Z世代のイマ ~アルコールとの距離感~ Z世代にとって飲み会は、多様な楽しみ方で参加する食事会!

2023/12/03  日本インフォメーション 株式会社 




https://www.n-info.co.jp/report/0051

これからの文化や消費を担うと言われているZ世代の価値観については、メディアでも多くをにぎわせています。しかし、SNS上で着飾り脚色された彼らから等身大の姿を見ることは困難を極めます。これまでも日本インフォメーション株式会社は、Z世代の価値観や生活実態について独自に研究を行ってきました。

・「Z世代の新たなSNS活用術から読み解く新潮流」
https://www.n-info.co.jp/report/0024
・「Z世代のイマ~食意識編~」
https://www.n-info.co.jp/report/0033
・「Z世代のイマ~新たな美意識と推し活・オタ活編~」
https://www.n-info.co.jp/report/0036
・「Z世代のイマ~分類して解像度をあげよう編~」
https://www.n-info.co.jp/report/0041

今回も「Z世代」のインサイトにさらに近づくべく、新たに幅広い項目(※1)について意識や行動に関して聴取するインターネット調査を行いました。※1:食品飲料品の購入実態、時間の使い方、消費行動(お金)、推し活、気持ち・考え方 等
本投稿ではその調査データを基に、Z世代の持つ特徴をZ世代を一括りにせずに、世代の中でどのような価値観の差異が見られるのか確認しつつ、Z世代を取り巻くアルコール意識について考察いたしました。※20歳以上に絞っての分析です。


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※詳細な調査結果データ(※食品飲料品の購入実態、時間の使い方、消費行動(お金)、推し活、気持ち・考え方等/属性別分析を含めたクロス集計データ)を無料にて配布しております。※本投稿内容に沿った調査報告書の配布はございません

ご希望の方は、以下のURLの「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/
※ご希望の資料欄に「Z世代のイマ~アルコールとの距離感~ 」とご記載ください

■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:16~26才男女
サンプルサイズ:1,800サンプル

調査方法:クローズドモニターへのインターネットリサーチ
調査実施期間:2023年8月2日~8月17日

Z世代にとってお酒とは?



「ソバーキュリアス」という言葉が言われるようになって少し経ちました。自分の身体や心の健康を考えて、あえてアルコールを飲まない、飲むとしても少しだけ楽しむライフスタイルのことで、数年前から欧米の若者を中心に広がっている価値観です。日本では「若者のアルコール離れ」と言われてきました。
本投稿では、リサーチ結果の中から現在のZ世代はお酒についてどのように考えているのかを、中心に掘り下げてみていきます。

調査結果について





飲めない/飲まないZ世代女子が増加傾向




まず、「お酒が好き」「お酒は飲めるけれど、わざわざ飲まない」それぞれについての考え方を確認しました。
その結果、お酒が好きではないと回答した割合は4割と多く、女性ではより顕著です。やはりお酒離れが進んでいる実態が垣間見えます。
では 「ソバーキュリアス」 の視点ではどうでしょうか。「飲めるけれど飲まない」が女性を中心に多く見られます。特ににZ世代のなかでも社会に出る前の大学生でより顕著に表れており、今後は「飲めない」「飲めるけど飲まない」Z世代の増加が顕著になっていくかもしれません。


飲み会は必要なのか?




Z世代とアルコールとの距離が遠くなってしまうと懸念されるのが「飲み会」の今後です。果たして、飲み会は今後不要になっていくのでしょうか?いくつかの視点で確認していきます。
「飲み会の雰囲気が好きだ」と回答する割合は多くはなく、女性では4割以上が「あてはまらない」と回答しています。
コミュニケーションとして必要か否かでも「友人関係」「仕事関係」それぞれにおいて、女性を中心に必要性を感じない方が多い傾向が見られました。


アルコールが主役ではないハイブリッド会(飲み×食事)




ではZ世代の飲み会で、アルコールの役割に変化はあるのでしょうか?
Z世代自身が、飲み会ではアルコール以外も飲む方が多く、女性では半数を超えています。さらに周囲の出席者への意識をみると「飲み会では、アルコールを飲みたくない人は飲まなくていい」「アルコールを飲まない人がいても気を遣わない」といった飲み会=アルコールを飲む会という発想はなさそうです。Z世代にとっては、食事会と飲み会の良いところを取り入れたハイブリッドというべき感覚かもしれません。


アルコールが好きなZ世代はどんな人?(アルコール好意有無別)




続いて、Z世代でアルコールが好きな方の意識を見ていきます。
アルコール習慣を見ていくと、アルコール好きの5割弱が「習慣的にお酒を飲んでいる」と回答しています。友人や家族など周りに習慣的に飲む人が多いのも特徴です。ひとりでお酒を飲んでいる方も多いようで、Z世代といえども好きな人にとってアルコールは、身近な存在のようです。
続いて、飲み会への意識を確認しました。Z世代全体と比べて、「飲み会参加への好意的姿勢が目立ち、周囲が飲むか否かもさほど気にしてなく、多様なスタイルを許容している様子が窺えます。
最後に、飲酒のスタイルでは、アルコール度数が弱いお酒を飲む方の方が多く、「食事もしっかりと楽しみたい意識」が窺えました。

多様な楽しみ方の提供が必要に




これまで見てきたZ世代のアルコールへの価値観を紐解く共通キーワードは「多様な楽しみ方の提供」だと推察されます。
上記を満たしつつ、食意識のリリース時にも触れた通り、「食事を楽しむ」「友人とのコミュニケーションのきっかけになる体験価値がある」ことが、彼らの多様なお酒とのふれあい方へのニーズを満たすカギとなりそうです。

以上、「Z世代のイマ ~アルコールとの距離感編~」として結果のレポートをお伝えしました。
日本インフォメーションでは、 「Z世代」のインサイトに近づくべく、幅広い項目(※1)について意識や行動に関して聴取するインターネット調査を行いました。※1:食品飲料品の購入実態、時間の使い方、消費行動(お金)、推し活、気持ち・考え方 等
今後もそのデータを基に、Z世代の持つ特徴をテーマ別にレポートし、変化の激しいZ世代の動向をウォッチしてまいります。
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詳細な調査結果データ(※食品飲料品の購入実態、時間の使い方、消費行動(お金)、推し活、気持ち・考え方等/属性別分析を含めたクロス集計データ)を無料にて配布しております。
※本投稿内容に沿った調査報告書の配布はございません

ご希望の方は、以下のURLよりお気軽に問い合わせください。
https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/
※ご希望の資料欄に「Z世代のイマ~アルコールとの距離感~ 」とご記載ください

■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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