業界初 日米欧のV2X車載機器の物理層測定と日本方式のテスト項目評価を実現

2018年04月12日 

業界初 日米欧のV2X車載機器の物理層測定と日本方式のテスト項目評価を実現

2018/04/12
車車間通信を効率よく評価できるソフトウェアの販売を開始

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、「V2X 802.11p測定・解析ソフトウェア MX727000A」の新たなオプションとして、「RF Parametric Test MX727010A」および「V2X Message日本方式コンフォーマンステスト MX727050A」、「V2X Message日本方式コンフォーマンステストシナリオ MV727050A」を開発。4月12日より販売を開始いたします。

MX727000Aは、すでにリリース済みのMX727020A/30A/40Aを使用することにより業界で初めて、日・米・欧3地域のV2Xメッセージ[※1]解析を可能とした測定ソフトウェアです。今回開発したMX727010Aを組み合わせることで、日米欧3方式のV2X機器の物理層からアプリケーション層までの通信品質を測定できます。
また、MX727050AとMV727050Aを追加することで、ARIB TR-T20[※2]ITS Forum RC-011[※3]に準拠した日本方式の車載器の試験項目が、簡易に行えます。
自動運転実現に必要な技術であるIEEE802.11p[※4]に準拠した車車間通信は、自動運転の実現に必要な技術です。日本でサービス開始されたのを皮切りに、米国や欧州でも同様の動きが進展し、測定器のニーズが高まっていました。
アンリツは、業界初のソリューションにより、日米欧各地域で運用される車車間通信の品質向上に貢献いたします。

開発の背景

車車間通信は、日本、米国、欧州で規格が異なります。このため、グローバルに商品を供給している自動車ベンダや車機器ベンダは、日本、米国、欧州向けの機器を開発するために、各方式の無線部の評価を行う必要があります。この作業では、測定者が地域ごとの規格や測定手順を理解する必要があるため、ヒューマンエラーが発生しやすく、開発効率を高めることが困難でした。また、日本方式の車載器メッセージ試験では複雑な試験環境が必要であり、その構築に多大な負荷を要することが課題となっていました。そこでアンリツは、「V2X 802.11p測定・解析ソフトウェア MX727000A」の機能を強化し、お客さまの課題解決を図りました。

製品概要

V2X RF Parametric Test MX727010Aは日欧米3地域の無線測定項目に対応したソフトウェアであり、物理層の通信品質を効率よく測定できます。
MX727010AはシグナルアナライザMS269xA/MS2830A 、ベクトル信号発生器 MG3710Aを制御でき、効率よく評価できます。

また、V2X Message日本方式コンフォーマンステスト MX727050Aと、V2X Message日本方式コンフォーマンステストシナリオ MV727050Aを組み合わせることで、業界で初めて、日本方式車載器のV2Xメッセージ評価に必要なテスト項目(ARIB TR-T20)、ガイドライン(ITS Forum RC-011)に記載されている測定項目を評価できます。お客さまのラボ環境下にて日本方式の試験に必要な複雑な試験環境を構築することが可能です。

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主な特徴

V2X RF Parametric Test MX727010A

正確な測定が可能
V2X RF Parametric Test MX727010Aを使用することにより、測定器の制御を自動化できます。これにより、専門的な知識のない作業者でも正確に、日本・米国・欧州で規定されている無線測定項目を評価することができます。

V2X Message日本方式コンフォーマンステスト MX727050A

煩雑な試験環境の構築を簡易化
日本方式のテスト規格(ARIB TR-T20)、ガイドライン(ITS Forum RC-011)の試験項目には複数の車載器、路側器を使用した試験があり、環境構築を行うには大きな負荷が発生します。V2X Message日本方式コンフォーマンステスト MX727050Aはこれらの試験項目に対応しており、試験環境を簡易に構築できます。

対象市場・用途

対象市場:自動車車載器ベンダ、通信機器モジュールベンダ、自動車ベンダ
用途:MX727010A:車車間通信無線部の評価
MX727050A:車車間通信の日本方式テスト規格、ガイドラインに記載されたテスト項目の評価

用語解説

[※1]V2Xメッセージ
車車間・路車間通信で必要になる車、路側器が発する情報データ。
[※2]ARIB TR-T20
ARIBが作成した700MHz車車間通信用のテスト規格。
[※3]ITS Forum RC-011
ITS Forumが作成した700MHz車車間通信用のガイドライン。当ガイドラインに車載器が行う試験項目が記載。
[※4]IEEE802.11p
車車間・路車間通信で採用された5.9GHz帯の無線LAN規格。

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