国際イニシアティブ「Spring」および「NA100」への加盟について~生物多様性の保全と回復に向けた協働エンゲージメントに係る取組み~

2024/02/09  住友生命保険 相互会社 

2024 年2月9日
住友生命保険相互会社

国際イニシアティブ「Spring」および「NA100」への加盟について
~生物多様性の保全と回復に向けた協働エンゲージメントに係る取組み~


住友生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」)は、主に生物多様性の保全と回復に向けた協働エンゲージメント活動を行う国際イニシアティブ「Spring」※1および「NA100(Nature Action100)」に加盟しました。

1.課題認識および加盟目的

生物多様性の保全と回復は、気候変動対応とも関連する重要な社会課題となっており、2023年9月にTNFD※2提言が公表されるなど、国際的な対応も進展しています。

住友生命は、サステナビリティを考慮した資産運用(責任投資)を通じ、社会課題解決に取り組んでおり、このようなグローバルな課題に対しては、住友生命単独での活動に加え、国内外の機関投資家と協働していくことが重要と考えています。

そのため、今般、「Spring」および「NA100」に署名することを決めました。今後、当該イニシアティブの活動への積極的な関与等を通じ、知見の向上を図り、当該課題をテーマとしたエンゲージメント活動(企業との対話)のレベルアップに繋げてまいります。

2.住友生命のサステナビリティへの取組み

住友生命は、「住友生命グループVision2030」※3にて「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」を2030年時点のありたい姿とし、生物多様性を含む「地球環境の改善」を「ウェルビーイング貢献領域」の1つとして掲げ、課題解決に積極的に取り組んでいます。その一環として、本年1月、TNFD Adopter※4に登録しました。今後、TNFD提言に準拠した情報開示を進めていくとともに、生命保険事業と資産運用の両面から「地球環境の改善」に向けた取組みを推進していきます。

3.加盟したイニシアティブの概要

? Springは2023年10月、東京で開催されたPRI(責任投資原則)※5の年次総会“PRI inPerson”において設立が発表されたPRI主導の国際イニシアティブです。

? 自然資本・生物多様性に関する課題の中で特に森林破壊等をテーマとし、当該課題の解決に向けた企業の取組みを後押しするため、協働

エンゲージメントを実施します。

? NA100は、2022年12月開催のCOP15(国連生物多様性条約第15回締約国会議)にて、発表された欧州機関投資家団体IIGCCと米ESG投資推進NGOのCeresが共同運営する国際イニシアティブです。

? 自然資本への依存が大きいグローバル100社を特定し、自然資本・生物多様性に対する目標やガバナンスなどの重要項目について、当該企業の取組みを後押しするため、協働エンゲージメントを実施します。

※1 Springの活動を支援する‘エンドーサー’として加盟しました。
※2 Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(自然関連財務情報開示タスクフォース)の略で、自然関連リスク・機会の企業開示フレームワークです。
※3 詳細は下記URLをご参照ください。
URL:https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2022/230324.pdf
※4 詳細は下記URLをご参照ください。
URL:https://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2023/240112.pdf
※5 Principles for Responsible Investment(責任投資原則)の略で、投融資行動の中でESG課題を考慮することを求めた投資原則または推進する団体を指します。

以上

他の画像

関連業界