特集展示「馬に乗った男装の女官を描いた絵巻」を開催します!

2019/07/13  三重県庁 

令和元年07月13日

特集展示「馬に乗った男装の女官を描いた絵巻」を開催します!

斎宮歴史博物館が所蔵する絵巻物に、極めて珍しい「男装の女官が馬に乗る姿」が描かれていることがわかりました。これは先般開催した春季企画展に際しての展示資料の調査で発見されたものです。今回特集展示として、改めてこの絵巻を展示しその部分について紹介します。ぜひ、ご覧ください。

1 開催日時
令和元年7月13日(土)から8月18日(日)まで
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
休館日 7月16日(火)・22日(月)・29日(月)、8月5日(月)・13日(火)

2 会 場
斎宮歴史博物館 展示ホール(三重県多気郡明和町竹川503)

3 展示資料
寛政御遷幸図巻(かんせいごせんこうずかん) 江戸時代 斎宮歴史博物館所蔵
寛政2(1790)年、2年前に焼失した内裏が再建され、時の光格天皇が内裏に遷御した際の行列を描
いた絵巻。

4 内 容
・先般開催した春季企画展「めでたい!のいろいろ-瑞祥ときざし-」に際しての展示資料の調査で、斎
宮歴史博物館の所蔵する絵巻物「寛政御遷幸図巻」に、極めて珍しい「男装の女官が馬に乗る姿」が描
かれていることがわかりました。
・この女官は「東豎子(あずまわらわ、東の子供の意味)」といいます。
・『枕草子』には「姫まうち君(女性の重臣という意味)」の名で見られ、天皇が行幸する時に、靴を管
理するのが職務で、男装して馬に乗って随行していました。東豎子は平安時代以来見られますが、鎌倉
時代頃に廃絶したと見られていました。
・これまでその姿を描いた絵はほとんど知られていませんでしたが、最近、江戸時代の儀式の絵巻に、東
豎子を描いたものがあることがわかってきました。文化14(1817)年に光格天皇が譲位した時の行列
の絵にあるものがそれですが、これは徒歩の姿でした。
・今回見つかった絵は、それより古い、しかも「馬に乗った東豎子」の姿を描いたもので、その姿は冠を
つけた男性官人と変わりませんが、檜扇(ひおうぎ)で顔を隠しており、よく見ると袴は若い女官のつ
ける濃袴(こきはかま)とよばれるもので、さらに女官の正装の裳(も、後ろに引きずるプリーツス
カート)もつけていることがわかります。
・今回の発見は日本の異装文化やジェンダー、ダイバーシティなどの研究にも役立つ貴重なものになると
思われます。

5 観覧料金
常設展の観覧料が必要です。
一般 個人340円、団体260円、大学生 個人220円、団体180円
高校生以下 無料

6 主 催
斎宮歴史博物館

7 問い合わせ先
斎宮歴史博物館
電話:0596-52-3800(代表) FAX:0596-52-3724

関連資料

  • 馬に乗った男装の女官 東豎子(あずまわらわ)(PDF(229KB))

地図情報