TDKとUhnder社、自律型プラットフォームのデジタル画像処理レーダーを駆使してトップクラスのローカライゼーションを実現

2021/01/11  TDK 株式会社 

ニュースセンター | プレスリリース

TDKとUhnder社、自律型プラットフォームのデジタル画像処理レーダーを駆使してトップクラスのローカライゼーションを実現

2021年1月11日

TDK株式会社(TSE: 6762)はこの度、慣性航法ソフトウェア業界で評価の高いTDKグループ企業のTrusted Positioning Inc.(TPI)と、デジタルレーダー技術業界屈指の実力企業Uhnder社がパートナーシップを結ぶことを発表いたします。TPIとUhnder社のパートナーシップは、Uhnder社が提供するソフトウェアで定義・制御するデジタルレーダーセンサとTPIのAUTOポジショニングソフトウェアを使って業界随一の精度とパフォーマンスのリファレンスデザインを開発するためのものです。この統合ソリューションによって、あらゆる天候や照明条件といった環境的影響がある中で、GNSSではうまくいかない市街地などでもカメラやLIDARのlane-levelのポジショニング精度を発揮します。

TPIは、慣性センサ、GNSS、レーダーを統合するセンサフュージョンに通じた業界トップクラスのエンジニアリングチームを擁する企業です。 これまでも十数年間、非常に難しいとされた位置特定の問題を解決してきた実績があります。

Uhnder社の画期的な完全デジタル4Dソフトウェアによる画像処理レーダー技術はデジタル符号変調(DCM: Digital Code Modulation)を用いてアナログ周波数変調を置換します。 革新的な特許出願中のアーキテクチャにより、他社にはまねできない角度分解能と干渉除去を可能にします。Uhnder社のDCM活用によってハイコントラスト解像度(HCR: High Contrast Resolution)を可能にすることで、特に遠距離で従来のレーダーセンサでは検出できなかった、並置されたオブジェクトの問題を解決できるようになりました。自律型システムにトップクラスのレーダーを必要とするお客様の中では、Uhnder社のチップやシステムソリューションを求める声がますます高まっています。

「Uhnder社の画像処理レーダーを用いることで、弊社は自社が誇るポジショニングアルゴリズムを応用して、従来のレーダーでは不可能だった非常に優れた精度のソリューションをお客様に提供出来るようになります。自律型プラットフォームは、あらゆる環境で、一切妥協することのない精度、信頼性、一貫性を必要とします。異なる周波数スペクトル内で動作するレーダーセンサーは、ポジショニングの整合性のためにカメラとLIDARを補完する新しい知覚インプットとされてきましたが、実装されたイメージングレーダーはほとんどありませんでした。弊社のAUTOソフトウェアと統合されたUhnder社のレーダーセンサは、これを実現する初のシステムです」と、TPI社代表取締役のChris Goodallは語ります。

Uhnderのテクノロジープラットフォームは、TDKのコーポレートベンチャーキャピタル部門であるTDKベンチャーズに感銘を与えました。 「TDKVenturesは、デジタルイメージングRadar on Chip(RoC)ソリューションの先駆的な可能性を認識し、TPIとの継続的な関与を超える段階的な戦略的学習の可能性を特定し、Uhnderの最近のシリーズC資金調達ラウンドに参加しました」とTDK Venturesの投資ディレクターAndrewMaywahは述べています

「TPI社が誇るアルゴリズムを、トップクラスのハイコントラスト解像度を可能にするUhnder独自のDCM技術を組み合わせて、これまでには成し得なかったローカライゼーション精度を実現します。両社が提供する技術を組み合わせることで、未来の自律走行車に必要となるポジショニングの精度レベルを提供します」と、Uhnder社のチップ担当バイスプレジデントを務めるMax Libermanは述べています。

Uhnder社とTPIの間に締結するこのパートナーシップにより、エンドカスタマーはUhnder社のレーダーにTPI社のAUTOソフトウェアのリファレンスデザインを活用し、環境に左右されないlane-levelでのポジショニング精度を得られることから、製品の迅速なマーケットリリースを可能とします。

TDK株式会社について

TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2020年3月期の売上は約1兆3000億円で、従業員総数は全世界で約107,000人です。

Trusted Positioning Inc.について

Trusted Positioning Inc.は、数十年にわたり最も難しい位置特定の課題の数々を解決してきた世界的なイノベーターのチームを母体としています。チームはカナダのカルガリーに拠点を置き、慣性航法、動力学、地磁気による位置特定、GNSS、BLE、Wi-Fi、その他のワイヤレス測位技術の専門家で構成されています。

Uhnder社について

Uhnder社はレーダーの従来のアナログ変調をデジタル符号変調(DCM: Digital Code Modulation)に置換させる技術を提供する業界屈指の企業です。Uhnder社が現在特許出願中の技術により、複雑なユースケースでこれまで以上に正確な結果を実現し、「自律型」を可能にします。同社の革新技術をもって認識ベースのソリューションを見直し、さらに向上したパフォーマンスと省スペース・省エネ型ソリューションを提供します。Uhnder社は本社をアメリカ・オースティンに置き、Manju HegdeとCurtis Davisが2015年に創業。デジタルレーダーチップおよびシステムを提供する、ピュアプレイのレーダーサプライヤーです。 Uhnder社について詳しくは、同社ウェブサイト(https://www.uhnder.com/)をご覧ください。

TDK Venturesについて

TDK Venturesは、基礎材料技術、エネルギー/電力、そしてベンチャーキャピタルポートフォリオで特にあまり取り上げられない関連領域における革新技術の強化に注力するベンチャー企業に投資を行っています。TDK株式会社の完全子会社として2019年に創業。TDK Venturesのビジョンは、ヘルスケア、次世代輸送、ロボティクス、AR/MRやIoTなどの分野における「デジタルトランスフォーメーション」と「エネルギートランスフォーメーション」という大きな市場変革を取り込んで推進することにあります。TDK Venturesは、技術的な専門知識を提供しまたTDK株式会社がカバーするグローバル市場へのアクセスを可能にすることで、有望なベンチャー企業を支援および共同投資をしています。ベンチャー企業や投資パートナーからの投資等のご相談については、TDK Venturesウェブサイト(www.tdk-ventures.com)をご覧いただくか、または contact@tdk-ventures.com 宛てにメールにて直接お問い合わせください。

ダウンロード

報道関係者の問い合わせ先

担当者 所属 電話番号 Email Address
大須賀 TDK株式会社
広報グループ
+81 3 6778-1055 pr@jp.tdk.com

関連業界

情報・通信業界のニュース