ヒト毛乳頭細胞に対するミノキシジルの作用機序の解明

2018年11月07日  アンファー 株式会社 

~2018年日本形成外科学会基礎学術集会にて発表~

アンファー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:三山 熊裕 以下「アンファー」)は、日本医科大学形成外科、メンズヘルスクリニック東京(本社:東京都千代田区、院長:小林 一広)との共同研究において、ヒト毛乳頭細胞に対するミノキシジルの作用機序の解明について、2018年10月18日~19日東京で開催された日本形成外科学会基礎学術集会において発表しました。


【発表演題概要】
発表タイトル:ヒト毛乳頭細胞に対するミノキシジルの作用機序の解明
発表者:日本医科大学形成外科 高田 弘弥
共同研究者:アンファー株式会社 長田 康孝、波間 隆則
医療法人社団ウェルエイジング メンズヘルスクリニック東京 小山 太郎、小林 一広
日本医科大学形成外科 小川 令

【研究の背景・目的】
ミノキシジルは男性型脱毛症(androgenic alopecia:AGA)と女性型脱毛症(female pattern hair loss : FPHL)の治療に外用薬として用いられる薬剤で、FDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されて30年になります。しかしながら、実はミノキシジルがヒト毛乳頭細胞に及ぼす作用機序の詳細は明らかになっていません。そこで、我々はヒト毛乳頭細胞に対するミノキシジルの影響を検討しました。

【研究結果・考察】
ミノキシジルのヒト毛乳頭細胞に対する影響を調べるため、ミノキシジルの活性代謝物である硫酸ミノキシジルを用いて、誘起されるK+チャネルの開口やCa2+動態をリアルタイム観察した結果、細胞外K+放出、細胞内Ca2+流入が認められました。K+チャネル、Ca2+チャネルに関する細胞の断面観察から、硫酸ミノキシジルによりそれぞれのチャネルが開口されるとともに一過性の細胞膨張が観察されました。さらに、種々のKATPチャネル阻害剤共存下でのイメージングの結果、SUR2B/Kir6.1選択的阻害剤共存下では細胞膨張は観察されませんでした。本研究により、ミノキシジルはKATPチャネル(SUR2B/Kir6.1)の開口が細胞膨張の一因であると考えられます。今後、細胞膨張レベルとKATPチャネルとの相関についても検証し、ミノキシジルのヒト毛乳頭細胞に対するメカニズムの全容を目指します。

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