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青森県平川市で漆の植林をしました

2023/05/30  株式会社 タケエイ 

2023 年5月 30 日
株式会社タケエイ

青森県平川市で漆の植林をしました

当社子会社の株式会社津軽バイオマスエナジー(以下「津軽 BE」、青森県平川市)は、津軽バイオチップ株式会社(以下「津軽 BC」、同)、株式会社きりん(以下「きりん」、同)と協同で、津軽 BE が平成 29 年に取得した平川市内に所有する山林のうち約1ha を皆伐して、約 350 本/年の植林活動を3年サイクルで実施することとなり、5 月 29 日に第 1 回の漆の植樹祭を開催いたしました。

植樹祭当日は、好天に恵まれ、150 本の漆の苗木を無事に植えることができました。また、地元ご出身の防衛大臣政務官木村次郎様、青森県議会議員大澤敏彦様、同工藤貴弘様、平川市議会議員葛西勇人様、青森県中南地域県民局林業振興課、平川市農林課、平川市農業委員会、青森県森林組合連合会、有限会社白川林産、青森県漆器協同組合連合会、今こん漆器工房など、多くの方々にご参加いただきました。

漆は、落葉広葉樹のウルシの木の幹に傷をつけてにじみ出る樹液で、素材の腐朽を防ぎ、優れた耐熱性や耐酸性を備えることから、古くから生活資材や美術工芸品に使用されてきましたが、近年は国内生産量が減少しております。参考:林野庁「漆のはなし」津軽 BE では、植林後7~10 年(3年間)に樹液を採取して地元の津軽塗伝統工芸士会、美術工芸社各社へ販売し、樹液を採取した後の漆は伐採してバイオマス発電燃料とする過程を繰り返すことにより、森林の健全な育成と管理に努めます。そして、TRE グループの一員として、地元の自治体、森林組合等の皆様のお力をお借りし、「林」業分野と「福」祉分野が連携して両分野の課題を解決していく『林福連携』で、地域の SDGs 達成に貢献してまいります。

・津軽 BE と津軽 BC について

津軽 BE は、津軽地方の森林から発生する間伐材や、りんごの剪定枝を発電燃料として有効活用する木質バイオマス発電所です。発電した電気を平川市内の全小中学校や公共施設へ供給するなど、再生可能エネルギーの地産地消を実現しています。また津軽 BC は、当社子会社の株式会社タケエイ及び地元森林事業者によって設立された間伐材等をチップ化する事業者で、製造した木質チップを隣接する津軽 BE に供給しています。

・きりんの里について

きりんが運営する平川市内の B 型就労支援施設※で、活動の一つとして伝統工芸品「津軽塗」に欠かせない漆の苗木育成と、漆山を所有してその管理を行うことで、漆の地元生産を通じて伝統工芸の維持・継承と就労支援を図ることを活動の一つとしています。

※B 型就労支援施設:一般企業に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行う施設(参考:厚生労働省)

以上

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