大学受験に向けて塾に通い始めるのは「高校1年生から」がトップ!学習塾に関する意識調査

2024/05/09  僕と私と 株式会社 

Z世代には「集団授業」よりも「個別指導」が人気か



Z世代向けの企画・マーケティングを行う『僕と私と株式会社』は、全国の大学受験生およびその母親を対象に、大学受験向けの塾に関する意識調査を実施しました。

少子化にも関わらず、大学への現役志願者に関しては緩やかに上昇傾向にあると言われる昨今。受験生やその親御さんは塾選びにどのような基準を持ち合わせているのでしょうか?

今回は、下記の方を対象に調査をしてみました!
- 現在、大学受験向けの塾に通っている方
現在通ってはいないが、大学受験向けの塾を検討もしくは調べたことがある方
- 過去3年以内に大学受験向けの塾に通っていた方

【調査サマリ】
- 大学受験に向けて塾に通い始めるのは「高校1年生から」
- 受験生の母親はネットから友人のおすすめまで幅広く情報を収集
- 塾選びの決め手は受験生・母親ともに「自宅や学校からの行きやすさ」
- 塾の料金の高さについては受験生・母親ともに気がかりである
- 塾に対する不満があっても通い続ける傾向にある

大学受験に向けて塾に通い始めるのは「高校1年生から」


まず、何歳から大学受験用の塾に通い始めたか、もしくは通うことを検討しているかについて聞いたところ、受験生・母親ともに「高校1年生から」がもっとも多い回答となりました。次いで「高校2年生から」、「高校3年生から」という結果に。

高校入学を皮切りに、大学受験を見越して塾に通い始める人が多いことがうかがえます。
受験生の母親はネットから友人のおすすめまで幅広く情報を収集


次に、大学受験向けの塾を検討する(した)際に、参考にしたものを聞いたところ、受験生の回答でもっとも多かったのが「特になし(26.9%)」。次に「家族・親族のおすすめ(17.4%)」との回答で、あまり主体性を持って選んでいるとは言えない結果となりました。

一方で母親がもっとも参考にするのは、「塾の公式ホームページ(29.4%)」「検索サイトの口コミ情報(24.5%)」「大学受験や塾の情報サイト(23.7%)」と、かなり多方面から情報収集している模様。

そのほかにも、「TV(15.1%)」や「チラシ(13.3%)」と同じくらい「大学受験経験のある友人・知人のおすすめ(16.7%)」や「大学受験を目指している友人・知人のおすすめ(15.1%)」も重視していることがわかりました。

また、受験生と母親でもっとも大きく差が出たのが「塾の公式ホームページ」での情報収集で、受験生自身は13.4%しか見ておらず、母親との差は16.0%となりました。
塾選びの決め手は受験生・母親ともに「自宅や学校からの行きやすさ」


続いて、大学受験向けの塾を検討する(した)際に、重視する点を聞いたところ、「自宅や学校からの行きやすさ」が母親の回答としては1位で31.0%、受験生の回答としては2位(19.7%)となり、最終的には立地が決断の大きな要因となることが明らかに。

また、母親からはカリキュラムや実績はもちろんのこと「講師の指導力の高さ(22.9%)」や「サポート体制の充実度(20.3%)」など、塾そのものだけではなく、講師陣への期待値が高い傾向にあることがわかりました。

あわせて「個別指導」と「集団授業」とでは、受験生ならびに母親ともにダブルスコアに近い差で「個別指導」が支持される結果となりました。
塾の料金の高さについては受験生・母親ともに気がかりである


また、塾に対する不満について聞いたところ、受験生・母親ともに「特に不満・不安は感じていない」がトップだったものの、次いで「料金が高い」という回答が多く見られました。保護者はもちろんのこと、受験生本人も料金の高さが気がかりであるようです。

受験生自身では「講師との相性があわない(10.0%)」「質問がしにくい(9.4%)」といった、講師との関係性が上位にあがってくる傾向にありました。

一方で母親は「成績が上がらない(7.8%)」ことに加え、「(講師の)やる気が感じられない(7.8%)」「自習や家庭学習のフォローがない(7.6%)」といった講師の指導姿勢によるものが多い傾向が見られました。
塾に対する不満があっても通い続ける傾向にある


最後に、上記のような不満に対して具体的な行動を起こそうとしたか(起こしたか)聞いたところ、受験生・母親ともに「特に行動していない / する予定はない」との回答がトップとなりました。

一度入った塾を簡単にはやめにくいことや、やめたり塾を変えたところで問題が解決するとも限らないことから、通い続ける選択を取っている様子がうかがえます。

次いで多かった回答は、「塾はやめて家庭教師に来てもらうことを検討」で、個別指導が支持されるように受験生個人のレベルに合わせた、きめ細やかな指導が求められていることがわかる結果となりました。
調査概要
調査名:大学受験生とその母親に聞いた!塾に関する意識調査
対象条件:大学受験を控えた学生(15~19歳)および、大学受験を控えた子を持つ母親(35~50歳)
調査期間:2024年4月19~22日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:受験生233名、母親240名

※調査を引用いただく際は、出典元が「僕と私と」であることを明記いただきますようお願いいたします。
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