医療介護ソフトウェアを提供する、台湾の智齡科技が累計6.2億台湾ドルの資金調達を実施! ITICおよび台日基金がシリーズBをリード

2024/07/20  財團法人時代基金會 


※智齢科技の創業者兼CEO、康仕仲博士は、「シリーズBラウンドの資金調達では国際的な投資家からの支援を得られ、医療介護領域のデジタル化に対する国際的な関心の高まりを感じている」と述べました。

ソフトウェアエンジニアリング、データサイエンス、AI技術を活用し、医療介護ソフトウェアを提供する智齡科技(本社:台湾新北市、現地語表記:智齡科技股份有限公司、創業者/CEO:康仕仲、以下智齡科技) は、シリーズBラウンドで2.5億台湾ドル(約12億円)の資金調達を実施し、累計資金調達額は6.2億台湾ドル(約30億円)に達しました。今回のシリーズBラウンドには、ITIC(創新工業技術移轉股份有限公司)と三菱UFJフィナンシャルグループ傘下のMUCAP(三菱UFJキャピタル株式会社)が共同で管理する台日三号基金が新たに参加しました。プレシリーズBラウンドの投資家である嘉新水泥、緯創資通、達盈管理コンサルティング、聯合報、彰能資本も支援を継続します。

智齡科技は、SaaS(Software as a Service)ソリューションを介護医療施設に展開しています。特に台湾の高齢者介護市場ではAI技術を駆使して業界のリーダーとしての地位を確立しています。
2022年末には北米市場に進出し、短期間で全社収益の10%を占める成果を上げました。また、2024年には日本の歯科クリニック向けに、施術中の患者のバイタルサインをモニタリングする「JuboLink for Dental」を上市する予定です。

台湾は2025年に超高齢社会に突入し、健康福祉産業の市場規模が3,000億台湾ドル(約1兆4000億円)を超えると予測されています。智齡科技は2018年に国立台湾大学(National Taiwan University) の科学技術プロジェクトから誕生し、台湾介護業界のデジタル技術の先駆者として頭角を現しています。AI技術の活用等、継続的なサービスの改良により、市場シェアは30%以上を達成し、台湾の業界トップの地位を確立しています。台湾市場での経験を基に、2024年からは日本市場への展開を更に加速しています。

智齡科技について
智齡科技は、ソフトウェアエンジニアリング、データサイエンス、AI技術を活用し、医療介護向けソフトウェアを開発しています。
2018年に台湾で製品を上市し、1000以上の介護事業者と協力して効率的なユーザー体験を構築しました。また北米市場では、北米最大の介護ソフトウェア企業 PointClickCare と協力し、1年目で40の介護施設への導入に成功しました。2024年より日本市場への展開を加速しています。


【お問い合わせ先】
会社名: Smart Ageing Tech Co., Ltd. (智齡科技)
担当者名:陳 儀蓁 / 陳 俐嬛
メールアドレス:jen@jubo.health ・lisachen@jubo.health
サイト: https://www.jubohealth.jp/

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