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2023年11月16日 | プレスリリース CVCファンド「Shimadzu Future Innovation Fund」
ゼロコードAIのRUTILEAに出資
島津製作所は、10月31日にコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Shimadzu Future Innovation Fund」(以下、Shimadzu FIF)を通じて、ゼロコードAIの株式会社RUTILEA(ルテリア)(京都市、以下RUTILEA)に出資いたしました。同社は画像処理技術をコアとした製造業向けシステムを開発するスタートアップです。
製造業の人材不足は社会課題となっており、作業の標準化に向けたモニタリングシステムなどの導入が進んでいます。従来、こうしたシステムの導入にはプログラミングの専門的な知識やスキルが必要でした。RUTILEAは、ゼロコード(大量のデータを学習させた基盤モデルでプログラミング言語による開発工程を省き、即時に使用できるシステムの開発手法)によるAIソフトを実現しており、ドキュメント作成・管理、外観検査やリアルタイム作業認識システムなどのソフトウェアを製造業に提供しています。画像生成に拡散モデル※を使用して、高解像度の画像を出力できることが強みです。また、良品・不良品データなどの画像生成技術が高く、現場に即したデータ収集のノウハウを有しているため、AIモデルの学習期間を短縮できます。
島津製作所はこれまで様々なAI技術を活用しており、分析計測機器や医用機器などにAIソフトウェアを搭載してきました。そうした中で、RUTILEAの高い画像処理技術に将来性を見出し、Shimadzu FIFから出資しました。島津製作所はRUTILEAへの出資・事業支援を通じて、AI開発を効率化する「AIプラットフォーム」の発展に貢献してまいります。
- ※対象の画像やテキスト、音声などのデータを劣化させ、劣化の過程をたどるように再構築していく過程を学習させる生成AI技術の1つ
株式会社RUTILEAの概要
代表者 |
: |
代表取締役CEO 矢野貴文 |
所在地 |
: |
京都市中京区下丸屋町397 |
事業内容 |
: |
ゼロコードAIによる業務プロセスの自動化 |
設立 |
: |
2018年8月 |
URL |
: |
https://rutilea.com/ |
Shimadzu FIFの概要