介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」最新モデルの改良に「Future Care Lab in Japan」が協力

2021/09/14  SOMPOホールディングス 株式会社 

2021年9月14日

SOMPOホールディングス株式会社
SOMPOケア株式会社

介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」最新モデルの改良に
「Future Care Lab in Japan」が協力


SOMPOホールディングス株式会社(東京都新宿区/グループCEO執行役社長 櫻田 謙悟、以下、「SOMPOホールディングス」)とSOMPOケア株式会社(東京都品川区/代表取締役社長 遠藤 健、以下、「SOMPOケア」)は、2019年2月に「人間」と「テクノロジー」の共生による新しい介護のあり方を創造するプロジェクト「Future Care Lab in Japan」を始動し、開設した研究所(以下、「ラボ」)において国内外の最新テクノロジーの実証などを行っています。このたびラボは、エア・ウォーター株式会社(大阪府大阪市中央区/代表取締役会長 CEO 豊田 喜久夫、以下、「エア・ウォーター」)が製造・販売する介護用シャワー入浴装置「美浴び あ み(NB2500)」(以下、「美浴」)のリクライニングチェア改良に協力し、完成した商品が本日、販売開始になりましたのでお知らせします。

1. 背景・目的

現在、介護現場の業務効率化・省力化を目的に、ICTや介護ロボットなどのテクノロジーを駆使した技術の開発が進み、活用も広がりつつあります。

SOMPOケアでは、2019年から「美浴」を介護付きホーム8施設に導入しており、ご利用者および現場職員から好評を得ています。一方で、ラボでは導入したテクノロジーに関して現場から使用感などをヒアリングしており、「美浴」の改良をすることで、ご利用者の快適性、職員の利便性のさらなる向上が、期待できることがわかってきました。そこでラボとエア・ウォーターとの間で意見交換を重ね、2020年6月から本格的に改良に向けた協力体制を敷き、開発・実証に取り組むことになりました。

2. 概要

(1)介護用シャワー入浴装置「美浴(NB2500)」について

独自のドーム構造により身体の露出を減らし、ご利用者のプライバシーに配慮しながら、ミストシャワーによるサウナ効果で身体をしっかり温め、上質な入浴感を演出するリクライニング式シャワー入浴装置です。お湯を貯める必要がないため、ご利用者は溺れる心配なく、心地よく快適に入浴できます。加えて、通常は2名体制で行う特殊浴槽での入浴介助が1名で実施できるため、介助者の負担軽減も実現しています。

商品についてはこちらからご確認ください。
https://site.awi.co.jp/product/viami/nb2500.html

(2)リクライニングチェアの主な改良点

「リクライニングチェアから立ち上がりにくいご利用者がいる」というSOMPOケアの現場職員の声に基づき、改良に着手しました。SOMPOケアの理学療法士や介護福祉士の専門意見を取り入れた試作機をつくり、ラボで実証を重ね、ご利用者だけではなく職員も安心・安全に使える商品への改良を目指しました。

①シートマットの改良
着座時に、シートマットのU字空間部に臀部が落ちて態勢を崩してしまうご利用者がいたため、空間部のサイズを狭め、安定した姿勢を保てるようにしました。

※測定場所により若干寸法が変わります。

②レッグサポートの改良

レッグサポートが一定の角度で固定されていることにより、ご利用者が介助なしで立ち上がることが困難な構造であったため、立ち上がる際に足を引き、安全に立ち上がることができるよう収納式に改良しました。

3.今後について

Future Care Lab in Japanでは、多くの介護現場で活用できるテクノロジーの実証評価・開発・改良を進めていくとともに、導入後のテクノロジーにおいても、本事例のようにご利用者や現場職員の声を反映させた製品開発や改良を行っていきます。今後も社会課題の解決に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://www.sompo-hd.com/-/media/hd/files/news/2021/20210914_1.pdf?la=ja-JP

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