(開示情報の補足)「連結子会社による固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」の一部補足について

2024/05/14  FIG 株式会社 

2024 年5月 14 日
F I G 株 式 会 社

(開示情報の補足)「連結子会社による固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」の一部補足について

当社が 2024 年2月 14 日に開示いたしました「連結子会社による固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」について、開示情報を補足いたしますのでお知らせいたします。



1.補足の内容

2024 年2月 14 日に開示いたしました「連結子会社による固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」のうち、「2.譲渡の理由」につきまして、本件譲渡代金の使途の記載について補足いたします。なお、補足箇所には下線を付しております。

2.譲渡の理由

当社グループは、2022 年2月に中期経営計画「FY2022-FY2024」を公表し、資本・資産効率の向上に取り組んでおり、株主コストを上回る ROE と WACC を上回る ROIC の KPI を設定しております。

当社のセグメントは、IoT・マシーン・スマートシティの3区分であり、今回譲渡する固定資産(賃貸不動産 Park Avenue)はスマートシティのセグメントに該当します。賃貸不動産 Park Avenue の所在地は、REALIZE 株式会社の創業の地であり、土地有効活用として 2020 年 2 月に事業化を決定し、2022 年 1 月に完成して賃貸を開始しました。

そのような中、株式市場構造の変化などもあり、従来よりも資本コストや株価をより強く意識した経営を推進し、当社グループが持続的な成長を実現するためには、経営資源をコア事業と成長投資に集中させる必要があると考え、事業ポートフォリオの見直しを実施しました。

事業ポートフォリオの見直しについては、3つの観点(①自社がベストオーナーであるか、②資本・資産効率と収益性、③成長戦略との適合性)により評価を行い、将来にわたり当社の企業価値向上に資する事業であるかどうかの判定を行いました。

その結果、賃貸不動産 Park Avenue は、①ノンコア事業でありコア事業とのシナジー効果が薄く自社がベストオーナーであると言えないこと、②長期安定収益ではあるものの、資産ベースの ROIC が約 1.8%と低く当社が目標とする ROIC を大きく下回ること、③今後、新たな賃貸不動産への投資は予定しておらずグループの成長戦略と適合しないという結論に至りました。

これにより、資産の効率化及び財務体質の改善を図るべく、当該保有資産の譲渡を決定いたしました。なお、本件譲渡代金により本件賃貸不動産の建設資金として調達している既存借入金を返済し、余剰のキャッシュフローについては成長分野であるロボット投資に充当する予定です。

また、賃貸不動産 Park Avenue は、当社グループのサービスロボットや IoT サービスの実証フィールドとしても活用しておりますが、本件譲渡後においても引き続き活用できる旨、譲渡先と合意しております。

本件譲渡代金により返済する既存借入金の概要
借入先 借入金額※ 借入実行日 期限前返済金額 返済日
株式会社大分銀行 3,190 百万円 2020 年9月 15 日~
2022 年1月 31 日
3,001 百万円 2024 年3月 29 日
株式会社三菱 UFJ 銀行 950 百万円 2020 年 12 月 25 日~
2022 年1月 31 日
894 百万円 2024 年3月 29 日

※上記の借入金額は、当社の 2023 年 12 月期の純資産の額(9,595 百万円)の 30%相当額以上の金額であります。

以上

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