当社連結子会社の株式会社大黒屋におけるLINEアプリを活用した買取サービス提供開始のお知らせ

2024/05/13  大黒屋ホールディングス 株式会社 

令和6年 5 月 13 日
大黒屋ホールディングス株式会社

当社連結子会社の株式会社大黒屋における
LINEアプリを活用した買取サービス提供開始のお知らせ


当社連結子会社である株式会社大黒屋(代表取締役社長:小川浩平、以下「大黒屋」という。)では、本日よりLINEアプリを活用した買取サービス「おたからAI公式LINE powered by 大黒屋(以下「おたからAI」という。)の提供を開始しますので、下記の通りお知らせいたします。



1.「おたからAI」の概要

大黒屋では、令和6年1月12日付「当社連結子会社の株式会社大黒屋における最新AIを活用した写真査定技術開発についてのお知らせ」にて公表しておりましたとおり、AI鑑定・査定技術及びグローバルダイナミックプライシングの技術を開発し、確立しておりましたが、今般当該先進技術を活用して顧客に対して提供することが可能な段階に至りましたので、LINEアプリ上にAI買取サービス「おたからAI」としてサービスの提供を開始いたします。

サービス提供を開始する「おたからAI」は、利用者の中古ブランド品をLINE上で買取を行うサービスとなります。利用者は商品を売却する前に、LINE上で大黒屋のAI鑑定士による簡易画像査定を通じて、目安となる買取額を把握することができるようになります。また、買取に関わる登録・集荷・査定・KYC(身元確認)など、すべてのやりとりがLINEチャットボット上で完結します。このAIによる画像解析を通じてタイムレスにブランド品の目安の査定額を提示する技術の採用は業界初の取組(同社調べ)です。

■「おたからAI公式LINE powered by 大黒屋」開始日:令和6年5月13日(月) 合わせて、「AIでおたから探しキャンペーン」を開催します。

■「おたからAI」公式LINEのQRコード

■「おたからAI」の実際の画面

2.大黒屋が持つAI写真査定を実現する最新技術について

大黒屋では、約8年前からAI鑑定・査定及びグローバルダイナミックプライシングの確立に着手し、グローバル規模での買収や業務提携を通じて、日本・米国・欧州・中国を中心にブランド品のデータ収集を進め、AI技術に最も重要な教師データの構築、訓練、最適化及び実際応用にチャレンジしてまいりました。その結果、令和6年1月12日付「当社連結子会社の株式会社大黒屋における最新AIを活用した写真査定技術開発についてのお知らせ」にて公表しておりました通り、AI鑑定・査定及びグローバルダイナミックプライシングの技術を確立しました。

その先進技術の概要は以下の通りです。

■画像認識技術

入力された商品画像データをもとに、ブランド・商品カテゴリーを特定します。

最新のComputer Visionライブラリと、同社が長年にわたり培ってきたブランド品データを組み合わせ、高い精度での特定を実現しております。

■ダイナミックプライシング

入力された商品データをもとに、最新の市場価格を提示します。同社がグローバル規模で管理している在庫情報・商品データベースを活用し、参照する商品価格データは常に最新にアップデートされます。機械学習により、ブレを含む商品データから、傾向をつかみ、商品の特定と最適な査定を実現しました。

■自然言語処理

チャット上で自由に入力される文章を解析し、鑑定や査定に活用できるデータに成形した上でシステムに取り込みます。また、査定結果の提示や、買取契約の締結なども、顧客との自然な応答の中で自動的に行います。

3.AIでおたから探しキャンペーン

「おたからAI」のサービス開始に合わせて、AI写真査定を試して頂いた利用者の中から、抽選で100名様に、JCB商品券1万円分をプレゼントする「AIでおたから探しキャンペーン」を開催いたします。

キャンペーン期間:5月13日(月)から5月31日(金)まで

■参加方法

① 「おたからAI」公式LINEを友達登録
② キャンペーン規約に同意して、お手持ちのアイテムで写真査定を実施
③ AI写真査定が返ってきたら、自動でエントリー完了

4.今後の見通し

大黒屋では、「おたからAI」を、今後他の店舗やECを有する提携企業に拡大していくことによって、より多くの既存ビジネスにおけるアップセリングとクロスセリングを通じて共存し、シナジー効果を生みだしていくことを考えております。具体的には、これにより、買取店舗に行く必要も、ブランド品を大黒屋若しくは他社のブランド品買取店舗に持ち込む必要もなくなります。また、販売者が最も興味のある買取値段については、今まで店舗で査定されるまでは知ることができませんでしたが、それをオンラインで数秒で知ることが可能となります。同時に、これまでの他の企業との提携により買取を増やす場合には、相手方の店舗等に大黒屋の社員を派遣し潜在的買取値段等を伝える必要がありましたが、その必要がなくなり、広く実店舗を有する企業との複合的提携が可能となります。その結果として、大黒屋の買取窓口の多角化につながります。「おたからAI」で、顧客の生活環境や様々なニーズに寄り添うことにより、二次流通市場をますます拡大し、日本中に眠る莫大な資産を市場に開放することによって、日本経済の活性化を目指していきます。併せて、リユース社会の進展・サーキュラー・エコノミーの実現による「持続可能な社会」の達成に大きく貢献していきたいと考えております。

なお、「おたからAI」については、当社グループの中長期的な企業価値の更なる向上に資するものと考えておりますが、令和7年3月期連結業績に与える影響は現時点では軽微と見込んでおります。

5.子会社の概要

■名 称:株式会社 大黒屋
■創 業:1947年(昭和22年)4月
■設 立:1953年(昭和28年)1月
■資本金:318,095千円
■代表者の役職・氏名:代表取締役社長 小川浩平
■事業内容:ブランド品(バッグ・時計・宝飾品等)、洋服などの買取・販売及び質屋業
■本社所在地:東京都港区港南四丁目1番8号
TEL:03-3472-7740(代表)
FAX:03-3472-7741

以上

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