抗酸菌症治療薬に関するHsiri Therapeutics社との新たなライセンス契約の締結について

2019/10/11  塩野義製薬 株式会社 

2019 年 10 月 11 日

抗酸菌症治療薬に関するHsiri Therapeutics 社との
新たなライセンス契約の締結について


塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」または「当社」)は、このたび、Hsiri Therapeutics, Inc.(本社:米国ペンシルバニア州、CEO:William Claypool, M.D.、以下「Hsiri 社」)との間で抗酸菌症治療薬の共同研究に関する新たなライセンス契約を締結しましたので、お知らせいたします。

当社は2018 年 5 月 31 日に Hsiri 社との抗酸菌症治療薬の開発候補品の導入および共同研究契約の締結を発表しております2018 年 5 月 31 日のリリース。今回新たに締結する契約は、新規作用機序を有する抗酸菌治療薬の創出を目的とした共同研究に関するもので、現在遂行中の共同研究を補完して既存の抗酸菌症治療薬を上回る臨床効果を有する薬剤の創出が期待されます。当社は感染症領域の低分子創薬力を活かし、Hsiri 社との共同研究をさらに充実させていくことで中長期的に継続した抗酸菌症治療薬の創製をより強く推進してまいります。このたびの契約締結により、本共同研究から生じる抗酸菌症治療薬候補化合物の全世界における独占的開発・製造・販売権を当社が獲得いたします。当社は、契約締結に伴う一時金ならびに今後の開発進展などに応じたマイルストン、製品上市後の販売額に応じたロイヤリティーをHsiri社に支払います。

抗酸菌症は、抗酸菌(非結核性抗酸菌および結核菌)に感染することで起こる疾患です。抗酸菌症は近年、日本を含む先進国において患者数の増加が報告されています。既存の治療薬は治療期間が長く治療効果が十分ではないことから、効果の高い新薬の開発が期待されています。結核は世界三大感染症1の一つであり、全世界の新規患者は年間1,040 万人と報告されています2。近年、多剤耐性結核菌および超多剤耐性結核菌の出現が社会問題となっており、これらの結核菌に有効な治療薬の開発が期待されています。

塩野義製薬は「創薬型製薬企業として社会とともに成長し続ける」ことを経営目標として掲げた中期経営計画SGS2020 の中で、「世界を感染症の脅威から守る」を当社が取り組むべき社会課題の一つにあげております。当社はHsiri 社との提携を通じ、人々の健康を守るために必要な感染症治療薬を、世界中の患者さまのもとにいち早くお届けできるよう、引き続き努力してまいります。

1.HIV/エイズ、結核、マラリア
2.WHO: Global Tuberculosis Report 2017

以上

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塩野義製薬株式会社 広報部
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