Deutsche Telekom社とSAP、わずか50日の開発期間で コロナ警告アプリの提供を開始

2020/06/30  SAPジャパン 株式会社 

Deutsche Telekom社とSAP、わずか50日の開発期間で コロナ警告アプリの提供を開始

June 30, 2020 by SAP News

(本リリースは、6月17日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)は、ドイツ政府の依頼を受け、わずか50日で開発したコロナ警告アプリ「Corona-Warn-App」の提供を開始しました。このアプリは、6月15日にApple社のApp StoreとGoogle Playストアでのダウンロードが開始されました。

これまでのダウンロード回数は600万回を超えています。このアプリは、SAPとDeutsche Telekom社、およびその他のパートナーとの緊密な協力の下で開発されました。開発はオープンソースで進められ、プログラムコードは開発プラットフォームのGitHub上で常時一般公開されていました。

10万9,000人を超える訪問者がコードを閲覧し、およそ7,250人のコミュニティおよびプロジェクトメンバーが参加しました。コロナ警告アプリは、ドイツ政府の依頼を受け、ドイツで立ち上げられた過去最大のオープンソースプロジェクトになりました。

Deutsche Telekom社が新たに編成したT-Systems社の「デジタルソリューション」ユニットとSAPは、COVID-19パンデミックの感染経路を断ち切るプロセスをデジタル化しました。これにより、感染の可能性が検出された場合には潜在的な接触者に警告し、スマートフォンから研究室へと情報を伝えることができます。

開発で重視されたのは、運用、データ保護、ホットラインの技術サポートに関するユーザーエクスペリエンスの最適化でした。ドイツ政府の依頼を受けて開発されたコロナ警告アプリは、Apple社とGoogle社が提供するExposure Notification Frameworkの最新仕様に基づいてヨーロッパで最初に開発されたアプリの1つです。AndroidスマートフォンとiPhoneのユーザーは、このアプリを各自のデバイスにおいて、ほかのアプリに影響を与えずにバックグラウンドで実行できるため、お気に入りのアプリの使用を中断する必要はありません。

特にデータ保護とセキュリティに関しては、連邦電子情報保安局(BSI)およびFederal Commissioner for Data Protection and Freedom of Informationなどの主要な公的機関との非常に緊密な連携が図られました。このアプリでは氏名、年齢、住所などのユーザーの個人データは要求されず、所在地も記録されません。2台のスマートフォンが一定時間接近していると、ランダムに生成されたコードのみが渡されます。各コードは所有者のスマートフォンのみに保存されます。コードは暗号化されているため、デバイスを特定することはできません。

BSIによると、ソースコードの品質は高いと考えられています。開発チームはソフトウェアアーキテクチャー、プログラミングスタイル、ソフトウェアセキュリティについて、一般に受け入れられている「ベストプラクティス」に準拠しました。オープンソースの開発プロセスにおいてBSIによって特定された重大な脆弱性は、すべて早急に解消されました。

プライバシー要件の遵守
Nuremberg Institute for Market Decisionsによると、ドイツ人にとってコロナ追跡アプリの最も重要な特性は、非中央集権型で参加が任意であり、ユーザーを特定できないことです。Deutsche Telekom社とSAPがドイツ政府の依頼を受けて開発したコロナ警告アプリは、これらの要件を満たしています。両社は、COVID-19パンデミックとの戦いにおいてプライバシーの保護を求める人々の要望に応えるデジタルソリューションを共同で開発しました。

最高レベルでのコラボレーションを示す素晴らしい事例
T-Systems社のCEOを務めるアデル・アルサーレハ(Adel al-Saleh)氏は次のように述べています。「コロナ警告アプリによって、困難な状況下においても、『メイド・イン・ドイツ』のデジタルソリューションを何百万人もの個人ユーザー向けに迅速かつ安全に共同開発できることを示すことができました」

SAPのエグゼクティブ・ボード・メンバーで最高技術責任者を務めるユルゲン・ミュラー(Juergen Mueller)は次のように述べています。「プロジェクトチームは非常に緊密に連携し、コロナウイルスの感染拡大の抑止につながるアプリを驚くべき短期間で開発しました。オープンソースプラットフォームのGitHub上での活動は、ドイツのソフトウェアエンジニアリング文化が活気に満ち溢れていることを見事に示しています。今後は、できるだけ多くの人々にこのアプリを利用していただくことが重要になります」

以上

SAPについて
SAPはインテリジェントエンタープライズを基盤とするエクスペリエンス企業として、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、44万以上の企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com

Copyright (C) 2020 SAP SE or an SAP affiliate company. All rights reserved.

SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

関連業界