【過去最悪】の人道危機が迫るアフガニスタンの母子・500世帯へ食料を届ける緊急支援クラウドファンディングを開始

2021/12/06  公益財団法人 ジョイセフ 

国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区・理事長:石井澄江)は、深刻な人道危機に陥るアフガニスタンにおいて、最も影響を受ける乳幼児、妊婦などの立場の弱い女性や子どもたちに食料を届けるため、緊急支援クラウドファンディングを12月6日(月)より開始します。






深刻な人道危機。アフガニスタンでジョイセフが運営する母子保健クリニックには「食べるものがない」人々が毎日押し寄せる事態に。

2021年8月、イスラム主義勢力タリバンがアフガニスタンの全権を掌握。国際社会からの援助が滞り貧困が急激に悪化する中、さらに深刻な干ばつや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に加え、厳しい冬の極寒が襲うアフガニスタンでは国民のほとんどが困窮し、「過去最悪」の食料危機が迫っています。

過去最悪の食料危機で最も影響を受けるのは、栄養不良が生死に関わる乳幼児、そして妊産婦。つまり立場の弱い女性や子どもです。

ジョイセフが運営する母子保健クリニックの周辺地域だけでも約500世帯が危機的な状態です。
クリニックには「明日食べるものがない」人々が、毎日押し寄せ切迫した状況にあります。

今すぐに食料を届けなければなりません。豆のスープなどの質素な食事で助かる命があります。
ジョイセフは食料危機に苦しむアフガニスタンの母子に食料を緊急支援するためのクラウドファンディングを開始し、集まった支援金をもとに食料支援パッケージを用意し、困窮する現地の家庭へいち早く届けます。危機を乗り切るために、皆さまのご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。


▶アフガニスタン緊急支援 ジョイセフクラウドファンディング
──────────────────────────────────
クラウドファンディング実施期間:2021年12月6日~2022年1月31日
詳細:https://readyfor.jp/projects/joicfp2021
●第一目標金額:300万円 (200世帯分の食料調達費)
──────────────────────────────────



母乳が止まる母親、深刻な栄養不良に陥る乳幼児。緊急支援として500世帯分の食料を調達・届けるため支援を呼びかけています。クラウドファンディングではまだ目処がついていない、200世帯分の支援金を募ります。




“もう一刻も猶予がありません。今日も栄養不良の患者を診て話を聞くことしかできない自分に無力さを感じています” (現地クリニックのスタッフより)

クリニックを訪れる女性や乳幼児の多くは、深刻な栄養不良の状態にあります。
十分な食事がとれず母乳が止まった母親も少なくありません。

診察を受けながら、家族に食べるものを持ち帰りたいとすがる女性たちや、クリニックの前で家財道具を売りに出す幼い子どもたちを目の当たりにし、クリニックのスタッフ自身も苦しい状況の中、なんとか費用を工面して食料支援パッケージを手配し、最も困窮している家庭への配付を始めましたが、できることはごく限られており、資金が全く足りません。

ジョイセフの緊急支援(第一次)として、まずは500世帯(1世帯平均7人家族)が飢えをしのぎ、清潔に暮らすための物資を届けることを目標とし、約300世帯はジョイセフのマンスリーサポーター「ジョイセフフレンズ」による支援、残りの200世帯分の支援は、本プロジェクトである緊急支援クラウドファンディングによる支援金を充てさせていただきます。

目標金額に達成したのちは、ネクストゴールを目指します。現況に即した最適な支援に目標を再設定し、ジョイセフが最も重要視してきた「持続可能な母子保健のための人づくり、環境づくり」に繋ぎたいと考えています。

▶「皆さまのご支援でできること」 https://readyfor.jp/projects/joicfp2021



──────────────────────────────────
■思い出のランドセルギフトについて


2004年から続く「思い出のランドセルギフト」は、日本での役割を終えたランドセルをアフガニスタンの子どもたちに贈るプロジェクト。女の子の2人に1人が学校に通えず読み書きのできない女性が多くいる状況の中で、このランドセルをきっかけに、たくさんの女の子が学校へ通い、学べるようになりました。子どもたちの笑顔を絶やさず、未来へつながる学びの機会を失わないでほしいと願う想いをのせ、これまで約24万個ものランドセルを現地に届けています。: https://www.joicfp.or.jp/rand/

──────────────────────────────────
■国際協力NGOジョイセフについて
ジョイセフは、世界のどこにいても女性が自分の人生を自分の意思で選択できる社会をめざし、主に、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SRHR)を推進する、1968年に誕生した日本生まれの国際協力NGOです。

国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の支援活動を行っています。2011年の東日本大震災を機に日本国内での支援活動を開始。2017年に第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞。:https://www.joicfp.or.jp/

──────────────────────────────────

他の画像

関連業界