マダニによる感染症に注意しましょう

2019/06/14  和歌山県  

公開日 6月14日
マダニによる感染症に注意しましょう
連絡先 福祉保健部 健康局 健康推進課
担当者 並川・花光
電話 073-441-2643
FAX --
E-mail
~マダニの活動が活発になっています~

○ マダニ※1の多くは、春から秋(3~11月)にかけて活動が活発になります。
○ マダニは比較的大型(吸血前で約0.5cm)のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、日本では全国的に分布しています。
○ マダニの生息場所に立ち入り、病原体を保有するマダニに咬まれた場合には、感染により日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などを発病し、重症化することがあります。
○ 本県でも、日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が毎年報告されています。
○ 外出するときは、以下のダニ予防に努めましょう。
※1マダニは、衣類や寝具に発生するヒョウダニなど家庭内に生息するダニとは異なります。

│【ダニ媒介性疾患の予防対策】 │
│ │
│① 肌の露出を少なくする ⇒ 帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等 │
│ DEET等(虫よけ剤の成分)を含む虫よけスプレーも有効│
│ │
│② 長袖・長ズボン等を着用する │
│ ⇒ シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中 │
│ │
│③ 足を完全に覆う靴を履く ⇒ サンダル等は避ける │
│ │
│④ マダニに咬まれた後に発熱等の症状が出た場合や、咬まれたことが不明な場合│
│ でも、急激な発熱、頭痛等が出た場合、速やかに医療機関を受診してください。│
│ │

《和歌山県において注意すべきダニ媒介性疾患》

1.日本紅斑熱

国内では昭和59年に患者が初めて報告された。日本紅斑熱リケッチアに感染することで起こる疾患です。
○ 症状:高熱、発疹、刺し口が主要三徴候で、頭痛、倦怠感を伴って急激に発症する。発疹は全身に広がるが、手足などに比較的強く出現する。
○ 潜伏期間:2~8日
○ 治療法:抗菌薬の投与
■ 発生状況 (人)
│ 年 │H18│H19│H20│H21│H22│H23│H24│H25│H26│H27│H28│H29│H30│R1※2│
│和歌山県│ 7│16│ 16│ 11│ 20│ 21│ 24│ 18│ 34│ 17│ 17│ 51│ 32│ 6 │
│ 全 国│49│98│132│132│132│190│171│175│241│215│277│337│305│41 │

■ 令和元年居住地保健所管内別発生状況 (人)
│保健所管内│和歌山市│岩出│田辺│新宮(串本支所を含む)│
│ │2 │1 │1 │2 │

2.重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

平成23年に世界で初めて特定された新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することで起こる疾患です。
○ 症状:発熱、食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを起こす。日本での致命率※3は約20%です。
○ 潜伏期間:6日~2週間程度
○ 治療法:有効な薬やワクチンはなく、対症療法が主体となる。
■ 発生状況 (平成25年3月4日から全数届出疾病に指定)
│ 年 │H25│H26│H27│H28│H29│H30│ R1※2│(人)
│和歌山県│ 0│ 2│ 1│ 5│ 3│ 6│ 1 │令和元年居住地保健所管内別
│ 全 国│ 48│ 61│ 60│ 60│ 90│ 77│ 27 │発生状況は御坊保健所管内1人

(参考)和歌山県ホームページ
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/041200/h_kansen/sfts.html

※2 令和元年の発生状況は6月2日現在の人数です。
※3 致命率:ある病気にかかった患者のうち、死亡した患者の割合。