プログラミングを「創造的な行為」と捉え、創造性を学び、培い、習得するためのノウハウを解説した『クリエイティブプログラマー』を6月29日に秀和システムより刊行!

2024/06/25  株式会社 秀和システム 

ウーターが本を書くと聞いたとき、興奮した!プログラマーのための生産性と創造性についての彼の研究成果を多くの人が読めるようになったことは素晴らしい! ―フェリエンヌ・ヘルマンス(『プログラマー脳』著者)



株式会社秀和システム(東京都・代表取締役会長兼社長 上田智一)は、2024年6月29日、新刊『クリエイティブプログラマー』を発刊します。本書は、Manning Publicationsの「The Creative Programmer」(2023)の日本語訳で、『プログラマー脳 ~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ』の著者であるFelienne Hermans氏が序文を寄せています。4年以上に渡るWouter Groeneveld氏の研究の成果をまとめたもので、「真に優れたプログラマー=クリエイティブプログラマー」として、生産性かつ創造的であるためのスキルについて、7つのテーマに分けて解説しています。



Felienne Hermans氏が序文でも書いているように、プログラミングが創造的な取り組みであることは誰もが認めることですが、プログラミングにおける「創造性」とは何なのでしょうか。超絶技巧のアルゴリズムを着想できることでしょうか。異なる言語を同じレベルで扱えることでしょうか。
本書では、第1章で、そもそも「創造性」という言葉の起源から、その意味を紐解きつつ、本書における意味を再定義し、そして、どのように測定するのかを説明しています。続く各章では、クリエイティブプログラマーのテーマとして、「専門知識」「コミュニケーション」「制約」「批判的思考」「好奇心」「創造的な心の状態」「創造的なテクニック」という7つを取り上げ、それぞれ詳しく解説し、「クリエイティブプログラマー」の姿を解き明かしていきます。
各章は、古代ギリシアの哲学者、ルネサンス期の画家、創成期のビデオゲームの開発者など、著者の幅広い興味対象と膨大な知識からの「たとえ話」を端緒に、各テーマを掘り下げていきます。メモの取り方やブレインストーミングの方法、チームとしての取り組み、自分のマインドセットなど、創造性のさまざまな側面を掘り下げています。これらの全ては科学研究に基づいており、解説だけではなく、実用的な「演習」が差し込まれているので、本書を読みながら自分事として試してみてください。
原著者であるWouter Groeneveld氏からは、日本語版の刊行に寄せて、次のようなコメントをいただいています。
I am very grateful for being able to spread the knowledge beyond the conventional English language borders, meaning even more people can enjoy honing their creative programming skills. This book is valuable to technical people regardless of their cultural background.

従来の英語の枠を超えて知識を広めることで、より多くの人々が創造的なプログラミングスキルの向上を楽しめるようになり、とても感謝しています。本書は、文化的な背景に関係なく、技術者にとって価値のあるものです。

最近の生成AIの進化には目を見張るものがあり、コードの自動生成も精度も上がり、人間がコードを書く分量も減ってきています。つまり、これからのプログラマーは、より創造的であることが求められるのは間違いありません。本書には、そのための「実践的な」ヒントがギュッと詰まっています。
なお、本書には著者自ら描いたイラストが使われていますが、著者の了承のもと、訳者の秋氏が日本語に置き換えてアップデートしたイラストが収録されています。また、本書冒頭の口絵には、導入となる1ページ大のマインドマップが、表=オリジナル、裏=日本語版とカラーで収録されています。

■書籍概要
書名 クリエイティブプログラマー
著者 Wouter Groeneveld 著/高田 新山・秋 勇紀 訳/水野 貴明 監訳
定価 3,520円(税込)
発売日 2024年6月29日
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/479807215X/
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17865153/

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