AIデータセンター構築に向けた4社間基本合意のお知らせ

2024/06/03  データセクション 株式会社 

2024 年6月3日
データセクション株式会社

AI データセンター構築に向けた4社間基本合意のお知らせ

データセクション株式会社は 2024 年6月2日付で、Super Micro Computer Inc. (本社:アメリカ カリフォルニア州、社長 兼 CEO:Charles Liang、以下「Supermicro」といいます。)、シャープ株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:呉 柏勲、以下「シャープ」といいます。)、KDDI 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:髙橋 誠)との間で、AI データセンター構築に向けて協議を開始することに合意(以下「本合意」といいます。)いたしました。

本合意に基づき、4社は今後、シャープ堺工場跡地に、NVIDIA(本社:アメリカ カリフォルニア州、社長 兼 CEO:Jensen Huang、以下 NVIDIA)の最先端の AI 計算基盤である「GB200NVL72」などを搭載した AI データセンターを構築し、早期に稼働を開始することを目指して、協議を開始いたします。



1. 本 AI データセンター構築の背景

データセクション株式会社は、ビッグデータの分析に加え、基礎研究段階から AI による画像解析等の複数の要素技術を発展させ、顧客の業務改善等を推進するシステムインテグレーション事業や、顧客のデジタルマーケティングや DX 化を後押しするマーケティングソリューション事業を展開してきたほか、近年は積極的な M&A 戦略により事業ポートフォリオを再構築し、グローバル 20 か国以上における、AI による画像解析を活用した自社プロダクトの展開、あるいは 2023 年9月には、データサイエンス及び AI 領域における事業買収を行うなど、「技術と実社会の融合」を実現し、新たな企業価値の創造を図っております。

AI をめぐる技術が加速度的に進化しているなか、日本においても、急増する AI 処理に対応できる AI データセンターの構築が求められております。一方で、大規模な AI 計算基盤を持つAI データセンターを構築するには、最先端の演算装置の調達、設備の発熱を抑える高効率な冷却システムの整備、大規模な電力・場所の確保といった点が重要となります。このため、各パートナー企業のアセットを集結し、これらの課題に素早く対応し、本 AI データセンターの構築を目指してまいります。

2. 本 AI データセンター構築に向けた取り組み

本合意に基づき、当社、シャープ及び KDDI の 3 社は合弁会社を設立し、シャープの堺工場跡地にアジア最大規模の AI データセンターを構築、早期に稼働を開始することを目指してまいります。

本 AI データセンターにおいては、当社の提携先である Supermicro から、NVIDIA の最先端の GPU(画像処理半導体)である GB200 NVL72 及びオペレーションコストを低減可能なリキッド・クーリング・ソリューションを含む AI サーバーを調達する計画です。大規模な電力の調達については、シャープの堺工場跡地に構築することで、十分な電力と場所を確保できる見込みであり、ネットワークの構築・運用面においては、KDDI からのサポートが得られます。

当社においては、本 AI データセンターの構築に参画するほか、AI クラウドサービスの運営を推進してまいる予定です。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3905/tdnet/2454345/00.pdf

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