で再生ポリエステルとしてリサイクルされた後、新しい衣料品などに生まれ変わり、東京ユニフォーム含む関連会社から再び社会に送り出されます。 NECファシリティーズは今後も積極的にSDGsの達成に取り組んでまいります。

衣料品リサイクルプロジェクト「AITOZ/BRING UNIFORM」のスキーム

以上

[参考]
CSRへの取り組みの詳細は こちら

  • 注1

    SDGs

    2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された国際目標です。持続可能な世界を実現するため、気候変動対策や貧困の撲滅といった、世界の国々が解決すべき課題に関する17の目標と169のターゲットで構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。

  • 注2

    Total IFM (Integrated Facility Management)

    工場施設運営を経営戦略としてとらえ、工場を止めずに安定稼働させるための基盤を支えると同時に、効率的な設備改修計画等の提案・施工でお客様の投資効率を高め総合的な課題解決に貢献する、施設管理・建設・環境・不動産・保険の5つの事業のシナジー。

<お客様・報道機関からのお問い合わせ先>

NECファシリティーズ株式会社 事業企画本部
E-mail:necf_press@necf.jp.nec.com
URL:https://www.necf.jp

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。

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