視覚に障害を持つ方のために開発、Google マップの詳しい音声案内

2019/10/11  グーグル 合同会社 

視覚に障害を持つ方のために開発、Google マップの詳しい音声案内

2019年10月11日金曜日

最近、はじめての場所へ歩いて行った時のことを思い返してみてください。その場所に着くまでに、何本の通りを渡りましたか?どの交差点が一番複雑でしたか?どこで曲がるかをどのように調べましたか?今いる場所が正しくて迷子になっていないことをどのように確認しましたか?

次に、世界に 3,600 万人いる全盲、または 2 億 1,700 万人の中等度から重度の視覚障害者が、同じルートを歩いて移動する様子を想像してみてください。

東京在住の法定盲人に認定されているひとりの女性として、私はなじみのない場所を移動することがどれほど困難か身を持ってよく理解しています。毎日通る自宅から仕事場までのルートは熟知しているため、通勤は難しくはありません。一方、健常者による案内なしに、馴染みのない、まったく行ったことがない場所へ行くことには危険が伴います。そうした場合、友人に同行を頼むこともありますが、行くこと自体を諦める場合もあります。

視覚に障害を持つ方に向けて、日本語および英語のフルオーディオでもこのビデオをご覧いただけます。



視覚に障害を持つ方を支援する Google マップの詳しい音声案内

本日、「世界視力デー (World Sight Day)」にちなみ、公開する Google マップの新機能では、目的地まで徒歩で移動中に、より詳細な音声ガイダンスを聞くことができるようになりました。視覚に障害を持つ方に向けて開発をした初めての Google マップの機能です。東京オフィスでビジネスアナリストと勤務する私が、Google マップのチームと協力してこのプロジェクトに参加し、開発できたことを嬉しく思います。

この機能を活用することにより、私は東京の道を以前より安心して、そして自信を持ってナビゲーションすることができます。正しい道を進んでいるかどうかや、現在地の道路の名称や向かっている方角などを知らせる定期的な音声アナウンスが流れ、大きな道路に近づくと、気をつけて横断するように注意を喚起します。また、誤ってルートを離れてしまった場合、Google マップがルートを変更することを知らせてくれます。

この機能を使うことで、移動に神経を集中させる必要がなくなり、目的地ですることに思いを巡らせることもできます。健常者にとっては特別なことではないかもしれませんが、目が不自由な人や視力の弱い人にとっては、一人でも新しい場所を探索できるようになることを意味します。
すべての人に役立つ Google マップの開発

この Google マップの新機能が、より多くの人々になじみのないルートを歩く自信を与えてくれるよう願っています。すべての人に役立つ機能の開発は、Google のテーマの一つでもあります。

視覚に障害のあるユーザーにとって役立つ機能であることはもちろんですが、できるだけ画面を見ないで移動したい場合にもご活用いただけます。横断歩道やバスのアナウンスなどと同様に、誰もが活用できます。

詳しい音声案内の詳細な音声ガイダンスは、Android と iOS で本日よりご利用いただけます。この機能は、米国 (英語) と日本 (日本語) に対応しています。今後、より多くの言語や国への対応も予定しています。

この機能をオンにするには、Google マップの設定にから 「ナビ」を選択します。リスト下部の 「徒歩のオプション」 の下にある 「詳細な音声ガイダンス」オプションを有効にしてください。
Posted by 杉山若菜, Business Analyst, Online Partnerships Group

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