水素エネルギー社会実現に向けた液化水素用オープンラック式気化器における共同開発契約を締結

2023/07/06  住友精密工業 株式会社 

2023 年 7 月 6 日

岩谷産業株式会社
住友精密工業株式会社

水素エネルギー社会実現に向けた液化水素用
オープンラック式気化器における共同開発契約を締結

岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:間島寬、資本金:350 億円)と住友精密工業株式会社(本社:兵庫・東京、社長:髙橋秀彰、資本金:103 億 11 百万円)は、水素エネルギー社会実現に向けた革新的な水素供給システムを構築するために、液化水素用オープンラック式気化器※の共同開発契約を締結しました。

岩谷産業は発電等の大量需要を想定した大容量水素供給システムを検討しており、その主要機器となる大型の液化水素気化器の開発が必須となっております。住友精密工業では半世紀にわたる大容量LNG 気化器の製造経験を活かし、液化水素気化器の技術開発の検討を行っておりました。

岩谷産業が今まで培ってきた液化水素の取り扱いに関する技術や知見と、住友精密工業の製品開発力および低温液化ガスの気化技術や知見を合わせることで、水素エネルギー社会の実現に向けて貢献していきます。

※液化水素用オープンラック式気化器
多数の伝熱管(スターフィンチューブ)を並べたパネルの外面に海水を流すことにより、内部の液化水素を気化させる方式です。この方式はLNG 気化器として、長年にわたり各所で採用されております。外部熱源として海水を使用するため運転経費が経済的で、運転監視や保守点検が容易な構造であることなど、この種の気化装置のなかでも卓越した信頼性と安全性を有しています。

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