【IT導入における導入決定者と利用者の意識ギャップ調査 第2弾】導入されたITツールの満足度に、導入決定者と利用者で21.5%もの差が!満足度を高めるためには、利用者もITツールの選定に関わる必要あり

2020/03/27  アイティクラウド 株式会社 

~利用者から導入決定者への提案には、「価格」「口コミ・レビュー」も重視するべき~


 IT製品のレビューサイト「ITreview」を運営するアイティクラウド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:黒野 源太、以下「アイティクラウド」)は、全国の20~60代の男女400人に「ITツール導入に関するアンケート」を実施しました。
 2019年4月1日から順次施行されている「働き方改革関連法」の影響で、業務の効率化を図るべく、ビジネスにおけるIT製品の導入が加速しています。
 しかし、多くの企業では、導入決定者と利用者は異なるため、双方の認識の違いから導入されたITツールが使いにくいというケースが多く起こっています。今回の調査の結果、導入されたITツールに90%の導入決定者が満足しているのに対し、利用者は68.5%しか満足していないことが判明しました。
 導入後の満足度のギャップの一因として、導入前に導入するITツールについて十分な説明を受けていない利用者が多いということが挙げられます。一方、十分な説明を受けた利用者は92.3%と、非常に多くの方が導入されたITツールに満足しているという結果となりました。利用者がITツールの満足度を高めるためには、導入前からITツール選定に関わる必要があると考えられます。
 利用者が23%しか重視していない「価格」は、導入決定者の56%が重視していることが分かりました。また、重視する情報源については、利用者は「ベンダー担当者の意見」、「製品サイト」の順に重視しているのに対し、導入決定者は「製品サイト」、「口コミ・レビュー」の順に重視しているという結果となりました。利用者がITツールの選定に関わる際は、「価格」にも着目し、「製品サイト」だけでなく、「口コミ・レビューサイト」の情報も元に提案することで、導入決定者の納得を得られやすくなり、承認に繋がると推察されます。




※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、必ず【アイティクラウド株式会社調べ】とご明記ください。

【アンケート概要】

調査主体  :アイティクラウド株式会社 (第三者機関調べ)
調査期間  :2020年2月11日(火)~2月12日(水)
調査対象者:全国の20~60代の男女
調査方法 :ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
有効回答数:400人(ITツール導入導入決定者/ITツール利用者 各200名)




Q1.あなたの職場で直近1年以内に導入されたITツールについて、あなたは満足していますか?
  (n=400/導入決定者=200、利用者=200)

 今回の調査では、「非常に満足している」「満足している」を合わせた90.0%の導入決定者が、導入したITツールに満足していると回答しました(図1)。一方、利用者は68.5%しか満足しておらず、導入決定者と利用者の間で、ITツールの満足度に21.5%という大きな差があることが分かりました(図2)。


Q2.あなたの職場で直近1年以内に導入されたITツールによって、業務効率が上がったと感じますか?
(n=400/導入決定者=200、利用者=200)



 導入後の業務効率に関しても、上がったと感じると答えた導入決定者は「非常に感じる」「やや感じる」を合わせて87.0%という結果となりました(図3)。一方、利用者は68.5%しか効果を感じておらず、18.5%の差があることが分かりました(図4)。
 選定を行う導入決定者は導入したITツールに満足していても、実際に使う利用者は満足しておらず(図1、図2)、業務効率UPにも繋がっていないということが判明しました。




Q3.あなたは、直近1年以内で職場に導入されたITツールの発案者でしたか?
  (n=400/導入決定者=200、利用者=200)




 ITツールの発案に関し、導入決定者の86.0%が関与したと回答した(図5)のに対し、利用者は0%という結果となりました(図6)。利用者は、ITツール導入の発案に全く関わっておらず、発案が導入決定者に偏っていることが、導入後の満足度のギャップを生む(図1~4)原因となっていると推察されます。

Q4.直近1年以内に導入されたITツールの運用について、
  導入に関与せず利用だけしているという方(利用者)にお聞きします。
  あなたが利用している直近1年以内に導入されたITツールについて、
  導入の段階で担当者からの十分な説明がありましたか?(n=200)

 ITツール導入の際、利用者に対して事前に十分な説明があったかを質問したところ、「説明はあったが十分ではなかった」、「説明がなかった」、「導入することを知らなかった」と回答した人が74.0%も存在していました(図7)。つまり、利用者のほとんどが事前に十分な説明を受けていないと感じていたことが分かります。
 また、「説明はあったが十分ではなかった」、「説明がなかった」、「導入することを知らなかった」と回答した人のうち、導入されたITツールに満足している人は60.1%しかいないのに対し(図8)、「説明が十分にあった」と回答した利用者のうち92.3%と非常に多くの人が、導入されたITツールに満足していると回答しました(図9)。
 多くの導入決定者と利用者の間で、上手くコミュニケーションが取れていない中、コミュニケーションが取れている利用者は、導入されたITツールに満足しているという結果となりました。利用者が満足できるITツールを導入するためには、利用者自身も導入前から積極的にITツール選定に関わる必要があると推察されます。
 では、利用者がITツール導入に関わる際、どのような点を重視してITツール選定を行えばよいのでしょうか。




Q5.あなたの職場で直近1年以内に導入されたITツールについて、重視されたのはどのような点ですか?
  あてはまるものをすべてお選びください。
  ※決裁、発案に関与していない方は、どのような情報源を重視すべきだったと思うかお答えください。
(n=400/導入決定者=200、利用者=200)


 ITツール導入の際、重視したポイントとして、利用者の回答は「運用の簡単さ」が63.5%と最多で、次いで「充実した機能・スペック」が61.0%となりました。一方、導入決定者の回答は、上記2つの他にも「価格」が重視されているものの1つであることが分かりました。
 各回答項目の中でも、特に「価格」に関しては、利用者の回答は23.0%であるのに対し、導入決定者の回答は56.0%と、33.0%もの大きな差があるという結果となりました(図9)。ITツールの選定時、導入決定者にどのITツールが良いか提案する際は、価格も考慮して話をすると、意見が採用されやすくなるのではないでしょうか。

Q6.あなたの職場で直近1年以内に導入されたITツールについて、重視された情報源はなんですか?
(n=400/導入決定者=200、利用者=200)



 ITツール選定時の情報源として重視するものについて聞くと、利用者は「ベンダー担当者の意見」が52.0%と最多で、次いで「製品サイト」が44.5%という結果となりました。一方、導入決定者は「製品サイト」が最多の68.5%で、2位は「口コミ・レビュー」が50.0%となりました(図10) 。利用者の回答で1位だった「ベンダー担当者の意見」を上回る結果となりました(図10)。利用者が、導入決定者にどのITツールが良いか提案する際には、「口コミ・レビュー」も情報源の1つとすると、より導入決定者に納得してもらいやすくなると推察されます。




 

他の画像

関連業界

情報・通信業界のニュース