「第61回 田宮賞」の表彰について

2020/06/30  株式会社 神戸製鋼所 

「第61回 田宮賞」の表彰について

2020年6月30日

株式会社神戸製鋼所

当社は、「第61回 田宮賞」の受賞案件を下記の通り選定いたしました。

「田宮賞」は、当社の第5代社長 田宮嘉右衛門※1の遺徳と事蹟を永く記念するため、当社およびグループ各社の中から会社の業績や社会に大きく貢献した技術・製品について、1960年以来表彰してきており、今年で61回目を迎えました。

今年は、全体で6件の推薦があり、これらの候補案件について本年2月27日に審査委員会を開催し、審議致しました。

尚、従来開催していた授賞式につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開催しないことといたしました。

当社は、田宮賞の表彰などを通じ、今後もグループ一丸となって事業基盤の強化、社会への貢献を果たしていきます。

1.金賞:
(株)神戸製鋼所 鉄鋼事業部門 加古川製鉄所 製鋼部※2020年4月1日より鉄鋼アルミ事業部門に改編
テーマ:鋼材事業の構造改革(上工程集約)における線条系製鋼設備(6号連鋳工場)の垂直立上げ
2013年5月に、神戸製鉄所(当時)の製銑・製鋼の工程を2017年10月末までに加古川製鉄所に集約することを公表した。神戸製鉄所で生産している小ロット多品種の線材・棒鋼の生産性やお客様が希望される品質を満足させるため、新規の製鋼設備を導入し、短期間での垂直立上げを実現した。また、配置転換予定者の事前習熟訓練を進めることで、計画通りに加古川製鉄所での粗鋼生産体制を整え、コスト競争力強化に大きく貢献した。
2-1.銀賞:
シンフォニアテクノロジー(株)
テーマ:半導体プロセスの微細化に対応したN2(窒素)パージシステムの開発
1999年より半導体製造の工程間搬送用装置を事業化している。半導体製造プロセスでは、微細化が課題であり、酸化などの品質影響への対策が必要とされている。その中でウエハ搬送容器内の酸素濃度や湿度を窒素によりコントロールするN2パージ式の容器搬送システムをいち早く開発し、世界的な半導体メーカーへの拡販に成功してきた。さらなる微細化を見据え、基盤自動搬送装置(EFEM)など他の搬送機器にもN2パージ式を展開する先行開発を行い、事業拡大を目指している。
2-2.銀賞:
コベルコ建機(株)
テーマ:ICT技術活用による建設機械事業の企業価値向上
コベルコ建機は油圧ショベルやクレーンの新車販売に加えて、修理や部品販売のアフターサービスや、レンタル業等ストックビジネスの拡大に取り組んできた。盗難などの防犯目的で開発した位置情報を発信する通信機能をキーとしたICT技術を活用することで、アフターサービスの充実による売上増、また債権保全を確実にする保証安全性の向上により、お客様の満足度も向上させることができた。
2-3.銀賞:
神鋼造機(株)
テーマ:移動電源車の新用途開拓における事業拡大
神鋼造機は1963年に日本で初めて移動電源車を製造して以来、近年の東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、台風15号19号での大停電にもその有効性を発揮している。さらに、災害時のニーズに対する新たな活用方法の提案や災害復電時の新機能の強化を進め、平常時においても電源車を有効活用できるよう新用途を検討してきた。これらの活動は民間企業や自治体などのさらなる利用に繋がり、社会的貢献を果たしつつ事業の拡大が期待できる。
3-1.銅賞:
(株)神戸製鋼所 人事労政部
テーマ:子育てサポート企業としてプラチナくるみんの認定を取得(日本鉄鋼連盟会員企業で初)
次世代支援対策推進法では仕事と子育ての両立を図るための行動計画の策定が企業に義務付けられている。当社においても、第1次~第4次行動計画の中で目標を策定、取組みを実行し、両立がしやすくなる環境を整えた。その結果、2012・2015年度に「くるみん」の認定を、2019年度に日本鉄鋼連盟会員企業初となる「プラチナくるみん」の認定を受けた。これらにより、企業イメージ・企業価値の向上が期待でき、公共調達における等級格付での加点評価が可能となった。
3-2.銅賞:
(株)神戸製鋼所 IT企画部/コベルコシステム(株)
テーマ:サイバーセキュリティ対策での神鋼グループへの貢献
企業活動の妨害や詐取を狙った「サイバー攻撃」が問題となっている。神鋼グループでも対策をしてきたが、2017年にセキュリティ事案が顕在化し、大きな課題となった。サイバー攻撃はネットワーク経由で拡大することから、海外を含む神鋼グループ全体での対策が必要であった。IT企画部とコベルコシステムが共同で対応を行い、先進的なレベルまで引き上げることができた。

※1 田宮嘉右衛門(明治8年生~昭和34年没)について
当社の生みの親にあたる合名会社鈴木商店に入社し、同社が1905年に小林製鋼所を買収し「神戸製鋼所」に改めた際に、支配人に就任した。その後、1911年に(株)神戸製鋼所が発足した時、常務取締役に就任し、1934年から1945年まで第五代目の社長を務めた当社育ての親である。

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