神戸市でIoTを活用した無人衣類回収の実証実験を開始

2024/01/12  日揮ホールディングス 株式会社 

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、ITサービス事業会社であるJGC Digital株式会社(代表取締役社長CEO 長谷川順一、以下「JGC Digital」)が2024年1月15日から、神戸市にてIoT機能付きの回収ボックスを活用した無人での衣類回収の実証実験を開始することをお知らせします。


1. 実証実験の概要
本実証実験は、神戸市が抱える地域課題・社会課題の解決に向け、同市が公募した「令和5年度 CO+CREATION KOBE Project」(民間提案型事業促進制度)の「ACTIVE型」事業に対して2023年8月にJGC Digitalが採択され、同事業の一環として実施するものです。


実証内容
衣類回収サービス「するーぷ」を活用した無人での衣類回収


実証期間
2024年1月15日 ~ 2024年3月31日 ※期間は変更になる可能性があります。


回収ボックス設置先
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
神戸市営地下鉄 三宮・花時計前駅
神戸サンセンタープラザ センタープラザ
三宮オーパ


寄付・クーポン連携先
認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
BE KOBEミライPROJECT
三宮プラザ名店会


2. 背景・目的
日揮グループは地球規模の課題解決を目指して、CO2マネジメント、バイオ、資源循環の3つのサステナビリティに資する領域の新規事業開発を推進しています。


資源循環社会の実現においては、使用済みの製品を資源として回収し、リサイクル技術等により再び製品として利用することで資源を循環させることが重要となります。

なかでも、消費者による廃棄率が高いとされている衣類の回収をより促進するには、無人対応が可能な回収システムやインセンティブ提供を通じ、行動変容を促すことが重要であると考え、今般、本実証実験を実施するに至りました。


3. 衣類回収サービス「するーぷ」について
JGC Digitalは、ITの活用を通じて「服を捨てない」ということが当たり前とされる社会を作りたいという想いから、”ちょっといい”ことを習慣にする衣類回収サービス「するーぷ」を立ち上げました。自分にも社会にも”ちょっといい”ことである衣類回収を「する」、この行動がループすることで循環型社会の実現を目指しています。

「するーぷ」では、モバイルアプリケーションと回収ボックスを提供します。 回収ボックスはIoT機能を有しており、投入扉の遠隔施錠/解錠・残容量測定・回収物の重量測定等ができます。 作業は持ち込んだ衣類を回収ボックスに投函することで完了するため、無人での対応が可能です(1.)。回収重量に応じたポイントはモバイルアプリケーションにて付与されます (2.)。 貯まったポイントはクーポンや寄付の中から選んで交換できる仕組みを構築します(3.)。



回収した衣類のうちポリエステル由来の衣類に関し、将来的には、合弁会社RePEaTの保有するケミカルリサイクル技術(RePEaT PROCESS法)により再資源化し、ポリエステル/PET製品の循環型社会を実現することを目指します。

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