令和3年度工業技術センターの業務成果について

2022/03/15  岡山県  

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令和3年度工業技術センターの業務成果について

印刷用ページを表示する2022年3月15日更新/工業技術センター

令和3年度工業技術センターの業務成果について

工業技術センターでは、研究開発、技術相談、依頼試験・設備利用を業務の三本柱に、地域の中小企業の技術開発と技術向上を支援していますが、主な成果は次のとおりです。

1 研究成果事例

メンテナンス性に優れたオゾン発生装置の開発

(1)背 景

健康志向が高まるなか、脱臭・除菌を目的に、ホテルや商業施設、病院などの身近なところでオゾン発生装置の利用が広がっています。しかしながら、一般的な放電方式のオゾン発生装置では、オゾンの生成に用いているオゾン発生体に付着物が生じ、オゾン生成効率の低下や故障の原因となることから、定期的なメンテナンスが必要でした。

(2)技術概要

工業技術センターでは、オーニット株式会社(赤磐市)と共同で、付着物の発生を大幅に抑制するオゾン生成ユニットを開発するとともに、空気の流れをシミュレーションする技術を活用してオゾン発生装置全体の最適な流路構造をデザインすることで、長期にわたり付着物の除去を必要としないシステムの開発に成功しました。
オーニット株式会社が製造しているオゾン発生装置は、平成6年に工業技術センターと共同で開発したものですが、シミュレーションによって、メンテナンス性に優れたオゾン発生装置の開発を効率的に進めることに貢献しました。

(3)成果の展開

オーニット株式会社が、令和4年度での製品化を目指して試作を進めています。

2 技術支援等の実績

項目 (令和4年2月末現在)

件 数

共同研究 (受託研究を含む)

73

技術相談

4,821

依頼試験

862

設備利用

6,427

令和3年度工業技術センターの業務成果について(お知らせ) [PDFファイル/181KB]

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