フィリピン国内海底ケーブルシステムの共同建設に向けた海洋調査の実施について

2021/02/19  株式会社 アイ・ピー・エス 

2021 年2月 19 日

株式会社アイ・ピー・エス

フィリピン国内海底ケーブルシステムの共同建設に向けた海洋調査の実施について

当社は、本日開催の取締役会において、当社連結子会社の InfiniVAN, Inc.を通じて、下記のとおりフィリピンの通信事業者2社と共同にてルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島を結ぶフィリピン国内海底ケーブルシステムの建設に必要な海洋調査を本格的に実施することを決定いたしましたので、お知らせいたします。



1.フィリピン国内海底ケーブルシステム建設の理由

当社では、フィリピンと香港・シンガポールを結ぶ国際海底ケーブル(C2C 回線)の商用提供を昨年 10 月に開始し、主要販売先との契約を完了いたしました。フィリピンの通信環境を改善するためには、次のステップとしてルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島を結ぶ海底ケーブルを建設し、国内の各地域を結ぶ安定したネットワークを構築することが求められます。 当社グループでは、当該海底ケーブルをフィリピンの通信事業者に提供するとともに、現在敷設しているミンダナオ島の光ファイバー回線との連携によりミンダナオ島の通信トラフィックを C2C 回線経由で海外に運ぶことなどフィリピンの通信環境の改善を図ることで、当社グループの通信事業の拡大を計画しております。

完成した際には、当社グループが提供するブロードバンドサービスのフィリピン国内での人口カバー率は 96%に達する見込みです。フィリピンの経済成長および社会安定の実現においてブロードバンドサービスの重要性は高まっており、当社は積極的な貢献を果たす所存です。

2.フィリピン国内海底ケーブルシステムの概要

(1) 建設の形態

InfiniVAN, Inc.は、フィリピン国内の通信事業者2社と共同でフィリピン海底ケーブルシステムの建設を計画しております。共同で建設する通信事業者2社の企業名については、相手先からの強い要請により公表を差し控えさせていただきますが、競合関係にある企業との共同事業によりフィリピン国内通信網を構築する初の大型案件となります。

共同建設を行う通信事業者との間には、回線の仕入・提供等の取引関係があるだけで、資本関係・人的関係はなく、関連当事者には該当いたしません。当該プロジェクトは、InfiniVAN, Inc.からの呼びかけによって実現いたしました。日本の技術を採用した高品質の回線を敷設するため、KDDI 子会社の国際ケーブル・シップ株式会社が敷設を行います。

(2) 投資規模

工事区間は 24 区間を予定し、総投資額は約 120 百万ドル(約 12,480 百万円)を見込んでおります。負担割合は三社均等とし、当社グループでは、その3分の1を負担する予定であり、自己資金及び金融機関からの借入により充当する予定です。

3.その他

フィリピン国内海底ケーブルシステムの完成は 2022 年8月を予定しており、サービス提供に必要な陸上部分の回線や伝送装置などへの投資も予定しております。海底ケーブルの敷設は日本の業者により実施し、高品質の海底通信網を構築いたします。

今後、共同建設に向けた合意を3社間で行う予定になっております。

4.今後の見通し

本件は、中長期的に当社グループの業績及び企業価値の向上に資するものと考えておりますが、 2021 年3月期の当社連結業績に与える影響につきましては 軽微であります。

また、今後、お知らせすべき重大な事象が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。

以上

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