伊方発電所の異常通報連絡(2019年9月分)及び異常の原因と対策(2019年7月分他)について

2019/10/10  愛媛県  

更新日:2019年10月10日

伊方発電所の異常通報連絡(令和元年9月分)及び異常の原因と対策(令和元年7月分他)について

異常時通報連絡の公表文(様式1-2)

伊方発電所から通報連絡のあった異常について(令和元年9月分)

令和元年10月10日
原子力安全対策推進監
(内線2352)

1_令和元年9月に、安全協定に基づき四国電力(株)から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。

[通報連絡の概要]

県の公表区分

異常事項

通報

連絡

年月日

概要

管理

区域

該当

国へ

報告

備考

A

高圧注入ポンプ3Bの動作不能に係る運転上の制限の逸脱(3号機)

元年9月5日

3号機は通常運転中のところ、高圧注入ポンプ3Bの定期運転中に電動機の軸受部より白煙が発生したことを運転員が確認した。これにより、高圧注入ポンプ3Bを停止し、定期運転を中断した。
高圧注入ポンプ3Bの動作不能を判断したことから、保安規定に定める運転上の制限から逸脱した。
本事象による環境への放射能の影響はない。
消防署による現場確認の結果、火災でない旨の判断がなされた。
調査の結果、高圧注入ポンプ3B軸受潤滑油の圧抜き部の内部に油分の付着が確認されたことから、軸受部の油分がポンプの運転に伴い霧状となって圧抜き部から排出されたものであると判断し、ポンプの機能・性能に影響を与えるものではないことを確認した。
その後、高圧注入ポンプ3Bの潤滑油の分析、運転状態における異音、異臭、温度、振動等に異常がないことを確認のうえ、中断していた定期運転を再開し、正常に運転できることを確認した。定期運転が完了したことから、運転上の制限の逸脱から復帰し、通常状態に復旧した。

×

速報済

B 特定重大事故等対処施設に係る工事中の鉄筋の落下(3号機) 元年9月6日

伊方発電所3号機は定格熱出力一定運転中のところ、屋外で工事中の鉄筋が落下した事を四国電力社員が確認した。
本事象による負傷者はなく、プラント設備への影響及び環境への放射能の影響はない。

×

速報済

C 作業員の体調不良(共用)(外部サイトへリンク) 元年9月9日

伊方発電所屋外において、作業員1名が体調不良を訴えたため、協力会社の社有車にて病院に搬送したとの連絡を四国電力社員が受けた。
作業員の汚染、被ばくはない。
当該作業員は病院で診察を受けた結果、「熱中症」と診断された。
当該作業員は翌日出社した。

×

今回公表

2_外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はありませんでした。

原因と対策の報告の公表文(様式2)

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(令和元年7月分他)

令和元年10月10日
原子力安全対策推進監
(内線2352)

1_四国電力(株)から、令和元年7月他に発生した異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。

[報告書の概要]

県の公表区分

異常事項

発生

年月日

推定原因等

対策

C

送電線自動復旧装置の異常信号の発信(1,2号機)(外部サイトへリンク)

元年7月23日

1,2号機中央制御室に「AOS装置故障」の信号が発信したため、現場調査を行った結果、送電線自動復旧装置(以下「AOS装置」という。)「装置故障」の異常を示す表示及び同装置に取付けられている伊方北幹線1号線用再閉路ユニット「装置故障」の異常を示す表示を確認したことから、同装置を不使用とした。
このため、保修員にて伊方北幹線1号線用再閉路ユニット内を点検した結果、伊方北幹線1号線用再閉路ユニット内基板の異常を示す表示灯が点灯していることを確認したため、当該基板のリセット操作を実施したところ、「装置故障」表示が復帰した。
その後、メーカによる同装置の点検及び自動点検の動作状況を確認した結果、装置に異常は認められないことから、同装置を使用状態に戻し、その後の運転状況確認においても異常は認められないことから、正常である事を確認し、通常状態に復旧した。
今回、AOS装置の伊方北幹線1号線用再閉路ユニット内基板の異常を示す表示灯(常時監視のうち電源監視用)が点灯したが、信号リセット操作により消灯したこと、また、その後のメーカによる点検や運転状況(常時監視)及び自動点検において異常が認められないことから、本事象は、AOS装置の伊方北幹線1号線用再閉路ユニット内での一過性の要因により、「装置故障」の異常を示す信号が発信したものと推定する。

今回の事象は一過性の要因であり根本的な原因究明や対策は困難であるため、今後ともAOS装置の異常時の対応が適切にできるよう、万一当該装置が故障した場合はAOS装置を使用せず、必要に応じて運転員による手動操作にて対応する。なお、その対応を徹底するため、運転員へのマニュアルの再周知を行う。

B

格納容器スプレイポンプフルフロー止弁の操作不能(3号機)(外部サイトへリンク)

元年8月16日

通常運転中の伊方発電所3号機の原子炉補助建屋1階(管理区域内)において、格納容器スプレイポンプ3Aの定期運転のため、格納容器スプレイポンプテストラインの弁(以下「フルフロー止弁」という。)を操作していたところ、弁蓋と弁棒の隙間に弁誤操作防止用の鎖が噛み込み、フルフロー止弁の操作ができないことを保修員が確認した。
その後、フルフロー止弁に噛み込んだ鎖について工具を用いて外した後、フルフロー止弁の開閉操作を実施し、弁の機能に異常がないことを確認した。
現場操作者は弁の操作時に弁棒と鎖の接触状態を確認していないが、再現試験により、弁棒と鎖が接触した状態で弁操作を実施した場合、鎖が弁棒に絡まる可能性のあることが確認できた。このことから、今回、鎖を弁ヨーク部にぶら下げた時に鎖と弁棒が接触し、弁の開操作により鎖が弁蓋と弁棒の隙間に噛み込んだものと推定した。

(1)社内規定に「弁操作を行う際には、弁から鎖を完全に取り外したのち操作する。」を明記し、運転員に周知する。
(2)今回の事象を教訓とした資料を作成し、運転員の教育を実施する。

令和元年7月17日に発生した「空冷式非常用発電装置の不具合」、令和元年8月15日に発生した「復水脱塩装置の配管フランジ部からの水漏れ」、令和元年8月26日に発生した「純水装置の配管からの塩酸の漏えい」及び令和元年9月5日に発生した「高圧注入ポンプ3Bの動作不能に係る運転上の制限の逸脱」については、現在、四国電力(株)において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。

2_県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。

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お問い合わせ

県民環境部原子力安全対策推進監

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2352

ファックス番号:089-931-0888