1927年から100年近く、イタリア国有鉄道（FS）の公式鉄道時計サプライヤーをつとめるペルセオ。そのイタリア鉄道時計の最新モデル「レイルキング」が2023年5月より販売開始。
鉄道時計とは「高い視認性を持ち、正確で堅牢である」という極めてシンプルかつ厳格な基準をクリアした最高品質の時計にのみ与えられた、国家が認定する名称です。イタリア国鉄公式鉄道時計である「レイルキング」は高価な装飾の時計とは対極にありながら正当な「時計らしさ」そのものと言えるでしょう。
左：Ref.11357.02 レイルキング ブラック 右：Ref.11357.01 レイルキング ホワイト 共に価格17万6000円
1871年に創立したイタリアの時計メーカー「ペルセオ」。その名声は1927年にイタリア国有鉄道（Ferrovie dello Stato=FS）に鉄道時計の供給を始めた事で高まりました。その後「ペルセオ」はヨーロッパの歴史の波に揉まれながら、イタリアの国民的ブランドとして成長し、今も活動を続けています。
レイルキングの裏蓋にはイタリア国有鉄道（Ferrovie dello Stato）のマークである「FS」が刻印されています。
18世紀から始まった産業革命とともに、鉄道は北米大陸、南米大陸、ユーラシア大陸を走りヨーロッパ、ロシア、アジアの様々な国を横断するようになり、様々な物資や乗客を運ぶ重要な交通網を築きました。
車掌や機関士が時間を確認し、長い距離を正しく運行するには鉄道時計は必要不可欠でした。鉄道時計は、その精度と堅牢さを高く評価され「船舶用時計」になぞらえて「レイルロード・クロノメーター」と呼ばれることもありました。
鉄道時計の伝統的スタイルである懐中時計 16210
裏蓋に鉄道時計の証明であるイタリア国有鉄道のマーク（FS）が刻印されています。スイス製 価格15万4000円
列車を安全に運行する重要人物（機関士、車掌、操車場管理者等）が使用する鉄道時計の規定は、1850年代から1860年代にかけての鉄道普及期から、ほぼすべての国で定められていました。
時計製造技術の進歩に伴い、その条件は何度か引き上げられ、時計会社はより新しい、より信頼性の高いモデルを製造するようになりました。第二次世界大戦の頃には腕時計にも「鉄道時計」の名称が付与されるようになりました。
やがて通信技術の発達により鉄道時計にも変化が訪れます。鉄道業界のデジタル化により、1990年代以降、様々な国で鉄道時計は廃止されました。しかし、イタリアだけは別でした。ペルセオはイタリア国有鉄道（FS）の鉄道時計のサプライヤーとして現在でも製造を続けています。
レイルキングのリュウズにはブランドのシンボルである三つ星が刻印されています。
イタリアは長い歴史を持つヨーロッパ随一の工芸大国です。「ペルセオ」はその厳しい審美眼に耐え得る洗練された意匠と、信頼性の高いスイス製ムーブメントを結実させデジタル化の波も乗り越え、何よりも現場の鉄道員からの厚い信頼を100年近い年月獲得しています。自動巻腕時計「レイルキング」はイタリア国鉄公式鉄道時計を代表する最新モデルです。
Railking レイルキング Ref.11357.01ホワイト Ref.11357.02ブラック
ムーブメント：SELLITA SW200自動巻ムーブメント
ケース素材：316Lステンレス
ケースサイズ：40×12mm
文字盤：ホワイト ブラック
風防：サファイアガラス
防水性能：30m防水
重量：80g
ベルト：20mmイタリア製レザーストラップ
保証期間：2年間
付属品：オリジナルボックス 保証書
販売価格￥176,000（税別￥160,000）
お問い合わせ先：Perseo JAPAN ペルセオ ジャパン 石岡商会株式会社
https://www.perseojapan.com/
ペルセオの鉄道時計の詳細は下記リンクをご覧ください。
https://www.perseojapan.com/railroad_watches.html