令和6年財務監査(定期監査)等の中間結果及び財務監査(随時監査)の結果について
2024年07月09日
記者発表資料
監査委員は、令和6年1月18日から4月24日までの間に、出先機関349か所のうち85か所について財務監査(定期監査)及び行政監査を実施し、19か所で28件の指摘事項が認められました。また、令和6年6月3日に、本庁機関1か所について財務監査(随時監査)を実施し、1件の指摘事項が認められました。
令和6年財務監査(定期監査)等の中間結果について
(1)監査の結果の概要
実施箇所数 |
指摘事項が認められた箇所数・件数
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内訳 |
不適切事項注記1 |
要改善事項注記2 |
箇所数 |
件数 |
箇所数 |
件数 |
箇所数 |
件数 |
85
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19注記3 |
28 |
19 |
27 |
1 |
1 |
(参考)令和5年の中間結果
注記1 不適切事項とは、「法令等に違反するもの」「不経済な行為又は損害が生じているもの」「事務処理等が適切を欠くもの」などに該当するものです。
注記2 要改善事項とは、「経済性、効率性又は有効性の観点から改善が必要なもの」「事務・事業の執行に当たり、今後、改善又は見直しが必要なもの」に該当するものです。
注記3 不適切事項の指摘箇所と要改善事項の指摘箇所には、重複している箇所があるため、指摘事項が認められた箇所数は、内訳に記載の箇所数の合計とは一致しません。
(2)不適切事項の例
ア 金額的に特記すべき事案
(ア) 契約手続に関する指摘でその規模が1,000万円以上のもの
〇契約結果を公表していなかったもの
- マシニングセンタ賃貸借契約ほか3件(契約額計22,537,416円)について、平成20年3月28日付け会計局総務課長通知に反し、予定価格が80万円を超える随意契約であったにもかかわらず、契約結果を公表していなかった。
(産業労働局 神奈川県立西部総合職業技術校)
イ 内容的に特記すべき事案
(ア) 同一箇所で同一の法律・規則違反が3件以上あったもの
〇検査調書を作成していなかったもの
- 庁舎清掃業務委託契約(契約額1,969,000円)の履行確認に当たり、神奈川県財務規則に基づき検査調書を作成しなければならない場合に該当するにもかかわらず、これを作成していなかった。
(福祉子どもみらい局 神奈川県平塚児童相談所)
(イ) 法律・規則違反の状態が1年以上継続しているもの
〇使用許可漏れにより、使用料が徴収不足となったもの
- 教育財産の目的外使用許可の手続を行わないまま電柱に通信線等が共架されているものがあった。これにより、令和5年度の共架電線等に係る使用料7件、9,240円が徴収不足であった。
(教育委員会 神奈川県立厚木東高等学校)
(3)要改善事項
ア 経済性、効率性又は有効性の観点から改善が必要と認められる事案
〇長期継続契約を行っていなかったもの
- 機械警備業務委託契約について、長期継続契約とすることにより競争入札とすることが可能であったにもかかわらず、単年度契約を締結しており、予定価格が50万円を超えないことから、一者随意契約を行っていた。
(福祉子どもみらい局 神奈川県立青少年センター)
令和6年財務監査(定期監査)等の中間結果の詳細については、別添1(PDF:363KB)のとおりです。
なお、10月に、今回の中間結果の報告分を含めた令和6年財務監査(定期監査)及び行政監査の結果について、改めてお知らせする予定です。
財務監査(随時監査)の結果について
令和4年の財務監査(定期監査)及び行政監査において、継続して委託業務契約に係る変更手続の状況を確認する必要があると認められた福祉子どもみらい局福祉部障害福祉課に対し、当該変更手続の状況を臨時に監査したもので、その結果については別添2(PDF:137KB)のとおりです。
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課長 村上 電話 045-285-5053
副課長 新井 電話 045-285-5054
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