愛知県いじめ問題調査委員会の調査結果について

2020/03/26  愛知県  

愛知県いじめ問題調査委員会の調査結果について

印刷用ページを表示する掲載日:2020年3月26日更新

2020年3月26日(木曜日)発表

愛知県いじめ問題調査委員会の調査結果について

愛知県内の私立高校で発生した、いじめ防止対策推進法に基づく重大事態について、学校の設置者が行った調査に対する愛知県いじめ問題調査委員会による再調査の結果がまとまりましたので、その概要を公表します。

1 事案の概要

愛知県内の私立中学校3年生(平成28年度当時)の夏休み中に、生徒の自宅に「学校に来るな」という内容を含む誹謗中傷と過去のいじめをほのめかす差出人不明の脅迫手紙が届いた。平成28年9月、中学校は、過去のいじめを含めて調査を開始し、中学2年生時にいじめがあったことを認知したが、手紙の差出人を特定するには至らなかった。
当該生徒は、こうした状況の中で通学していたが、平成29年3月以降、幻聴と思われる症状を訴えるようになり、同年4月、併設の高校に進学した後、1年の1学期に延べ31日欠席した。高校は、この欠席について、中学時代のいじめの影響による重大事態と判断し、同年9月、愛知県知事に報告した。
同年10月、中学校及び高校の設置者である学校法人は、外部の有識者からなる第三者委員会を設置し、調査を行い、令和元年7月、知事に第三者委員会の調査結果を報告した。

2 愛知県いじめ問題調査委員会について

いじめ防止対策推進法(平成25年法律第71号)の施行に伴い、愛知県では、「愛知県いじめ問題対策委員会及び愛知県いじめ問題調査委員会条例」を制定し、この条例に基づき、いじめによる重大事態への対処又は当該重大事態と同種の事態の発生を防止するために、学校の設置者又はその設置する学校が調査を行った結果について、知事による調査を行う機関として本委員会を設置している。

3 愛知県いじめ問題調査委員会の調査の経過

当該学校法人による第三者委員会からの報告を受け、令和元年10月から令和2年3月までに6回の委員会を開催し、調査報告書をとりまとめた。
なお、本事案については、特に、中学2年生時のいじめに対する初期対応や組織的対応が十分でなかったと考えられることから、中学時代のいじめへの対応について、重点的に調査を実施した。

4 検証結果等について

愛知県いじめ問題調査委員会は、学校の設置者が行った調査に関する、(1)調査のプロセスや方法、(2)調査の分析、(3)再発防止策について、国の基本方針等に基づいて、適切に行われたかどうかを検証し、次の項目について検証結果をとりまとめた。
(1)学校の設置者が行った調査のプロセス・方法
・ 本事案の発生時期
・ いじめの認識
・ 初期対応
・ 組織による対応
・ 組織の構成
・ 重大事態の発生報告及び調査開始の時期
・ 第三者委員会による調査
・ 本生徒への対応
(2)調査の分析
(3)学校における再発防止等のための取組み
・ 初期対応を機能させるための取組み
・ 被害生徒に寄り添い支える体制
・ 教員に対する研修
・ 生徒に対するいじめ防止教育

そして、今後の学校現場におけるいじめの未然防止や早期発見、重大事態が発生した場合の適切な対応に役立てるため、検証結果を踏まえ、次の項目について提言を行った。
・ いじめの正しい理解と認識
・ 情報共有と初期対応
・ 重大事態に対応する組織
・ いじめ防止等の取組み

5 今後の対応

同種の事態の発生防止に資するため、調査報告書の概要を県内の私立学校及び県立学校に情報提供していく。

添付資料

愛知県いじめ問題調査委員会調査報告書の概要 [PDFファイル/303KB]

問合せ

愛知県 県民文化局 県民生活部 学事振興課
宗教法人・学事グループ
担当:鈴木、宮﨑
電話:052-954-6185(ダイヤルイン)
内線:2463、2464
E-mail: gakuji@pref.aichi.lg.jp

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