世界小児がん啓発月間イベント「Gold Ribbon Month 2021」を9月1日より開始

2021/09/02  特定非営利活動法人 ゴールドリボン・ネットワーク 

~ 9月は、世界小児がん啓発月間 小児がんについて「知ろう・広げよう」 ~

認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク(所在地:東京都豊島区 理事長:松井秀文 以下、GRN)は、9月の「世界小児がん啓発月間」に際し、2021年9月1日より9月30日まで小児がんとともに生きる子どもたちの現状と、小児がん支援のシンボルマークであるゴールドリボンを広く知っていただくためのイベント「Gold Ribbon Month 2021」を開催します。






「Gold Ribbon Month 2021」は3つのアクションで展開します。それぞれウェブサイトから参加いただけます。当法人の小児がんの支援と理解促進の活動の一環として、当事者の思いや日常を知ることで一人でも多くの方が小児がんについて身近に感じ、自分にできることを考える機会となることを目的としています。

ゴールドリボン・ネットワークの「Gold Ribbon Month 2021」
https://www.goldribbon.jp/archives/3555

1.作品展の開催
小児がんの患児および経験者の子どもたちが制作した作品のオンライン作品展。作品を通じてそれぞれのストーリーや思いを発信します。https://www.goldribbon.jp/grmexhibition2021







作品例
タイトル:「ひまわり」
作者:いちのさん(5歳と10歳で神経芽腫を経験)


2.動画配信
作品展の作品を制作した子どもや若者の最新インタビュー動画。本人や家族、友人などの周囲の方にも登場いただき、日常や病気について語る動画を配信します。ナレーションはフリーアナウンサーの伊勢みずほさんです。





動画の一場面より


3.手記”小児がんを語る”発表
様々な立場で小児がんと関わりのある方の思いを綴った手記。「その人の日常の中での小児がん」として身近に感じることができます。第一回は、小児がんを経験した子どもを持つ報道記者である父親の手記を閲覧いただけます。

Gold Ribbon Month 2021
https://www.goldribbon.jp/archives/3555


世界小児がん啓発月間とは?
小児がんの患者さんとその家族、小児がん経験者の強い思いによって始まった、小児がんの世界的な啓発キャンペーン(Global Gold September Campaign)で、毎年9月に各国政府や国際機関を含む小児がんの支援者が、世界各地の名所をゴールドにライトアップしたり、ゴールドのリボンを掲げるなどで支援を表明し、様々なチャリティーイベントも開催されます。2021年は、日本でも「小児がんの子どもたちとご家族が輝かしい未来を”笑顔”で過ごせるように」の思いを込めて、特定非営利活動法人日本小児がん研究グループ(JCCG)など様々な団体が活動を行います。
GRNは独自の「Gold Ribbon Month 2021」として上記3つのアクションを展開、多くの方に小児がんについて「知り・学び・広げる」機会としていただくことを目的としています。

ゴールドリボンとは?
GRNの名称やロゴの「ゴールドリボン」は、小児がんの子どもたちを支える活動の世界共通のシンボルマークです。
ゴールド(金)が貴重な金属であるように、子どもたちは私たちの「最も貴重な宝物」であるという考えがその理由です。

小児がんとは?
一般的に15歳未満の子どもに起こるがん(悪性腫瘍)で、大人のがんに比べると患者数が少ないものの、毎年2,000~2,500人が新たに診断され、年間500人近い子どもたちが亡くなっており、子どもの病死原因の第一位です。
希少がんでありながら種類が多く、症例が少ないため情報収集が困難であることや、子どもがかかることで成長や時間の経過に伴い、またはその治療による影響で、小児がん経験者の約半数が晩期合併症(障がい)を抱えていることが問題となっていますが、大人のがんほど知られておらず、支援も不足しています。

ゴールドリボン・ネットワークについて
2008年の設立以降、3つの活動方針1.小児がん患児・経験者のQOL(生活の質)向上のための支援 2.「小児がんを治る病気に」するための研究助成と留学生支援 3.小児がんの情報提供と理解促進 に基づいて、小児がんの患児・経験者とその家族を治療から就学・就労までサポートします。

当法人は、小児がんの子どもたちが安心して笑顔で生活できる社会を目指し、支援事業や活動を進めてまいります。




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