イエメン:子どもが乗るバスに攻撃、数十人犠牲【プレスリリース】

2018年08月10日  公益財団法人 日本ユニセフ協会 

この惨事を紛争終結のきっかけに


ホデイダでユニセフの緊急人道支援物資を待つ子ども。(2018年6月30日撮影)(C) UNICEF_UN0219934_
【2018年8 月9日 ニューヨーク 発】

イエメンでバスが攻撃を受け、多数の子どもを含む一般市民が死傷したことを受けて、ユニセフ(国連児童基金)事務局長ヘンリエッタ・フォアは、迅速な紛争の終結を求める声明を発表しました。

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イエメンのサアダで起きたバスへの空爆は、数十人もの子どもを殺し、傷つけ、この国の残虐な戦争の中でも最悪の出来事となりました。今問われているのは、この惨事を転機とできるか、つまり紛争当事者、国連安保理、そして国際社会に、子どもたちのために正しいことを行い、この紛争を終わらせるきっかけとできるかどうかです。

ユニセフらは、子どもたちの保護と国際人道法の遵守を何度となく求めてきました。これらの要求は完全に無視され続けました。2015年以降、2,400人近くの子どもたちが殺され、3,600人以上が負傷し、何千人もの人生が損なわれ、破壊されました。病院、学校など社会インフラ施設への攻撃は珍しくなくなっています。

終わらない紛争、度重なる攻撃、さらには治安情勢や暴力による移動の制限は、私たちが1,100万人の子どもを含む最も必要としている人々に対して支援を提供することを妨げています。

この惨事を終わらせることが出来る者が行動を起こすまでに、さらにどれだけの子どもが苦しみ死ななければならないのでしょうか?

この数週間だけでも、ホデイダにあるユニセフが支援する給水施設と衛生施設、いずれも人々にきれいな水を提供しさらなるコレラの流行を防ぐために必要不可欠な施設が攻撃され深刻な被害を受け、何十万人もの人々の健康と生活が脅かされています。

私たちが暮らすこの世界に、このような攻撃に怯えて暮らさなければならない子どもたちがいるということは信じがたいことです。でもそれが現実です。しかし、それが子どもたちの現実である必要はないのです。紛争当時者、そして国連安保理メンバーを含め彼らに影響力のある者は、子どもたちのためにこの大惨事を終わらせることが可能で、それを選択すべきなのです。

■補足情報
イエメンで緊急人道支援を必要としている子どもの数は1,100万人を超えます。
2015年3月から2018年6月の間に:

死亡した子ども2,398人:男の子1,640人、女の子709人、性別不明49人
負傷した子ども3,652人:男の子2,674人、女の子978人
武装グループに徴兵・徴用された子ども2,635人(すべて男の子)
攻撃を受けた、または軍事使用された病院・学校425施設:学校298校、病院127施設


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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )

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