UMI3号脱炭素投資事業有限責任組合への出資について-「特定投資業務」を活用した、脱炭素分野のベンチャー企業等を投資対象とするベンチャーファンドへの出資-

2023/01/30  株式会社 日本政策投資銀行 

UMI3号脱炭素投資事業有限責任組合への出資について-「特定投資業務」を活用した、脱炭素分野のベンチャー企業等を投資対象とするベンチャーファンドへの出資-

2023/01/30

  • 投資
  • 関東・甲信

株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、ユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:木場祥介、以下「UMI」という。)が組成するUMI3号脱炭素投資事業有限責任組合(以下「UMI脱炭素ファンド」という。)に対し、投資家として参画いたしました。

UMIは、2015年10月に設立された素材・化学特化型のベンチャーキャピタルです。これまで、3つのベンチャーファンドを通じて素材・化学産業のベンチャー企業にリスクマネーを供給するとともに、ベンチャー企業と大企業との連携促進を図ってきました。

UMI脱炭素ファンドは、UMIが新たに設立した、素材・化学技術に立脚する脱炭素分野のベンチャー企業等を投資対象とする分野特化型ファンドです。投資家として素材・化学産業以外の事業会社も募集することで、産業を超えたイノベーションの創出を目指しています。

DBJは、本件に関し、投資先の脱炭素関連ベンチャー企業が、UMIのノウハウの活用や我が国におけるカーボンニュートラル社会実現に向けた大企業とのオープンイノベーション等を実現することにより、国内企業の競争力強化及びスタートアップ・エコシステムの活性化に寄与することから、「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注2)」を活用することといたしました。

DBJは、「特定投資業務」を通じ、今後ともイノベーション創出や競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

<UMI脱炭素ファンドの概要>

名称 UMI3号脱炭素投資事業有限責任組合
結成日 2023年1月1日
ファンド総額 1,710百万円(初回クロージング、2024年3月末まで募集継続予定)
無限責任組合員 UMI3脱炭素有限責任事業組合
有限責任組合員 山九株式会社、三洋貿易株式会社、清水建設株式会社、神鋼商事株式会社、DBJ(初回クロージング時点)

<UMIの概要>

会社名 ユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社
本社所在地 東京都中央区築地1丁目12番22号
代表者 代表取締役 木場 祥介
設立 2015年10月6日


(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。

【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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