天然繊維製品の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」がポリエステル製品の再生・循環を開始。

2022/02/09  株式会社 BPLab 

株式会社BPLabが株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンと業務連携を発表。

天然繊維製品の回収・再生の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運営する株式会社BPLabは、株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンとポリエステル製品の再生事業について業務連携を発表。これにより「BIOLOGIC LOOP」は、2022年2月より天然繊維製品に加えポリエステル製品の再生・循環を開始します。




衣料品を中心とした天然繊維製品の回収・再生の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運営する株式会社BPLab(株式会社ビーピーラボ/東京都港区/代表取締役 八代直樹)は、株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパン(広島県福山市/代表取締役 和田顕男)と2022年2月、ポリエステル製品の再生事業について業務連携いたしました。これにより「BIOLOGIC LOOP」では、2022年1月より天然繊維製品に加えポリエステル製品の再生・循環を開始いたします。

株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンは「エコログ・リサイクリング・ネットワーク」を運営する、ポリエステル製品のリサイクル技術に優れた企業です。株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンはポリエステル100%の繊維だけでなく、天然繊維混紡ポリエステル繊維製品のリサイクルも可能であり、ポリエステル/綿、ポリエステル/ウールの混紡繊維製品を独自の技術によって分離し、再生ポリエステルペレットを回収できます。このペレットは、ボタン、中綿などの素材として利用されることで再び衣料品の形で生まれ変わります。


この度の業務連携により「BIOLOGIC LOOP」加盟企業・団体は【綿・麻・毛・ポリエステル素材及びその複合素材】の循環が可能となりました。
株式会社BPLabはファッション産業と消費者をつなげ、新しい価値観を創造し、循環型産業へ移行することを目指します。また、リサイクル技術のさらなる研究開発が行われライフスタイル産業全体が製品を再生する、サーキュラーエコノミーを実現していきます。


<BIOLOGIC LOOPとは>
BIOLOGIC LOOP は、株式会社BPLabが2021年8月より運営を開始した“繊維循環プラットフォーム”です。設計の段階でトレーサビリティの取れた廃棄物を生み出さない素材の使用を推奨し、いらなくなった繊維製品の回収を行ない、再度新しい繊維資源として生まれ変わらせます。そして製品と原料を使いつづけることを目指します。


<株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンについて>
生産・消費・廃棄という従来の直線的なライフサイクルから、生産・消費・再生という循環的なリサイクルシステムを構築するために、資材サプライヤー、繊維加工メーカー、アパレルメーカー、販売店など約40社を結ぶ「エコログ・リサイクリング・ネットワーク」を形成し、衣料品等繊維製品の回収循環型マテリアルリサイクルの実現を目指して活動しています。
リサイクルしやすく企画された原料・資材及び、それらを使用したウエアを提供するのみならず、不要となった衣料品等繊維製品は回収し、独自の技術で再生ペレット(再生原料の細かい粒)に変換。ボタン、中綿、芯地等の衣服の資材やエコバック、ソックス等の日用繊維製品として再生します。また、国に承認された「びんごエコタウン」における中核施設として位置づけられており、全国初の繊維リサイクル施設を運営しています。


<株式会社BPLabについて> https://www.bplab.info/
株式会社BPLabは2021年8月より、アパレルメーカー、繊維製品メーカー、流通業、物流・倉庫企業、大学等教育機関等との連携し天然繊維の回収・再生をおこなう循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運用しています。サーキュラーエコノミーの3原則(※)を活動の中核に据え、循環のためのデザイン設計の提案から、商品の回収・再生までをサポート。BPLabが契約した廃棄物処理事業所に回収した繊維製品(綿・麻・毛・ポリエステル素材とその複合素材)を新しい繊維資源として再生することで、循環型産業へ移行することを目指します。
株式会社BPLabは、日本において国際的な協調の元でサーキュラーエコノミー推進に取り組んでいる非営利団体CIRCULER ECONOMY JAPAN(一般社団法人サーキュラーエコノミー・ジャパン)と連携しています。

(※)サーキュラーエコノミーの3原則
1. 廃棄物と汚染を生み出さないデザイン / 2. 製品と原料を使い続ける / 3. 自然システムを再生

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