YKKグループ 2017年度連結業績と2018年度経営方針のポイント

2018年03月01日  YKK AP 株式会社 

2018年3月1日

YKKグループ 2017年度連結業績と2018年度経営方針のポイント

1.YKKグループ 2017年度 業績

YKKグループ連結売上高は7,535億円で前年比106%、計画比101%、営業利益は589億円で前年比98%、計画比93%、売上高営業利益率は7.8%となり、前年比0.6ポイント、計画比0.7ポイントの減となる見込みです。当期純利益は401億円で前年比89%、計画比84%となる見込みです。

(1)ファスニング事業 2017年度 業績

ファスニング事業の2017年度売上高は3,259億円で前年比111%、計画比104%、営業利益は533億円で前年比113%、計画比100%となる見込みです。成長するアジア地域での増産体制構築、欧米量販店等や各国内需の深耕によるStandard向けの増販、商品開発拠点の増強や商品バリエーション強化への対応といった施策が奏功し増収の見込みです。営業利益も、原材料価格上昇の影響があったものの販売増や操業度の向上、コストダウンの取り組みなどにより増益となる見込みです。
2017年度ファスナー販売本数は7.2億本増の94.9億本の見込みです。

(2)AP事業 2017年度 業績

AP事業の2017年度売上高は4,210億円で前年比102%、計画比99%、営業利益は212億円で前年比76%、計画比83%となる見込みです。国内では、窓の高断熱化・高付加価値化に向けて樹脂窓の拡充や新しいアルミ樹脂複合窓の発売、また、外構を中心としたエクステリア商品の更なる投入、断熱・防災を軸とした開口部リフォームの需要創造を進めました。海外では、米国にて高成長地域の更なる販売拡大や、中国にて伸張市場での販売が好調に推移しました。その結果、国内・海外の連結業績は増収、営業利益は原材料・資材価格の高騰や海外請負物件における損失等により減益となる見込みです。

2.YKKグループ 2018年度 経営方針

(1)YKKグループ 第5次中期経営計画 全体方針

第5次中期経営計画(2017年度~2020年度)では、「Technology Oriented Value Creation、『技術に裏付けられた価値創造』」という経営ビジョンの下、「商品力と提案力」、「技術力と製造力」、「人材育成」を最重要ポイントと位置づけ、営業利益率は8%以上、ROA5%以上の達成を目指して中期経営計画で掲げた取り組みを推進しています。

(2)YKK株式会社 2018年度 事業方針

【ファスニング事業 2018年度 事業方針】

事業方針として「Standardでの競争力強化」を掲げ、「より良いものを、より安く、より速く」お客様に提供することで「更なる量的成長」を実現し、2020年度ファスナー販売本数128.8億本を目指しています。「Standard」を最重要カテゴリと位置づける一方で、「Value Conscious」「BOP」などそれぞれのカテゴリにおいて商品とものづくりに事業競争力の強化を実現します。また、世界のファスニング開発体制の基盤をより一層強化し、地域に密着した商品開発により顧客要望にタイムリーに応えていきます。さらに成長市場であるアジアで供給基盤の一層の強化のための積極投資を行うなど、2018年度ファスニング事業総投資額は524億円(うち約45%の234億円をアジア極に投資)を計画しています。日本においても、縮小する日本市場や多様化する顧客要望への対応を強化するために「ジャパンカンパニー」を設置し、成長戦略に基づいて国内事業の再強化を行います。
2018年度ファスニング事業の売上高は3,408億円で前年比105%、営業利益は543億円で前年比102%の計画となり、ファスナー販売本数は102.5億本(前年比108%、7.6億本の増販)を計画しています。

【工機技術本部 2018年度 執行方針】

ファスニング・AP事業の一貫生産を支える工機技術本部では、第5次中期執行方針として「基盤となる要素技術の強化と進化」を掲げ、2018年度は引き続き「スタンダードへの挑戦~『高機能』『低価格』の追求~」を目指しています。重点施策としては「第2段階の事業の製造現場に適応する設備開発」では、ファスニング事業・AP事業の両事業の製造現場で求められ、事業戦略を支える設備・ライン開発を進め、「中長期視点に立った技術開発」では、材料開発やロボット活用技術などの要素技術の深耕や技術人材の戦略的な育成に継続的に取り組みます。

(3)YKK AP株式会社 2018年度 事業方針

【AP事業 2018年度 事業方針】

国内の新設住宅着工戸数が長期的には市場縮小が予測される厳しい市場環境においても、「高付加価値化と需要創造によるAP事業の持続的成長」を事業方針に掲げ、7つの事業・業務領域でそれぞれ重点施策に取り組みます。
国内住宅事業では、樹脂窓を中心とした「窓の高断熱化」と、「防火窓の高付加価値化」をさらに推進します。また、エクステリア事業では商品力をベースに「建物+外構」提案による販売強化、リノベーション事業では戸建住宅に加えビル低階層集合住宅の窓交換など新たな需要創造による成長戦略を推進、ビル事業ではエンジニアリング力強化と高断熱化への取り組みを進めます。海外AP事業・ファサード事業では、「基盤の再強化とターゲット市場の拡大」を目指し、米国・中国・アジア地域での販売を強化すると共に、蒸暑地域の窓研究開発を目的に「YKK AP R&Dセンター(インドネシア)」を開設します。一方、業務改革については、ビジネスプロセスの標準化と最適化を進め、働き方変革にも寄与します。
2018年度AP事業(国内・海外)の売上高は4,480億円で前年比106%、営業利益は265億円で前年比125%を計画しています。

(4)YKKグループ 2018年度連結収支計画

YKKグループ2018年度連結収支計画は、連結売上高は7,944億円、前年比105%、営業利益は652億円、前年比111%、売上高営業利益率8.2%、当期純利益は504億円、前年比126%、ROA 5.0%を計画しています。設備投資額は前年を上回る812億円を計画しています。

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