ユニ・チャームがファーストアセントへ出資 ~赤ちゃんのシグナルを解析し、健やかな育成環境の実現を加速させる~

2021/05/06  ユニ・チャーム 株式会社 

2021年05月06日

ユニ・チャームがファーストアセントへ出資
~赤ちゃんのシグナルを解析し、健やかな育成環境の実現を加速させる~

ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、株式会社ファーストアセント(東京都中央区、代表取締役社長:服部伴之)へ出資し、赤ちゃんの「泣き声」の分析に基づいた紙おむつの開発や、子育て支援サービスの拡充を行い、赤ちゃんの健やかな育成環境の実現を加速させていくことに合意しましたのでお知らせします。

当社は、「NOLA&DOLA」※1 の理念のもと、あらゆる世代の人々が互いに自立し、ほどよい距離感で助け合いながら共存する「共生社会」の実現に向けて取り組んでいます。「NOLA」では生活者の 様々な“不”を解消することを、「DOLA」では生活者の“夢”をかなえることを標榜し、特に「DOLA」の領域においては、デジタル技術を積極的に活用して事業活動の改革に取り組んでいます。その一例として、商品開発にデジタル技術を活用し、赤ちゃんにとって究極に心地よい紙おむつを提供しています。

ファーストアセントは、赤ちゃんの「泣き声」や「睡眠」のデータから感情、体調を予測するAI・IoTの開発を強みとするベビーテックベンチャーです。今回の出資により、ファーストアセントの高い技術力を融合することで、両社の共通の目的である「赤ちゃんの健やかな育成環境」の実現に向け、赤ちゃんの気持ちに寄り添い、ご両親が安心して育児そのものを楽しめるような、商品やサービスの開発を加速します。

株式会社ファーストアセントについて

ファーストアセントは、子育て環境をより豊かにするため、AIやIoTを駆使した先進的な技術によって新しいサービスを創造し続ける会社です。育児記録をママやパパで共有して赤ちゃんの成長を確認できるアプリ「パパっと育児@赤ちゃん手帳」を提供し、BABY TECH AWARD JAPAN 2019 健康部門大賞を受賞しています。また、赤ちゃん2万人以上の泣き声データを元にアルゴリズムを構築し、赤ちゃんの欲求に対して正答率が80%以上に達するデバイス「CryAnalyzer Auto」を、世界最大のテクノロジー見本市「CES※2 2020」に出展し、新風をもたらしました。

この世界初の技術は、赤ちゃんの寝かしつけを行うスマートベッドライト「ainenne(アイネンネ)」※3 に搭載され、「CES※2 2021」において、スマートホーム部門“Innovation Awards”を受賞しました。こうした新たな科学的知識に基づいて赤ちゃんの体調や感情などを可視化する取り組みは、未来の子育て環境を大きく変化させる事業活動としてあらゆる分野から注目されています。

株式会社ファーストアセント 代表取締役社長 服部伴之 コメント

当社ファーストアセントは、「テクノロジーで子育てを変える」を掲げ、子育てのデジタル・トランスフォーメーション(=DX)を推進するベビーテック企業です。今回、当社がこれまで培ってきた育児ビッグデータをもとにした研究開発をご評価いただき、赤ちゃん用紙おむつブランド「ムーニー」「マミーポコ」を持つ、業界のリーディングカンパニーであるユニ・チャーム様との資本業務提携に至りました。

ユニ・チャーム様とともに、子育て支援のインフラとなるようなサービスを開発し、豊かな子育て環境を構築することを目指します。

ユニ・チャーム株式会社 代表取締役 社長執行役員 高原豪久 コメント

赤ちゃんの「泣き声」から感情を分析し、育児をサポートするAIの開発に強みをもつファーストアセント様と強固なパートナーシップを構築することで、育児そのものが楽しくなるような感動体験を共に創出することを目指します。

また当社は、デジタル技術の活用により、生活者の不快の解消にとどまらず、心地よさを生み出せるような商品開発を実現することを”デジタル・トランスフォーメーション(=DX)”と定義し、変革を進めています。その変革をより加速させるためには、社内外問わず、様々なパートナー様の知見を必要としております。ベビーテック領域の深い知見と斬新な技術を有するファーストアセント様とのコラボレーションが、当社のベビーケア事業におけるDXの大きな後押しとなります。さらにはファーストアセント様の事業拡大にも寄与することで、育児における感動体験の創出を加速させることを期待しております。

当社が株式会社ファーストアセントへの出資を通じて貢献する「SDGs 17の目標」

当社の株式会社ファーストアセントへの出資は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の2つに貢献するとユニ・チャームでは考えております。

3.すべての人に健康と福祉を 9.産業と技術革新の基盤をつくろう

ユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しています。これからも事業活動の展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献します。

  • 「NOLA & DOLA」は、Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activitiesの頭文字をとったもの。
  • 「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」は、毎年1月全米民生技術協会が主催し、ネバダ州ラスベガスで開催される電子機器の見本市です。
  • 「ainenne(アイネンネ)」は、人間の体内時計が朝日を浴びることでリセットされる性質を参考に、朝日を模した光を使った目覚ましを機能で爽やかな目覚めを演出します。また、目覚ましの時間は、赤ちゃんの睡眠記録や夜泣きを分析する事で、推奨起床時間を算出し提示します。

(関連サイト)

株式会社ファーストアセント https://first-ascent.jp/

ユニ・チャーム株式会社 https://www.unicharm.co.jp/ja/home.html

「ainenne(アイネンネ)」※2 は、2021年3月29日から2021年6月26日18時までの期間、クラウドファンディングにて予約販売を開始しています。

https://www.makuake.com/project/ainenne/

?<<ユニ・チャーム株式会社に関するお問い合わせ先>>

企画本部 広報室 TEL:03-6722-1019

?<<株式会社ファーストアセントに関するお問い合わせ先>>

info@first-ascent.jp

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