狂犬病予防について

2020/05/22  大分県  

狂犬病予防について

Tweet 印刷用ページを表示する掲載日:2020年5月22日更新

○海外へ旅行する場合の注意

我が国においては昭和33年以降、動物における狂犬病の発生は認められていませんが、世界各地ではいまだ狂犬病の流行が続いています。
特に狂犬病の発生が多い国では、犬やキツネ、タヌキなどの動物とむやみに触れあわないようにしましょう。また、旅行先の国の狂犬病に関する情報を収集し、予防接種を行うなどの対策をとりましょう。
万が一旅行中に流行地域で犬等に咬まれた場合には現地医療機関を受診しましょう。平成18年に東南アジアを旅行中に、犬に咬まれた方2名が国内で発症して亡くなっています。
現地医療機関への受診を有無にかかわらず帰国時に検疫所(健康相談室)に相談しましょう。

○犬を飼っている方の注意

狂犬病の国内での発生・まん延を食い止めるため、国では水際の防疫体制を強化していますが、万が一狂犬病が発生しても、被害を大きくしないようにするため、飼い主は必ず登録・予防注射を実施しましょう。
また、犬の登録、注射の際に交付される「鑑札」と「注射済票」は飼い犬に装着しましょう。
違反すると、20万円以下の罰金に処される場合があります。

○ 犬の登録

お住まいの市町村役場に犬の登録をしてください。 万が一、狂犬病が発生した場合、早くに対策をとることができます。

○ 年1回の予防注射

狂犬病予防注射を毎年受けさせることで、狂犬病が発生した場合でも、飼い犬への感染及びまん延を防ぐことができます。
狂犬病予防注射は、毎年1回、4月1日から6月30日の間に受けて下さい。

狂犬病とは?

病原体

狂犬病ウイルス

感染動物すべての哺乳類(アジアでは犬が主な感染源)
感染経路通常は罹患動物による咬傷(咬み傷)の部位から、唾液に含まれるウイルスが侵入します。通常、ヒトからヒトに感染することはなく、感染した患者から感染が拡大することはありません。
ヒトに感染したときの症状発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感 → 不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状 → 昏睡(呼吸障害によりほぼ100%死亡)
潜伏期間通常1~3ヶ月程度、長い場合には1年以上の場合もある。
人に感染したときの治療方法発病後の有効な治療法はありません。
発症予防罹患動物に咬まれた場合の治療として、ワクチン接種などにより行います。
世界の発生状況

日本、豪州、英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて、全世界に分布

年間の死亡者数推計 5万9千人(WHO 2017年)

日本の発生状況
1953年1954年1955年1956年1957年以降
死亡者数3人1人0人0人発生なし(※1)
犬の発生数176頭98頭23頭6頭発生なし(※2)

※1 狂犬病発生地で犬に咬まれ帰国後発病、死亡した輸入症例が1970年1例 (ネパール)、2006年に2例(フィリピン)あります。

※2 1957年に猫での発生を最後に動物での発生はない。

狂犬病関連リンク

(1)-1 厚生労働省検疫所ホームページ FORTH 渡航者向け感染症情報 狂犬病

(1)-2 厚生労働省検疫所ホームページ 海外渡航のためのワクチン

(2) 動物由来感染症 狂犬病(厚生労働省)

(3) 国立感染症研究ホームページ 狂犬病

(4) WHOホームページ

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