Belグループとダッソー・システムズが提携し持続可能なビジネスモデルの確立に向けて食品業界の変革を加速

2024/07/23  ダッソー・システムズ 株式会社 




- 長期パートナーシップを通じて、業界のデジタル変革を加速し、食品業界にイノベーションを提供
- バリューチェーン全体のデジタル化にAIを活用し、持続可能な変革をもたらし、従業員が能力を最大限発揮できる環境を構築
- Belグループの主力製品の製造に関する専門知識と、ダッソー・システムズの科学と技術に基づくアプローチを組み合わせて、食品業界向けの次世代インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを推進

※本リリースは、仏パリにて現地時間2024年 7月4日に発表したリリースの日本語参考訳です。


ダッソー・システムズ(Euronext Paris:FR0014003TT8、DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)は本日、Belグループとの長期的な長期的なパートナーシップを締結したことを発表しました。このパートナーシップは、より持続可能なビジネスモデルの確立に向けた食品業界の変革の加速を目的としています。両社は、製品構想から製造、市場投入に至るバリューチェーン全体のデジタル化にAIを活用することで、食の未来のための変革を推進します。


2050年に世界人口が約100億人に到達すると予想される中、持続可能な食糧供給実現に向けた課題が浮き彫りになっています。この課題に対応するためには、革新的な食糧技術と、規制が厳しい業界においても効率的に健康かつ持続可能な食糧を開発・製造するためのイノベーションが求められています。


Belグループは、製造業務の効率性と持続可能性を高めるために、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤とする製造オペレーション・エクスペリエンス「Perfect Production」を世界11か所の生産拠点に展開します[1]。この変革では、製造業務管理(MOM)、食品材料科学、AI、また製品ライフサイクル管理(PLM)が重要な役割を果たします。


MOMを活用したデジタル変革により、Belグループの従業員は自身の能力を最大限発揮することができます。製造効率を高めることで市場の要求に応えつつ、原材料の在庫と消費量を最適化し、場所を問わず、持続可能で、一貫した品質の製品生産が可能になります。


また、BelグループはAIを導入することで、製品やパッケージを強化するための膨大なデータポイントを分析し、機械学習を活用しながら持続可能な開発とイノベーションを通じて継続的に消費者の需要に対応することができます。一方、ダッソー・システムズには、食品業界に関する包括的なインサイトを提供します。これにより、製品の市場投入までの時間を短縮し、製造方法を最適化するとともに、試作数を削減して製品開発を加速し、製品品質を向上します。


さらに、PLMにおいては、単一のコラボレーション環境を通じて、関係者全員が適切なタイミングで必要な情報を利用できるようにします。これにより、製品構想から市場投入に至るまで、部門間の連携や意思決定が円滑になり、業務プロセスが簡素化されます。


BelグループのCEOであるセシル・ベリオ氏は、次のように述べています。「より持続可能なビジネスモデルに向けて食品業界が変容を遂げるためには、今後10年で強力な変革をもたらすプレーヤーや取り組みが不可欠です。この度の長期パートナーシップを通じて、我々は新たなソリューションでこの変革を推進します。ダッソー・システムズと共に、ビジョンを共有し能力を最大限に発揮しつつ、AIを駆使した研究開発で食の未来を見据えた製造と製品管理プロセスを再構築していきます」


ダッソー・システムズの取締役会エグゼクティブ・チェアマンであるベルナール・シャーレスは、次のように述べています。「Belグループとのパートナーシップは、より持続可能な方法で生産された、より健康的な独自の食品を提供するという使命を推進し、食品業界に大きな変革をもたらします。モデリング、シミュレーション、データサイエンスや生成AIを活用することで、健康、予防、手頃で持続可能な栄養の関連性を導き出し、経済的発展を促す方法を構築できます。当社の科学と技術に基づくアプローチをBelグループの事業に取り入れることで、同社が食品テクノロジー企業のロールモデルとなるよう革新を推進していきます」


[1]Belグループとダッソー・システムズの契約は、2023年第4四半期に締結されました。

(以上)


ダッソー・システムズの消費財業界向けのソリューションについての詳細はこちら: 
https://www.3ds.com/ja/industries/consumer-packaged-goods-retail/food-beverage

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォーム、3次元設計のソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション等について、詳しくはホームページをご覧ください。

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Belグループについて
Belグループは、乳製品、果物、植物由来製品の一部を通じて食品業界で重要な役割を果たしており、ブランドチーズで世界をリードする企業です。同社の製品には、差別化された国際的なブランドであるThe Laughing Cow(R)、Kiri(R)、Babybel(R)、Boursin(R)、Nurishh(R)、Pom’Potes(R)、GoGosqueeZ(R)のほか、約30種類のローカルブランドが含まれています。これらのブランドは2023年に36億4500万ユーロの売上に貢献しました。
世界各地の51の子会社で働く約10,902名の従業員が、すべての人により健康的で責任ある食を提供するというグループの使命の展開に貢献しています。Bel製品は30の生産拠点で製造され、120ヵ国以上で販売されています。


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ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE(R)カンパニーとして人類の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの創出、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義できるので、世界をより持続可能にするために意義のある影響をもたらすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の30万を超えるお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja (日本語)、https://www.3ds.com (英語)をご参照ください。


3DEXPERIENCE、3DSロゴ、Compassアイコン、IFWE、3DEXCITE、3DVIA、BIOVIA、CATIA、CENTRIC PLM、DELMIA、ENOVIA、GEOVIA、MEDIDATA、NETVIBES、OUTSCALE、SIMULIAおよびSOLIDWORKSは、フランスの法律に基づいて設立された欧州会社(Societas Europaea)であり、ヴェルサイユの商業裁判所書記課に登記番号322 306 440で登録されているダッソー・システムズ、またはアメリカ合衆国やその他の国におけるダッソー・システムズの子会社の商標もしくは登録商標です。

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