京阪グループ 気候変動対応アクションプラン「BIOSTYLE環境アクション2030」を策定します

2022/05/11  京阪ホールディングス 株式会社 

2022 年 5 月 1 1 日

京阪グループ気候変動対応アクションプラン
「BIOSTYLE環境アクション2030 」を策定します


〇 「 2050 年度の CО ₂ 排出量実質ゼロを目指して、
〇2 030 年度 の CО₂ 排出量 4 6 %削減 2 013 年度比) 」 を目標 に 設定 します
〇「BIOSTYLEPROJECT」 を推進し 、 環境ビジネスを創出しやすい風土を醸成 します

京阪ホールディングス株式会社本社:大阪市中央区、社長:石丸昌宏 および京阪 グループ各社では、2030 年までにより良い世界を目指すSDGsの達成に貢献するべ く「 BIOSTYLE PROJECT 」に取り組んでいます。 指針のひとつに「 GOOD for E arth (地球に 良い か) 」を掲げ、 環境や地球に良い取り組みを 打ち出してきました。 今般 、 京阪グループでは、 京阪グループ全社を対象に、目標年次を 2030年度として、 京阪グループ 気候変動対応アクションプラン 「 BIOSTYLE環境アクション2030 」を 策定 しました。 アクションプランの推進 を通じて 、 温室効果ガスの削減、廃棄物 の削減 ・水資源の有効利用 をはじめとする環境課題 に積極的に取り組み 、 とりわ け CО₂ 排出量の削減 については数値目標 を設定し、着実に 推進 して まいります。

〈C O ₂ 排出量 に関する数値目標 〉「2050 年度の CO ₂ 排出量実質ゼロを目指して、2030年度 の CO ₂ 排出量 46 削減 2013 年度比) 」

京阪グループでは、2 014 年から「楽しみながら、健康的で良いものを自分らしく取り入れるライフスタイル」 「 BIOSTYLE 」 を提案し、 2020 年からは「 BIOSTYLE 」 「京阪版 SDGs 」と位置づけ て 、 「 BIOSTYLE PROJECT 」に 取り組んでいます。

「BIOSTYLE環境アクション2030 」 策定にあたり、同プロジェクトにおける評価指標 にも CО₂ 排出 削減量を加え、グループ 各社で環境ビジネス を 創出 しやすい風土 を醸成します 。また、 環境経営を推進する体制を強化し、脱炭素をはじめとした 環境課題 に取り組んでま いります 。

詳細は以下のとおりです。

Ⅰ.「BIOSTYLE環境アクション2030」について

京阪グループでは、「BIOSTYLE」=「楽しみながら、健康的で良いものを自分らしく取り入れる
ライフスタイル」を2014 年から提案。その後「BIOSTYLE」を「京阪版SDGs」と位置づけ、持
続可能な社会に貢献できる商品・サービス、事業を創り上げることを目指してきました。私たちは、環境
課題についても、引き続きこの枠組みのなかでグループをあげて取り組みます。とりわけ気候変動対応に
ついては、世界的な課題であり、事業継続のためにもCО₂排出量の削減が重要な経営課題であるという認
識のもと最優先で取り組んでまいります。

※京阪グループでは、2021 年に「京阪グループ環境方針」を定め、①温室効果ガスの削減、②廃棄物の削減・水資源の有
効利用を重点項目とし、グループ全体で環境経営を推進しています。「BIOSTYLE環境アクション2030」で
は、この方針に則り、2030 年をゴールとする具体的なアクションを定めます。

1.数値目標の設定

(1)CO₂排出量削減目標
温室効果ガスのうちCО₂排出量の削減について具体的な数値目標とロードマップを定め、着実に目標を達成してまいります。
【CO₂排出量削減目標】
「2050 年度のCO₂排出量実質ゼロを目指して、2030 年度のCO₂排出量46%削減(2013 年度比)」

※CО₂排出量削減目標は、省エネ法定期報告の対象となる特定事業者9 社(京阪ホールディングス㈱、京阪電気鉄道㈱、京阪バス㈱、京阪建物㈱、㈱京阪流通システムズ、㈱京阪百貨店、㈱京阪ザ・ストア、㈱ホテル京阪、京阪ホテルズ&リゾーツ㈱)のCО₂排出量(Scope1、Scope2)を対象としています。2013 年度の同9 社の排出量は261,134t でした。

(2) 主な取り組み
主な取り組み
エネルギー使用量の削減
■ お客さまの志向の変化に対応したダイヤ編成
■ 営業店舗・事務所等における省エネのさらなる推進
■ エネルギーマネジメント強化によるエネルギー効率の向上
CO₂排出量抑制に資する設備投資
■ 省エネルギー車両、電気バスの導入
■ 環境配慮型建物(グリーンビルディング・ZEB/ZEH)への取組み
■ 保有施設の照明の100%LED 化
■ 空調・ガス等の設備更新
クリーンエネルギーの利用
■ 再生可能エネルギーの購入
■ カーボンオフセットの実施検討
■ 自社施設や敷地を活用した太陽光発電の導入検討
脱炭素ビジネスの創出・地域連携による次世代のまちづくり
■ 脱炭素社会で選ばれる商品・サービス、事業の創出
(BIOSTYLE PROJECTのさらなる推進)
■ 沿線自治体との連携

【(取り組み事例)省エネルギー車両・電気バスの導入】
京阪電気鉄道㈱では、省エネルギー車両13000 系の導入を進めています。13000 系は従来車両(2600系)に比べ、走行時の使用電力を約35%削減できます。2020 年度から2021 年度にかけて新たに6 編成導入し、現在20 編成(計113 両)を運行しています。また、京阪バス㈱では、2021 年12 月より京都市内で運行する路線バス「ステーションループバス」の全車両に電気バスを導入しました。今回の電気バス導入によるCО₂排出量削減効果は155t/年と試算しており、今後も順次導入してまいります。

【(取り組み事例)沿線自治体との連携】
当社は、「BIOSTYLE環境アクション2030」策定にあたり、枚方市が推進する脱炭素に取り組むモデル事業「ネット・ゼロシティ Hirakata style」への協力等、包括連携協定の内容を発展させ「持続可能な地域社会の実現に向けた包括連携協定」を締結します。詳しくは、本日リリースの「枚方市と京阪ホールディングスが『持続可能な地域社会の実現に向けた包括連携協定』を締結します」をご参照ください。

(3)気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同表明について
当社は、本日付けで気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言への賛同を表明し、その枠組みに沿った情報を開示しました。詳しくは、本日リリースの「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同表明及び情報開示について」をご参照ください。当社は、気候変動に関する財務情報開示を積極的に進めていくという TCFD 提言の趣旨に賛同し、当社グループの事業に影響を及ぼすリスクや機会を評価するとともに、気候関連のシナリオ分析や戦略策定を進め、4 要素(「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」)の情報開示に努めます。

2.廃棄物の削減・水資源の有効利用など

「BIOSTYLE環境アクション2030」では、廃棄物の削減・水資源の有効利用にも取り組みます。廃棄物量と水使用量をグループ全体で管理し環境負荷低減に努めるほか、リサイクルの推進など、グループ各社の具体的施策を共有し、取り組みの拡大に努めます。

Ⅱ.目標達成に向けたガバナンス体制の整備について

「BIOSTYLE環境アクション2030」策定にあたり、2022 年1 月には「気候変動対応タスクフォース」を立ち上げるとともに、2022 年7 月に現在の「京阪グループCSR 委員会」を「サステナビリティ委員会」に改称する等、体制を再整備し、脱炭素(削減目標設定・進捗管理、TCFD の枠組みに沿った開示の充実検討等)、廃棄物削減、水資源有効利用などの環境課題への対応を取り進めてまいります。

SDGs を実現するライフスタイルを提案する京阪グループの「BIOSTYLE PROJECT」について健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGsの達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開し、お客さまにご提案しています。

規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、“人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現”に貢献するため、京阪グループにできうる様々な活動を推進していきます。

▶ 「BIOSTYLE PROJECT」について詳しくはこちら https://www.keihan-holdings.co.jp/business/BIOSTYLE/

以 上

2022 年7 月以降の体制図

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