「燃料サーチャージ制」について(2021年5月 1日改定)

2021/05/07  株式会社 エスライングループ本社 


「燃料サーチャージ制」について (2021 年 5 月 1 日改定)

弊社では、2008 8 月に国土交通省に燃料サーチャージ料金の届出を行い、同年 10 月より 適用実施しております。

私ども運送業界における主要経費である燃料費は、世界の政治や経済状況等の変化による原油市況の価格変動により大きく左右され推移しています。原油価格は、新型コロナウイルスのワクチン接種が欧米で進み、需要回復への期待感から米WTI原油先物価格は1バレル=60ドル台まで上昇している一方で、OPEC加盟国とロシアなど非加盟国を含む 「OPECプラス」の会合にて5月から7月にかけて協調減産を段階的に縮小する方針で合意したことや、インドや中南米での感染再拡大の懸念も浮上しており、依然として先が読めない状態となっています。

そうしたなか、弊社は燃料サーチャージにつきまして2008 年 10 月より導入して以来、様々な環境変化に対応すべく全力を挙げて経費削減に取り組んでいるところでありますが、軽油価格の高止まり傾向は変わらない見通しであることに加え、働き方改革関連法の施行による労働環境の改善への取り組み、さらには、安全装置や環境対応に向けた車両導入等のコスト増加要因も見込まれ、依然企業収益が圧迫される状況が続いております。

つきましては、誠に恐縮ながら、引き続き燃料サーチャージ制の適用と、サーチャージ料金収受につきましてのご理解を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

燃料サーチャージ制とは
燃料サーチャージとは、燃料価格の上昇・下落によるコストの増減分を別建ての運賃として設定する制度です。 現状の燃料価格が基準とする燃料価格より一定額以上上昇した場合には、上昇の幅に応じて燃料サーチャージを 設定又は増額改定して適用するものです。一方、燃料サーチャージの設定時点より下落した場合には、その下落 幅に応じて減額改定し、また、燃料価格が沈静化し、基準とする燃料価格より低下した場合にはこれを廃止致し ます。

【現在の料金適用燃料価格】
※価格は全て資源エネルギー庁発表の石油製品価格調査(軽油現金価格)の中部運輸局管内の平均単価を使用
Https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl007/results.html#headline1

公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://sline.co.jp/news/item/nenryou_20210501.pdf

関連業界