HATALUCKと凸版印刷、メーカーとシフトワーカーを繋げる「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』活用サンプリング」を提供開始

2023/08/02  株式会社 HataLuck and Person 

商業施設で働くシフトワーカーの働きがい向上と、従来のサンプリングプロモーションの課題解決を同時に実現するサービスを提供

本プレスリリースは凸版印刷株式会社と当社の連名による発表です。 店舗マネジメントツール「はたLuck(R)(※1)」を軸に、小売・飲食・サービス業の生産性向上を支援する株式会社HataLuck and Person(本社:東京都中央区、代表取締役社長:染谷 剛史、以下 HATALUCK)と、凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は資本業務提携を結び、商業施設で働くスタッフに向けた働きがい向上と企業の効果的なサンプリングプロモーションを同時に支援するサービス「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』活用サンプリング」を2023年8月1日より提供開始します。


本サービスは、全国のショッピングセンターや商業施設のシフトワーカー約13.5万人(2023年8月1日時点)に導入されている「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』」を活用することにより、商品のサンプリングに加えて事前・事後のアンケート調査が可能な食品・飲料・化粧品業界等のメーカー企業向けのサンプリングプロモーションとシフトワーカーの働きがい向上を同時実現するサービスです。

なお、導入の第一弾として、三井不動産グループ(三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊)、三井不動産商業マネジメント株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大林修))と協力し、三井不動産グループが運営・管理する商業施設内(「三井ショッピングパーク ららぽーと」等)でサービスを提供開始します。
「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』活用サンプリング」フローイメージ
■開発の背景
現在、販促プロモーションにおけるサンプリングは多く実施されている手法のひとつですが、ただサンプルを配って終わってしまうものが多く、配布者に対してその後の購買への誘導や、配布の効果測定などが出来ていないものが多いことが課題でした。またHATALUCKでは、シフトワーカーの働きがいを向上させるためにシフトワーカー専用の福利厚生や業務貢献度等に応じた給与以外のインセンティブ提供を行うサービスの構築を検討していました。
これを受けてHATALUCKと凸版印刷は、商品サンプルを配布し、且つ継続的なコミュニケーションがとれるサンプリングプロモーションサービスを開発、実証実験(※2)を経て提供開始します。
本サービスは、サンプリングを「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』」を通じて行うことで、サンプリングした時だけでなく、アンケートなどでコミュニケーションをとれたり、サンプリングの効果測定ができるようになったりします。
HATALUCKと凸版印刷は、本サービスを通じてシフトワーカーの働きがいの向上と、より効率的かつ効果的なサンプリング施策の実現に貢献します。

■「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』活用サンプリング」の特徴
「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』活用サンプリング」4つの特徴 (C) TOPPAN INC.
シフトワーカー(個人)と繋がり、サンプリング引換券配信のターゲティングが可能
シフトワーカーを性別/年代/営業形態/地域/店舗などでそれぞれ分類して選定することができるので、商品
のターゲットに対して効率よくサンプリングを実施することができます。より解像度を高める目的などで、最大5問の事前アンケートの実施も可能です。

ギフトとしてサンプリング引換券の配信が可能
「店舗DXスタッフアプリ『はたLuck(R)』」上で、施設やメーカーからのメッセージとしてサンプリング引換券の配信が可能です。感謝の気持ちを表現したギフトや贈答品としてサンプリング引換券を配信しサンプルを配布することで、シフトワーカーの働きがいを支援するとともに特別感のあるストーリー性を持たせてサンプリングすることができます。

ショッピングセンター・商業施設の環境を活かしたサンプリングが可能
施設内店舗での引き換え以外にも、スタッフバックヤードでの配布や、施設内のイベントにからめた配布など、サンプリングストーリーに応じて配布することができます。登録販売者がいなければ交換できない特殊な商品や、冷凍や冷蔵が必要な商品もサンプリングが可能になります。

サンプリング後の継続的なアプローチでファン獲得
サンプリング終了後もアンケートをとって購入意向の高いターゲットを絞り込み、サンプリングを実施した商品の割引クーポンを配信して購入へ誘導したり、アプリ上での動画の配信などのコミュニケーションを行ったりして継続的なアプローチで商品やブランドに対するファンコミュニティの形成を促すことが可能です。



■今後の目標
HATALUCKと凸版印刷は、食品・飲料・化粧品業界等のメーカー企業に向けて本サービスを提供し、関連受注含めて2025年度までに5億円の売り上げを目指します。
またHATALUCKでは、現在は三井不動産グループが運営・管理する商業施設内にてサービス提供を行なっていますが、人手不足のサービス業を支えるために、今後は「はたLuck(R)」を導入している他の商業施設や百貨店でのサービス拡大や小売・流通・飲食等の「はたLuck(R)」ユーザーにも広く提供しシフトワーカーの仕事の体験価値が向上できるよう取り組んでいきます。

※1 店舗DXスタッフアプリ「はたLuck(R)」
小売・飲食・サービス業に特化した「本部-店舗-シフトワーカー」をつなぐ店舗マネジメントツールです。これまで別々のツールで管理されていたコミュニケーション・教育・シフト作成・評価に関する機能をオールインワンでスマホアプリに搭載。本部やSVによる複数店舗での包括的・即時的なリモートマネジメントを実現します。

※2 三井不動産グループが運営・管理する商業施設での実証実験について
本サービス提供開始に向けて、「はたLuck(R)」を通してサンプル引換券配信の実証実験を行いました。実証実験は三井不動産グループが運営・管理する「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」「三井ショッピングパーク ららぽーと沼津」「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」にて2023年1~3月に実施。商業施設のスタッフ2,000名に対し、日用品のサンプル引換券を配布し、施設休憩室での直接配布の有無やアプリ内の広告バナー配置等によるサンプル引換券使用率の変化などの数値分析を実施しました。商品引換後に引換券利用者にアンケートを実施したところ、アンケート回答者全体のうち、56%のユーザーが商品の購入意向を示し、さらに、ららぽーと従業員で最も多くの比率を占める20代においては、83%が商品の使用感に満足し、72%が継続購入意向を示したことから交換商品に対してのイメージアップや再購入意向度が高くなることが検証されました。アンケートの結果を受け、サンプルを配布するだけでなく、配布した対象者がブランドに対してどのような印象をいだいているかを確認することができるため、本サービスに一定の効果があることがわかりました。

【会社概要】
会社名:株式会社HataLuck and Person(HataLuck and Person Inc.)
代表者:染谷 剛史
創業 :2017年3月
事業 :店舗マネジメントツール「はたLuck(R)︎」の開発と販売
    店舗サービス業の店舗の業務効率化コンサルティング

コーポレートサイト       :https://corp.hataluck.com
「はたLuck(R)︎」サービスサイト :https://hataluck.jp
店舗サービス業向けコラムSWX総研 :https://corp.hataluck.com/column_list/

リンクアンドモチベーションで小売・飲食・サービス業界の組織コンサルティングに従事していた代表 染谷が2017年に創業した、リテールテック領域のスタートアップ企業です。「シフトワーカーエクスペリエンス(R)︎(アルバイトスタッフの仕事の体験価値)の向上」を掲げ、 店舗内の情報共有や教育・評価、シフト管理等の機能を搭載した店舗マネジメントツール「はたLuck(R)︎」を通じて、業界の生産性向上を支援しています。

会社名:凸版印刷株式会社
代表者:麿 秀晴
創業 :1900年
事業 :凸版印刷は 1900 年の創業以来、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の 3 分野にわたり幅広い事業活動を展開しています。

公式ホームページ:https://www.toppan.co.jp/

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