株式会社NEW ART HOLDINGS「経営者メッセージ」に対する意見

2022/05/27  ITbookホールディングス 株式会社 

2022 年5月27 日
I T b o o k ホールディングス株式会社

株式会社NEW ART HOLDINGS「経営者メッセージ」に対する意見

2022 年4月に株式会社NEW ART HOLDINGS(以下、「NEW ART HOLDINGS」という。)のホームページにおいて、当社に関する「経営者メッセージ」が公表されているところ、これに対する当社の意見を表明いたします。



NEW ART HOLDINGS代表取締役会長兼社長 白石 幸生氏からNEW ART HOLDINGSの株主への、当社の経営改善・当社との経営統合を意図するメッセージ(2022 年4月7日~2022年4年26 日 同社ホームページより)に対する当社の意見は以下の通りです。

① 「社会問題解決型企業」と「選択と集中」を目指す当社グループの経営方針と、ブライダルジュエリー事業とアートの普及を目指すNEW ART HOLDINGSとは、企業シナジーを見出すことは出来ないため、同社との経営統合について反対致します。

尚、友好的な大株主様として、お付き合いの出来る方法を検討してまいります。

② NEW ART HOLDINGSの当初の投資動機が、当社の恩田元会長の助言によるものとのコメントがございました。

当社は、新経営陣の下で数々の経営改革に取り組んでまいりました。その間、残念ながら、旧経営体制下では、元代表取締役会長兼CEO恩田饒(以下、「恩田元会長」という。)に権力が集中した結果、異常な数の子会社創設、本業無視のアパレル業界への進出がなされたことへの対応として、サムシンググループの安定基盤を利用した財務レバレッジなどの処理で大幅な額の特別損失、のれん償却をしております。

株主の皆様への配当を未だに出来ず心苦しい限りです。

③ しかしながら、2022 年3月末には財務基盤安定、業務拡大を目的とした第三者割当増資の完了、残存新株予約権の消却、さらに60 億円のシンジケートローンの組成も無事終えました。また、子会社の統廃合も順調に進んでいます。

④ 企業価値の向上を一刻も早く目指している中で、このような経営改善・経営統合を意図したメッセージを受け、正直なところ困惑しています。また、その影の主役が当社の恩田元会長であることに驚愕しているのが本音です。恩田元会長には昨年6月末より名誉会長になっていただき大所高所からのご意見を期待していましたが、今回はこのようなメッセージとは残念でなりません。

⑤ 追加として、NEW ART HOLDINGSの「経営者メッセージ」で繰り返し言及されている事実に反する当社の役員への不適切な行為等のコメントに対しては、恩田元会長への法的措置を検討しています。

株主の皆様には現状を適切にご理解いただき、引き続き当社の変革を応援賜りたくお願い申し上げます。

以上

関連業界