2019年8月15日 繰り上げ石井大臣会見要旨

2019/08/15  国土交通省 

繰り上げ石井大臣会見要旨

2019年8月15日(木) 10:01 ~ 10:12
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはございません。
以上であります。

質疑応答

(問)台風10号の件でお聞きしたいのですけれども、現時点における状況と、今後の見通し、国土交通省の方で対策をどのようにされていくかということを教えていただけますでしょうか。
(答)台風第10号は、今後、四国・中国地方を縦断し、本日夜には日本海に抜ける見込みとなっております。
この台風の影響によりまして、四国地方や近畿地方では、既に降り始めからの雨量が500ミリを超える大雨となっているところがあり、今後も明日にかけて雨量が更に増え、総雨量が1200ミリを超えるおそれがあります。
引き続き、大雨や暴風、高波に対する厳重な警戒、高潮にも警戒が必要であります。
この台風により、既に怪我をされた方々がいらっしゃいます。
被害に遭われた方々に心より御見舞い申し上げます。
この台風による交通関係の影響につきまして、山陽新幹線をはじめ、中国・四国・九州地方の鉄道で、本日15日に計画運休を実施しております。
各鉄道事業者におきましては、計画運休の可能性がある旨を一昨日から早め早めの情報提供を行うとともに、国土交通省におきましても、計画運休の実施予定につきまして、昨日より情報提供を行っております。
この他にも、バスや航空、フェリー便の運休など交通機関への影響が発生するとともに、高速道路でも大雨や強風により通行止めが発生しております。
災害に対する国土交通省の対応といたしましては、昨夜、神奈川県内で、遊泳していた男性2名が台風による高波の影響で孤立したとの118番通報を受け、海上保安庁のヘリコプターと特殊救難隊によりまして吊り上げ救助を実施しております。
また、昨年の台風第21号によりまして関西国際空港の連絡橋に船舶が衝突した被害を踏まえまして、関西国際空港周辺海域におきまして、昨日14日午後3時より船舶の航行を原則禁止する等の措置を講じ、措置の内容につきましては航行警報、海の安全情報等により広く海事関係者に周知を行っております。
また、13日より台風の影響が懸念される市町村の首長とホットラインを構築するとともに、リエゾンや気象庁のJETTを派遣しまして、気象状況に関する助言や情報収集体制を構築しております。
加えて、住民一人一人の適切な行動につながるよう、台風接近前の早い段階からも、テレビやSNS等を活用しまして、防災情報の提供を行っているところであります。
このような台風に関する情報は、外国人旅行者向けに、日本政府観光局のウェブサイトやSNSを通じまして、外国語による情報提供を行っております。
今後も台風の影響により、大雨や暴風、高波に対し注意が必要なため、国土交通省といたしましては引き続き厳重に警戒してまいります。
国民の皆さまには、最新の気象情報や自治体等からの防災情報に十分に留意いただき、早め早めの避難行動を心がけていただくようお願いいたします。

(問)先日、リニア中央新幹線の静岡工区について、「当面の進め方について」という文書を発表されて、その中で国土交通省は「状況に応じて検討の促進等に努める」という表記がされていると思いますけれども、場合によっては積極的な仲介役を担うお考えがあるのかということと、具体的にどのような検討促進策を検討されているのか、お考えをお聞かせください。
(答)リニア中央新幹線の静岡工区につきましては、国土交通省といたしまして、引き続き必要な調整や協力等を行っていく旨を、これまでにも会見等でお答えさせていただいてきているところでありますが、そういった状況の中で、今月5日に、静岡県知事から、陳情にお越しになった際に、県とJRとのやりとりの場に然るべき方が来ていただけるとありがたい旨のお話を受けました。
こうした知事からのお話なども踏まえまして、本事業を円滑に進めていくため、国土交通省は静岡県及びJR東海と、今後の当面の進め方について確認を行いまして、9日に3者で合意いたしました。
これを受けまして、早速、静岡県から、来週20日、21日に開催されます専門部会委員とJR東海の意見交換会への立ち会いとして、国土交通省の担当者の出席の要請がありまして、鉄道局からは担当者を出席させる予定との報告を受けています。
本件につきましては、まずは、科学的知見等に基づきながら、専門部会におきまして検討が進められることが重要でありまして、国土交通省といたしましては、先ほどの意見交換会への出席などを含めまして、こういった検討が円滑かつ迅速に進められるよう、環境整備等に努めてまいりたいと考えています。

(問)今の静岡のリニアの件なのですけれども、大臣として、これ以上静岡県と東海の話し合いが進まないことで工事が遅れてしまうことによって、どれぐらい工事が遅れると目標としている27年の開業への遅れの影響が出る可能性があるのか、そういった見通しなどのお考えはありますでしょうか。
(答)先ほど申し上げましたように、リニア中央新幹線の静岡工区については、静岡県側から南アルプスを通過するトンネルによって大井川に水資源の確保について問題提起がされておりますので、この件について科学的知見に基づいて専門部会において検討が進められることが重要であると考えておりまして、工期の遅れ等については、まだそういったことを検討する状況にはないと承知しております。

(問)先日、日本航空あるいはスターフライヤーで、パイロットの飲酒の不祥事事案が発覚しました。
パイロット中心に規制を強めておると思うのですけれども、こうして不祥事が続いている状況について、対応あるいはお考えをお聞かせください。
(答)8月10日に日本航空の副操縦士が、翌11日のスターフライヤーの副操縦士が、乗務前の検査でアルコールが検知され、別の運航乗務員に交代する事案が発生いたしました。
いずれの事案も、乗務前のアルコール検査によりまして当該副操縦士の乗務は防ぐことができましたが、本年4月に全ての事業者にアルコール検査を義務付けた以降も、アルコールが検知される事案が連続して発生していることは、いまだに飲酒問題に対する意識が低いと言わざるを得ません。
特に日本航空におきましては、昨年10月の運航乗務員の飲酒に係る不適切事案を受けて12月に事業改善命令が発出され、再発防止の取組が行われている中、本年4月29日のアルコール検知事案に加えて、このような事案が発生したことは極めて遺憾であります。
国土交通省としましては、本事案を受けまして、両社に対して詳細な事実関係の調査及び再発防止策の策定を早急に報告するよう指示しており、今後、事実関係を確認のうえ、必要な措置を講じてまいりたいと考えております。

(問)関連でもう1点なのですけれども、規制強化をしている中で、こうして事案が止まらないという現状を踏まえて、先日、働き方と言いますか、パイロットの乗務時間の上限とか、休養時間とか、そういったものもガイドラインとして定めていると思うのですけれども、操縦士の働き方の環境の改善というもの、これが更に必要じゃないのかというお考えですか。
そのあたりをお聞かせください。
(事務方)御質問の件につきましては、操縦士の働き方の改善について航空局内で現在検討を進めておりまして、今後も引き続き、操縦士の環境改善について検討を進めてまいります。

(問)香港の方で市民のデモが長期化して、空港でも欠航が起きたり、日本発の飛行機にも影響が出ていますけれども、これについて大臣の受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。
(答)外交問題にも関わるので、私の口からはコメントはしにくいのですが、飛行機の運航は安全かつ円滑に行うことが望ましいことは言うまでもないことであります。